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卵子の老化の原因は?

不妊の大きな原因の一つ、卵子老化や精子老化が起こる理由としてミトコンドリアの減少(細胞老化)が注目されています。

ミトコンドリアは人のあらゆる細胞の中に住んでいて、人の生命活動に必要なエネルギーのうち90%を産生しています。その重さは体重の10%。50kgの女性なら5kgものミトコンドリアが全身の細胞の中に存在し24時間、休みなくエネルギー産生を行っています。(ミドリムシとは全く関係ありません。)

心臓や肝臓など24時間休みなく、激しく働く臓器には他の細胞よりもたくさんのミトコンドリアが存在します。その心臓や肝臓よりもさらに多くのミトコンドリアがいると言われるのが卵子です。

直径0.1mmの受精卵。この胚の分割に必要なエネルギーを産生するのが卵子のミトコンドリアです。卵子(母親)のミトコンドリアだけが、赤ちゃんに受け継がれ成長していきます。このように、卵子の質の向上と分割、子供の成長と全ての過程に母親のミトコンドリアは重要な役割を果たしているのです。

ミトコンドリアはエネルギーを産生する時に糖と酸素を使います。特に酸素を使ってエネルギーを作ったあとには、活性酸素を細胞の中に吐き出し、その活性酸素によって自らを傷つけ死滅してしまいます。

そのミトコンドリアのエネルギーの素になり、さらに活性酸素からミトコンドリアを守る役割もする物質が、コエンザイムQ10なのです。

還元型でも酸化型でもない、吸収型コエンザイムQ10。妊活中には欠かせないコエンザイムQ10。体内への吸収をドラスティックに向上させた吸収型コエンザイムQ10が、妊活カップルに寄与することとは。

これからは「細胞の酸化」に鈍感では妊活とは言えない。真剣に取り組むなら吸収率と抗酸化でサプリメントは選択するべき

吸収型COQ10開発メーカー
株式会社シクロケム寺尾社長インタビュー

寺尾社長

寺尾社長

プロフィール 寺尾啓二(てらお けいじ)
工学博士
神戸大学大学院医学研究科 客員教授
神戸女子大学健康福祉学部 客員教授
日本シクロデキストリン学会理事
日本シクロデキストリン工業界副会長
専門分野:有機合成化学
趣味:テニス


松村恭子

松村恭子

聞き手 不妊カウンセラー 松村恭子
日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー
TCカラーセラピスト


寺尾社長インタビュートップ

卵子や精子とミトコンドリアの関係が注目されています

松村 : 近年、コエンザイムQ10といえば、不妊に悩みのある方にとっては、ミトコンドリアとの関係性がパッと思い浮かびます。ミトコンドリア活性と抗酸化ですね。

寺尾 : はい、例えばCOQ10が、不妊に関連して効果があるかどうか。女性の卵子の問題だけではなく、男性の精子に対しても。そういったところとミトコンドリアは全て関係しています。そこにCOQ10が深く関与していることは確かです。全てミトコンドリアで話が出来ます。

松村 : COQ10のことを分かりやすく教えてくださいますか?

寺尾 : COQ10には、酸化型、還元型があります。細胞内のミトコンドリアでATPというエネルギーを作るところで働くのが、酸化型(ユビキノン)です。

ミトコンドリアのエネルギー産生を助け、ミトコンドリアの命をつなぐコエンザイムQ10

体には絶対必要。でも食事からは摂りにくい成分。

寺尾 : 酸化型COQ10はエネルギー作りのために働くと、還元型COQ10になり、還元型になると活性酸素を消去してまた酸化型になる。糖と脂肪が酸素と反応する酸化反応に関与するのが酸化型。ここでCOQ10はエネルギー産生の役に立って、相手を酸化させると自分は還元型に変換します。エネルギーを作る役割を終えると還元型(ユビキノール)に変化するわけです。

松村 : ということは、サプリメントで酸化型、還元型のどちらを摂っても同じ、ということでしょうか?

寺尾 : 還元型は先に活性酸素を消去して酸化型になる。この連鎖を繰り返しますので、最初のところで抗酸化に働くということが違いです。あとは同じです。

寺尾社長インタビュ1

酸化型と還元型のCOQ10。
どちらも同じ脂溶性。体に吸収されにくいのが最大の問題です。

大切な事は、酸化型か還元型かではなく、体に吸収されるかどうかです

松村 : 酸化型、還元型のどちらも体に吸収されにくいのでしょうか?

寺尾 : 問題は酸化型か、還元型かではなく体に吸収されるかどうかです。COQ10はもともと脂溶性と言って水に溶けにくくて、脂に溶けやすい性質です。ビタミンEなども同じ脂溶性ですね。たくさん摂っても体にはほとんど吸収されません。150mgの酸化型COQ10を飲んで、体に吸収される量はほんの1mg程度じゃないでしょうか。還元型はもう少し多いとおもいます。

松村 : たったそれだけしか吸収しないのですか?

原末COQ10

原末COQ10

寺尾 : はい。しません。脂溶性のCOQ10は、小腸液に入れるとダマになってCOQ10同士がくっついてしまいます。これでは、吸収されません。1分子、1分子バラバラにしておかないと体には吸収されませんから。これが、今までのCOQ10の最大の難問。どうやって体に吸収させるかです。


この吸収の問題を大きく前進させたのが、吸収型(包接型)COQ10です。
吸収率は酸化型のなんと18倍

グラフ

シクロカプセル化

寺尾 : これを解決するために酸化型のコエンザイムQ10とγ-シクロデキストリンを包接する技術を使います。包接とはγ-シクロデキストリンのカプセルの中にコエンザイムQ10を詰めて小腸まで運ぶ技術です。
小腸液の中で、胆汁酸とγ-シクロデキストリンが出会うと、包んでいたコエンザイムQ10を外に出して、胆汁酸を加えるんです。つまり、このシクロカプセル化コエンザイムQ10、コエンザイムQ10γ-シクロデキストリン包接体のほうが、非常に身体の中に入りやすいという、そういうメカニズムなんです。

これからは「細胞の酸化」に鈍感では妊活とは言えない。真剣に取り組むなら吸収率と抗酸化でサプリメントは選択するべき

松村 : ミトコンドリアのこと、コエンザイムQ10のこと、抗酸化、エネルギー産生のこと。どれも非常に大切な事なので、正確に理解する努力が必要ですね。イメージや噂を鵜呑みにしないで、自ら勉強する事姿勢が大事だということが非常によく理解できたインタビューでした。

寺尾社長ありがとうございました。


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