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凍結胚移植と授乳

専門医Q&A 女性の健康

凍結胚移植と授乳

2012.9.13

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ローズさん(33歳)

卵管閉塞のため一人目をIVFで授かり、その際に胚盤胞を凍結しています。
二人目治療の再開にあたっては、凍結胚盤胞がありますので採卵の必要はありません。

現在は夜間授乳のみ続けている状態ですが、プロラクチン値は正常に戻りました。
一度プレマリンとプラノバールのホルモン補充で5BBの胚盤胞を戻しましたが、妊娠に至りませんでした。
授乳をしているとプロラクチン値が上昇して、着床阻害や流産につながるという話を聞きますが、値として正常値の範囲であれば着床には影響ないのでしょうか?

希望としては、妊娠成立が確認できるまでは授乳を続けたいです。
妊娠した場合は流産リスクを考えて断乳する予定です。
このまま夜間授乳を続けて卒乳を待ちながら移植も続けるか、卒乳または断乳完了してから治療を再開するか、悩んでいます。
アドバイスいただけますと幸いです。


お話を伺った先生のご紹介

小田隆司 先生 (三宅医院 生殖医療センター)


■専門■
・生殖医療
・婦人科内視鏡手術
・婦人科腫瘍

■略歴■
平成 6年3月 川崎医大卒業
平成10年7月 鳥取市立病院
平成12年7月 川崎医科大学付属病院
平成19年4月 三宅医院産婦人科副部長
平成20年4月 三宅医院 生殖医療センター長

不妊に悩む患者様の立場に立った医療を提供できればと考えています。
よろしくお願い致します。



≫ 三宅医院 生殖医療センター

ローズさんは2010年に採取し培養された胚盤胞を確保され、現在1人目のお子さんの子育て中で次の妊娠まで授乳を継続していきたいとのこと。
元々、プロラクチンは乳腺発育を促し乳汁分泌を促すホルモンで、これらが高値であると排卵が抑制されることが知られています。

胚盤胞が確保されている現段階のローズさんにとって排卵は絶対必要とするものではないため授乳希望があればある程度可能と考えます。
主治医と相談し、ホルモン補充周期での融解胚移植を検討されてみてはいかがでしょう。


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