HOME > 妊活 > 黄体期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!
HOME > 妊活 > 黄体期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

黄体期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

コラム 妊活

黄体期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

治療で使われる用語をドクターにわかりやすく解説いただきました。

2020.10.23

あとで読む

※2020年8月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn」の記事です。


黄体期


卵巣周期における排卵から次の月経開始までを黄体期といいます。
排卵期のLHサージによって、卵胞の内面を覆う顆粒膜細胞やその外側にある莢膜細胞の黄体化が始まり、同時にプロゲステロンとエストロゲンを分泌するようになります。これらの性ホルモンにより子宮は分泌期となり、子宮内膜は分泌腺や血管が発達して胚の着床に適した状態となります。黄体は妊娠が成立しなければ退縮し、最終的には白体となります。また、同時にプロゲステロンの分泌が減るため、子宮内膜の脱落(月経)が起きます。
この時期はプロゲステロンの影響で基礎体温が上昇するだけではなく、便秘やめまい、動悸などが生じることがあります。また、月経前症候群の誘因としてプロゲステロンが指摘されています。
黄体機能不全は、黄体がうまく働かずプロゲステロン分泌が障害された状態で、着床障害の一因となります。基礎体温の高温相の期間が短かったり低下したりしていることからわかることがあります。


お話を伺った先生のご紹介

藤原 敏博 先生(フェニックスアートクリニック)


東京大学医学部卒業。山王病院リプロダクション・婦人科内視鏡治療センター・センター長、国際医療福祉大学臨床医学研究センター大学院教授、東京大学医学部附属病院女性診療科・産科講師・周産母子診療部IVFセンター長を歴任。2018年9月フェニックスアートクリニック院長に就任。


≫ フェニックスアートクリニック

出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn
≫ 掲載記事一覧はこちら


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top