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たかが“じんましん”は危険!子どもや家族がじんましんに困ったら・・・?

コラム 子育て・教育

たかが“じんましん”は危険!子どもや家族がじんましんに困ったら・・・?

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2015.9.14

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たかが“じんましん”は危険!子どもや家族がじんましんに困ったら・・・?


疲れたりしていると、ヒフがぷくっと腫れて、かゆみを伴う蕁麻疹が出やすい、という方は多いと思います。しかし、中には重度のアレルギー反応の場合もあることをご存知でしたか?特に自分で症状を伝えることができない小さな子どもの蕁麻疹は、大人が注意深く観察してあげることが重要だったのです。


じんましんの定義


じんましんとは赤みやヒフのむくみ、腫れた皮疹が出現する疾患で多くの場合は痒みを伴う一過性に収まるものです。皮疹は24時間以内に消えて色素沈着、角質の剥げ落ち(落屑)を伴わないものとされます。


かゆみ発生のメカニズム


ヒフ・血管周囲・粘膜周辺に広く分布するマスト細胞(肥満細胞)という細胞内に蓄えられているヒスタミンが何らかの刺激によって破裂し中のヒスタミンが放出されることで毛細血管が拡張したり血管内から血液の成分の一部が漏れ出し皮疹や局所の腫れ、神経が刺激されて痒みが出ることが主なメカニズムと考えられています。


マスト細胞を刺激する


13のファクター
1.感染(細菌、ウイルス、寄生虫、ヘリコバクターピロリ菌など)
2.疲労
3.ストレス
4.自己免疫
5.アトピー性皮膚炎
6.食品中の保存料や人工着色料などの食品添加物
7.サバやマグロなどに多いとされるヒスタミン
8.アレルギーの元となる食べ物
9.薬物の一部(鎮痛解熱剤や血圧系の薬のうちアンギオテンシン受容体拮抗薬といわれるものやアンギオテンシン変換酵素阻害薬といわれるもの、造影剤などが比較的多い)
10.膠原病
11.寒冷や温熱などの物理的刺激
12.日光
13.その他の疾患
などと、幅広いため原因を特定することは容易ではありません。そのため、原因不明といわれてしまうことも、しばしばあります。


重症か否か、その見極め方


じんましんは全身のアレルギー疾患の一部として発症するケースもありますので、時に重篤な症状を併発することがあります。以下の症状がじんましんとともに、あらわれた際は、全身管理ができる医療機関での治療が必要な場合があります。

<重症なケースで生じる症状>
・呼吸困難や喘息のような呼吸音
・喉の腫れに伴う、嚥下困難や声枯れ
・顔や唇、瞼などのむくみがある場合


医師からのアドバイス


もし、じんましんが発症した場合は、「喉がむず痒くないか」、「呼吸は苦しくないか」、よく観察することが大切です。これは、ご家族、特にお子さんに発症されたときも、親御さんがよく、上記の点について注意深く見守ってあげる必要があるでしょう。
病院では、主に抗ヒスタミン薬での治療を行い、重症の場合は、より強力なお薬や呼吸管理で治療します。 いっぽう、アレルギーが生じる原因が明確な場合は、それらを避けることが不可欠です。





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