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初めて移植したのですが

専門医Q&A 女性の健康

初めて移植したのですが

「着床のために無理に食事はとってはいます。やはりこの時期にこのような体調不良では着床や妊娠は難しいでしょうか?」

2014.4.25

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CARRYさん(41歳)


こんにちは。
4月23日に受精卵グレード1を1個移植致しました。
内膜厚さも14cmほどで問題ありませんでした。
24日の夜から激しい偏頭痛と嘔吐で体調がすぐれません。
産婦人科から指定された頭痛薬を救急病院で処方してもらって服用いたしました。
もらっている薬や坐薬の副作用にしては症状がでるのが遅いので副作用ではないと産婦人科からは言われています。
現状、頭痛は少し残っているのですがましにはなっています。
ただ胸がむかついて食欲がありません。
着床のために無理に食事はとってはいます。
やはりこの時期にこのような体調不良では着床や妊娠は
難しいでしょうか?
アバウトでもけっこうですので教えて頂けると幸いです。
よろしくお願いします。




お話を伺った先生のご紹介

秋山芳晃 先生 (秋山レディースクリニック)


当院は1965年より産婦人科および小児科の診療を行い微力ながら地域医療に貢献すべく努力してまいりました。
2003年2月からは特に産婦人科診療に力を入れるためにレディースクリニック部門を開設いたしました。
月経痛・月経不順・性行為感染症・更年期障害・生活習慣病・婦人科がん検診などの従来行っていた診療はもちろんのこと、子宮内膜症・不妊症・不育症(習慣流産)などの領域に対しても専門的な知識や最新の技術を用いた診療を行っていきたいと思っております。
担当医は、東京慈恵会医科大学元講師。1987年に東京慈恵会医科大学を卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院・国立大蔵病院(現国立成育医療センター)などに勤務し、婦人科がんから周産期管理まで様々な臨床経験を積んでまいりました。また特に不妊症・不育症は専門分野として長年、研究や臨床にたずさわってまいりました。
このような経験を生かし、一人でも多くの患者様を救っていけるように努力してまいります。是非一度ご相談ください。
経歴
東京慈恵会医科大学元講師
1987年 東京慈恵会医科大学 卒業
東京慈恵会医科大学付属病院・国立大蔵病院(現国立成育医療センター)などに勤務
2003年秋山レディースクリニック 院長就任


≫ 秋山レディースクリニック




もし新鮮胚移植周期で戻されて、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)などを起こしていたら腹痛や腹部膨満感、嘔吐などの症状が出るかもしれません。
また、飲まれているお薬が原因で不調を起こすことも。黄体ホルモン剤(CARRYさんが飲まれているルトラールや膣座薬もそうだと思います)の使用で、軽度の腹痛や腹部膨満感、倦怠感、むくみなどが生じたり、同じく服用されている抗生剤(ピクシリン)で胃粘膜が荒れれば嘔吐や胃痛などの症状が出ることがあります。
さらに、子宮収縮抑制剤(リトドリン)によって動悸、指のふるえ、頭痛、めまい、嘔気などを起こす可能性があり、これは開始直後から現れることもあります。しかしながら、それらの症状が直ちに妊娠率を下げるというものではないように思われます。
CARRYさんの場合は症状が出たのが遅いので、担当医の先生がおっしゃるように薬の副作用ではないのかもしれません。風邪ぎみだったり、初めての移植による緊張やストレスから来ていることも考えられますね。
食欲がないようなら無理して食事をとらなくてもいいのでは。どうしてもつらい時は横になるなどして体をいたわり、安らかなお気持ちで結果を待っていただきたいですね。





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