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温経湯と当帰芍薬散
スタスタさん(30歳)温経湯と当帰芍薬散はどちらも体を温める漢方だと思っているのですが、どう違うのでしょうか? 不妊の場合は、どちらが向いているのでしょうか? 古村滋子 先生 (漢方の健伸堂薬局) 今日の高度生殖医療の進歩はめざましく、今や「卵の核移植」まで進み、今後いかなる状況になるのかは未知の世界です。 その影で、高度生殖医療を受けながらも希望が叶えられず不安と焦りと苛立たしさを抱え、「もう漢方しかない」「最後に漢方でも」との思いを込めて漢方薬に一筋の光を求める方が多くおられます。 「漢方薬とはどういうものなのか?」「周期調節法とはどのようなものなのか?」「興味はあるが聞く機会がない!」との声を受け、当特集では、漢方薬を使った周期調節法をわかりやすくご紹介していきます。 鍼灸も含めた漢方を自分のライフワークと決めて40年。小さなミクロの世界から1つの生命体に進化して、この世に生まれてくる生命。その神秘の世界に感動しつつ、「新しい生命の誕生」に感涙する家族の姿に心打たれ、この仕事に携われる喜びを感じています。 赤ちゃんを授かりたいと願う方たちを応援する「命を繋ぐ」仕事を、皆様とともに築いていきたいと思います。 ≫ 漢方の健伸堂薬局スタスタさん、こんにちは。 ご質問にお答えします。 1)温経湯と当帰芍薬散 温経湯と当帰芍薬散の共通の生薬は当帰・芍薬・川きゅうです。 これらが共通の作用で補血・活血作用がありますので、冷え症と血液循環不良による貧血に使われます。 2)違いは 当帰芍薬散では茯苓・白朮・沢瀉がこのお薬の特徴になります。 これらは主に利水・去湿作用がありますので、上腹部の震水音や下肢の浮腫(むくみ)などの水毒症状に適用されます。 また虚証の無気力、倦怠感がある方のに使われます。 温経湯の方は呉茱萸・半夏・麦門冬・生姜各・人参・桂枝・阿膠・牡丹皮・甘草が入っています。 牡丹皮と麦門冬は燥証の熱症に、半夏と生姜は脾胃の水毒に、人参は脾胃の虚寒に、呉茱萸は水毒の動揺を抑える。桂枝は気の上昇を抑え、阿膠は気血水のバランスを取り、甘草は諸薬の調和を図ります。 従いまして、当帰芍薬散ではみられない熱証・燥証の手掌煩熱、皮膚枯燥などの症状が出てきたり冷えによる下痢の症状が出てきたり、気・血・水のバランスが崩れやすい症状に適応されます。 不妊の場合は当帰芍薬散や温経湯も使われますが、やはり体質をみながら症状に合わせて服用いただくことになりますので、お一人お一人が違うお薬になるかと思います。 どちらを使うかは専門の薬剤師に症状をお話ししてご相談くださいね。
2012.4.10
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方やお灸で目に見える結果はでますか?
灸子さん(5歳)漢方薬やお灸を試して一年くらい(試していた期間)になります。漢方薬は、二年前くらいにも試しましたが、胃が荒れたため無理でした。漢方薬は副作用がないなんていうのは、嘘だなーと思いました。私の回りでも飲みだして胃が痛いという人いました。しかも、あまり結果も得られませんでした。 お灸も試してみました。行っているところには、雑誌かなにかの切り抜きを貼っていて、このお灸をしたら体外をした半分以上が陽性でしたという記事がありました。 期待して行ったけど、空砲続きです。 そこで伺いたいのですが、漢方薬やお灸を始めてから目に見える効果は得られるのでしょうか。 それは、たとえばどのような効果なのでしょうか。 また、今通っているお灸は不妊専門でお腹のみしかしません。せんねん灸です。やはりよもぎの方が効果はあるのでしょうか? 水野裕章 先生 (北斗鍼灸院) ~不妊治療、ベビ待ちでお悩みの方へ~ 専門病院だけで、なかなか成果が出ない方、専門病院には行ってはいないけど悩んでいる方、立ち止まっていないで当院に来て下さい。 2011年9月14日現在不妊治療の患者様の通因数は、70人を超えています。 西は浜松、東は富士方面からも来院されています。 県内では、おそらく鍼灸院として一番不妊治療の患者様が多いです。 当院の考えは、東洋医学にこだわらず西洋医学と上手に手を組み専門病院で治療を受けられている方は、その成果が十分に引き出せるような治療を提供し又、まだ専門病院へは行かれていない方の場合専門病院での診察、治療の必要性を少しずつ患者様にお伝えし検査だけでもちゃんとした病院でしてもらいその上で、患者様と一緒にどのような治療がベストかを考えながら治療をしていくと言う考えです。 その他、特に日常生活の改善にも力を入れています。 ≫ 北斗鍼灸院はじめまして、静岡県焼津市の北斗鍼灸院 院長の水野です。 当院では、鍼灸治療の効果は結構出ています。 漢方薬についてはわかりませんが、当院では鍼灸治療によりSFHの改善、今まで専門病 院だけの治療で結果が出なかった方が妊娠、出産、ホルモン値が正常になるなど様々 な変化が出ています。 >このお灸をしたら体外をした半分以上が陽性でしたという記事がありました。 よくある話ですが、本当ならば通院しているうちにそのような内容が他の患者さんと 先生との話から聞こえてくるのがわかると思います。 当院では、こんな変化が合った、無事に着床した、胎嚢確認できた、心拍確認できた、 卒業できたなどいろいろな話がよく治療室の中で聞こえます。 書かれている事を、うのみにするのは危険ですのでおかしいと思われたら専門の鍼灸 治療をやってくれる所へ行かれてください。 お灸だけでなく、鍼灸治療をやってくれるところをおすすめします。 どうか、よい鍼灸院が見つかりますよう心よりお祈りいたします。
2012.4.6
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方やお灸で目に見える結果はでますか?
灸子さん(5歳)漢方薬やお灸を試して一年くらい(試していた期間)になります。漢方薬は、二年前くらいにも試しましたが、胃が荒れたため無理でした。漢方薬は副作用がないなんていうのは、嘘だなーと思いました。私の回りでも飲みだして胃が痛いという人いました。しかも、あまり結果も得られませんでした。 お灸も試してみました。行っているところには、雑誌かなにかの切り抜きを貼っていて、このお灸をしたら体外をした半分以上が陽性でしたという記事がありました。 期待して行ったけど、空砲続きです。 そこで伺いたいのですが、漢方薬やお灸を始めてから目に見える効果は得られるのでしょうか。 それは、たとえばどのような効果なのでしょうか。 また、今通っているお灸は不妊専門でお腹のみしかしません。せんねん灸です。やはりよもぎの方が効果はあるのでしょうか? 神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館) 当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。 当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。 ≫ 鍼灸治療室 翠明館はじめまして、灸子さん。 翠明館治療室の神薗といいます。 漢方やお灸を続けて、効果を感じることができるかとのことですが、 ケースバイケースですが、効果を実感することはできます。 漢方を2年続けて、胃の調子が悪くなってしまったようですが、 どのような漢方を服用されていたかわかりませんが、 補気薬が多く入っている漢方の場合は、胃に負担がかかりますので 胃腸の弱い方は、胃腸の調子が悪くなってしまい場合があります。 また、煎じ薬の場合は、成分が強いことがありますので、 そのことで胃腸に負担がかかってしまうバアモあります。 エキス剤という、粉状になった漢方でも、複数の漢方を 同時に服用していた場合などは、かぶってしまう生薬があり やはり全体的な量が多くなりますので、胃腸の弱い方は 負担になってしまうかもしれません。 胃腸症状が出る場合は、必ず量を調整したり、漢方の種類を 変えたりすることで、胃腸症状が出ず、効果を実感することが できます。 具体的には、どのような症状によって変わってきますが、 女性の場合は、生理痛が軽くなるとか、経血の色が綺麗になるとか PMSの症状が軽減するなどがあります。その他、冷えの改善 疲労の改善、肩こりや頭痛などの改善があります。 お灸についても、同じような効果を実感することできます。 現在通っていらっしゃる治療院では、お腹のみに知慮をしている とこのとですが、当院では、頭の先から、腕、足、背腰部、腹部に 治療をしています。 これは、鍼灸師の治療に対する考え方が反映されますので、 どこを治療ポイントとするのは、その鍼灸師によって変わってきます。 ですので、どこにするのが一番効果的かというのは 一概には言えませんが、もし灸子さんが、効果を実感されていない のであれば、その治療は合っていない可能性があるので 他の治療院の治療を受けてみてはいかがでしょう。 漢方も鍼灸治療も、西洋医学の治療も、どうしても 自分の体に合う合わないというのがあります。 ですので、効果を感じられないと思ったら どのような治療方法に限らず、変えてみることが必要でしょう。 灸子さんに相応しい治療院が見つかることを お祈りしています。
2012.4.6
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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おりものが多いことが気になります
あくびさん(34歳)高プロラクチン血症と診断されたことはないですが、以前に2回受けた検査では29と21という高めの数値が出ています。 担当の不妊治療の先生は、きちんと排卵している場合はプロラクチニの数値を気にしない方だったので薬を飲んだりはしていません。 高温期への移行に時間がかかることや排卵期以外のおりものが多いのを漢方や鍼灸で改善したいと思っております。 野口藤子 先生 (漢方のサツマ薬局) 不妊専門カウンセラー 子宝が授かるために、西洋・東洋の垣根を越え、「妊娠」そして「元気な赤ちゃんを授る」ことを最終目的として一緒に頑張っていきたいと思います。 西洋医学の不妊治療で精神的、身体的にもおつかれになったご夫婦も大勢いらっしゃいます。 ぜひ、ご相談下さい。 「不妊」の問題は、友達に相談する事はできるでしょうか? なかなか相談しにくい・・・という方が多いのではないでしょうか。 また、相談しても正しい不妊の知識で教えてくれる友人というのは、なかなかいないというのが現状です。 噂やインターネット上の知識に惑わされて、かえって不安になる事もあります。 漢方などは、体質によって効いたり効かなかったりします。 当店では、漢方アドバイザーや漢方カウンセラーが対応いたします。 まずは、自分のご不安を整理するために、カウンセラーにご相談されてみてはいかがですか? 自分自身でも意識していない生活習慣で、不妊になっている方もいます。 良かれと思ってやっていた事が原因だったりする事もあります。 お客様の顔色や髪、舌(舌診)、などを直接見させていただいたうえ、血流計で測定もいたしますので、ぜひ直接ご来店いただく事をお薦めします。 そしてお客様にあった漢方薬や健康食品をご提案させていただきます。 もちろん、病院で不妊治療をされている方でもご安心してご相談下さい。 病院の治療を否定するような事はございませんし、たくさんの方が病院と併用されていらっしゃいます。 お客様お一人に対し約1時間ほどお時間をお取りしております。 人に話す事によって、頭や心の中が整理される事もあります。 ゆっくり相談されて、心の荷物を下ろしてみてはいかがでしょう。 ※お一人様にしっかり時間を費やすため、予約制となっております。 ・日本統合医療学会会員 ・補完医療協会会員 薬剤師 野口藤子 漢方アドバイザー小室敏美 漢方アドバイザー 新井誠子 ≫ 漢方のサツマ薬局体温の上下変動が激しい、月経が止まりづらい、めまいや立ちくらみをおこしやすい、肌が乾燥しやすいなどから体の血液量が少ない「血虚」になっているようです。 また、体温の上下変動が激しい、のぼせやほてりがあることから、自律神経が乱れ、気のめぐりがスムーズではない「気虚」にもなっているようです。 さらに冷えと血液不足とストレスから「瘀血」となり、腹腔内トラブルが生じやすくなっています。あくびさんが気になっている、排卵日以外のおりものが多いのは「脾」「腎」の冷えが強いか細菌感染の可能性があると思います。 西洋医学と東洋医学である漢方を統合して、「先天の気」が弱い方は「後天の気」を強くしていくことで、妊娠しやすい、妊娠が維持できる母体づくりをしていきます。 検査でどのような結果が出ても、子宝を授かるためには、男性50%、女性50%と、両方の力が必要だと、治療を続けていていつも感じています。 不妊治療にほとんどの方がストレスを感じます。そんなときほど、夫婦で手をつないで寝ましょう。夫婦愛を感じることは気のめぐりを良くしますし、ホルモン分泌もしやすくなりますよ。 まずは日常生活の改善をしましょう。早寝、早起きをして、規則正しい毎日を過ごします。血液やホルモンは夜につくられるので、早寝はとても大切です。 刺激物、嗜好食は血に良くないといわれ、むくみが出やすくなります。和食(できれば玄米)中心にしましょう。和食はカロリーオーバーが防げるし、血の減量となるミネラル分が補給しやすいのです。さらに血の減量となる、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質を、どちらもバランスよく摂取します。納豆など大豆の発酵食品は消化吸収が良いのでおすすめです。 「三陰交」という足の内側のくるぶしから指4本くらい上にあるツボや「血海」という膝のお皿の内側から指3本くらい上にあるツボにお灸したり、カイロなどで温めると、血液のめぐりが良くなります。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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卵子ができやすく、着床しやすい体を目指したい
いきょさん(30歳)足腰にだるさを感じて足が冷えてなかなか寝付けませんが、普段は靴下は履かないようにしています。 月経前はイライラして怒りっぽくなります。 また、気分が落ち込みやすくもなります。 これから体外受精をひかえているので、漢方で卵子ができやすく着床しやすい体を目指したいと思っています。 竹内 聡 先生 (漢方の本陣薬局) 薬剤師 国際中医専門員A級レベル 不妊カウンセラー 日本薬局協励会、日本薬局専門同志会、生態防御研究会などで自然医学を学び、日本中医薬研究会で中医学を中国中医師のもとで9年近く学んだ後、 2004年7月、中国政府認定国際中医専門員A級レベル資格取得。 同時に不妊カウンセラー学会にて、不妊婦人病の西洋医学知識を学び、2007年6月「NPO法人不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー」の資格を取得。 日本中医薬研究会不妊専門部会に所属し、不妊周期調節法の大家夏桂成老中医に師事。年1回中国南京中医薬大学付属病院で研修、日本、中国で不妊周期調節法の剣山を重ねている。 ≫ 漢方の本陣薬局何より心配なのが、実年齢よりも卵巣の年齢が老化しているかもしれないことです。妊娠力と深くかかわっているのが西洋医学でいうところの「卵巣力」です。周期が短い、体外受精での採卵数が少ない、性欲が無い、初潮年齢が遅いことなどは、卵巣力が弱いことを表す指標となり、卵巣の老化が進んでいる可能性もあります。 卵巣力を東洋医学では腎精と考えます。腎精が弱い原因はさまざま。生まれつき腎精が弱い場合もありますし、腎精が充実するために必要な肝、心、脾、肺の状態が悪くて弱くなる場合もあります。 下痢しやすく月経量が少ないことから、脾が弱く、気血の不足が考えられます。 月経前の精神的な不調は、肝の気の流れがとどこおっているためで、口の渇きもそれが原因かもしれません。気の流れの悪さ、冷えなどは、血の流れを悪くする原因となり月経痛につながります。以上すべてのことが腎精を弱くし、卵巣年齢を老化させます。 足の裏は腎や子宮の大切なツボがあり、なるべく冷やさないようにすることが大切です。 普段靴下を履かないそうですが、日中はやはり靴下を履いたほうがいいでしょう。また、ストレス解消も大切です。毎日少しでもいいので、リラックスできる時間を取るように心がけましょう。 卵巣力を取り戻すには、少し時間がかかります。体外受精前に最低3周期、体を整える期間を作りましょう。 周期が短く、月経周期にともなう症状が目立つため、月経周期に分けて漢方薬を服用する「周期調節法」で体調を整えることをおすすめします。 周期調節法によって体調を整え、腎精を高める漢方薬を服用すれば、女性本来の卵巣の働きを取り戻すきっかけとなり、結果として妊娠する力が強くなると思います。 稽留流産とはいえ、一度妊娠してますのでお子様を授かる可能性は十分あります。ご自分の力を信じ、お近くの周期調節法に詳しい漢方相談薬局でアドバイスを受けてみましょう。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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不妊治療をしながら服用できる症状を改善する漢方薬はありますか
zunaさん(36歳)すでに鍼治療は行っていますが、不妊治療にストレスを感じ落ち込みやすく、月経前にはイライラしたりもします。 冷え、下痢、月経不順を改善したいと思っています。 不妊治療をしながら服用できる漢方薬はありますか? あれば教えて頂きたいです。 矢野間明美 先生 (春日部第一薬局) 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師・自然薬師 国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR) 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。 自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。 お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。 2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。 ≫ 春日部第一薬局冷えにはいくつかのタイプがありますが、妊娠に関係があるのは体のエネルギーである気と血の流れがとどこおって、末端までめぐらないことです。 それを漢方医学では、体を温めるエネルギー源「腎陽」の力が低下していると考えます。 寒さや冷えに弱くなっている状態を「腎陽虚」といい、低体温、低温期が長い、下痢、むくみ、疲れやすい、足腰がだるいといった症状をともなうことが多くなり、妊娠しても子宮内膜が温かさを保てず、流産しやすくなったりもします。 zunaさんはこの状態以外にPCOSということから、卵胞が育ちにくいため、無排卵を引きおこすこともあり、その結果、黄体機能不全から高温期の状態が不安定になるのだと思います。 また、今までに排卵誘発剤の使用や不妊治療にストレスを感じていることから自律神経が不安定になり、月経前の神経症状がおこると考えられます。 これは気のめぐりが悪くなる状態で、めまい、立ちくらみ、のぼせやほてり、月経周期が不安定になり、月経痛があったりなかったりとさまざまな症状を引きおこします。 具体的には、まず高温期に腎陽の働きを高めて、子宮を温め子宮内膜を柔らかくさせる漢方薬や気血を補う漢方薬を。また、PMS(月経前症候群)の症状がありますので、肝うつに良い漢方薬などを併用し、低温期には卵胞の発育を助け、血を補う漢方薬を使って全身のバランスを整えていくと良いでしょう。 日常生活で気をつけて欲しいことは次の7つです。 1)白砂糖を使った洋菓子・チョコレートなどはやめる 2)生野菜・刺身はなるべく少量にする 3)主食はごはん(玄米が良い)を中心にし、パンは週1回くらいに 4)よく噛んで、過食はしない 5)コーヒー、冷たいジュースは飲まない 6)シャワーだけはやめ、ゆっくり湯船に浸かる 7)リラックスタイムをつくる(音楽・アロマ・耳の温灸など) zunaさんの症状が早く改善されることを願っています。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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月経周期に関わる苦痛に解決方法はありますか
チャンネルさん(0歳)良く頭痛になります。 仕事でパソコン作業をしているし、車の運転を長時間することもあります。 それが原因と思っていたのですが、頭痛が始まると翌日月経になり排卵日頃にも頭痛になります。 現在、子どもが1人いるのですが、出産前はこんなことは無かったような気がします。 こういう方は他にもいますか? (気になる症状) ・生理前日や排卵日頃におこる頭痛 ・二人目不妊 2人目の妊娠を希望しているので、漢方で改善したいのです。 鈴木康弘 先生 (くすり天龍堂) 営業時間内で、お客様のご都合のよい時間帯にご来店ください。私の顔を見たら、「ご相談なんですが・・・」とおっしゃるだけで結構です。あとは私が対応いたします。 特に予約制はとっておりませんので、ご来店順にご相談へと入ります。子宝相談の場合には、あれば基礎体温表、婦人科での検査結果を持参ください。 当店の目標は、お母さんとなるお客様の体質を高める事です。日頃の不快な症状が消えていくことが良い兆候といえます。 *当店のHP「子宝相談」をよくご覧になってからご来店ください ≫ くすり天龍堂 産後の肥立ちが悪く「気血」の回復が十分でないことが頭痛の原因と考えられます。 排卵期と月経前に頭痛をおこすとのこと。育児をしながらの頭痛は大変ですね。 頭痛は体内からの信号です。 当店でも頭痛をともなう子宝相談はよくあるケースです。懐妊された方々の大半は、頭痛が消失して陽性反応が出ています。このことから不妊症と月経周期に絡んだ頭痛は別問題ではないと考えます。 頭痛の発症は第一子を出産されてからとのこと。産後の肥立ちはどうでしたか。 中国では一般に産後は100日間無理をせず養成をします。女性は出産で大きく体力が奪われます。この100日間を使って子宮のリセットを行うわけです。このときの漢方薬は「気血」を補う生薬や、やさしく血流促進する「駆?血剤(おけつざい)」などを配合して回復を助けます。 現代の女性は、早く元のスタイルに戻りたいと産後すぐにダイエットをする方が少なくありません。 体が丈夫であればいいのですが、弱い部分がある方は子宮のリセットができません。これは第二子不妊の大きな原因にもなるのです。 頭痛の原因としてパソコンや車の運転も挙げられます。 もしも、こめかみを含めた側頭部が痛むのなら目の疲れが関係していいます。漢方では目の疲れは「肝」の疲れと考えます。 その頭痛が排卵期や月経前に発症するのであれば、さらに気血の流れに問題があることも考えなければいけません。第一子出産前に頭痛は無かったことから、産後の肥立ちが悪く「気血」が十分に回復できなかった。そこに仕事や運転で目を酷使したことで「肝」を疲れさせたと考えられます。 以上が考えられる原因です。生活養生では、鉄分・カルシウムをはじめとするバランスの良い食事、睡眠は早めの就寝を心がけてください。神経を使いすぎることも「血」の消耗を促進します。心穏やかな生活も心がけましょう。 漢方薬の専門家に相談すると、一人ひとりの症状に合わせた処方をしますから、副作用や回り道が回避
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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不妊治療に耐えられる体になりたいです
きなこさんさん(37歳)鍼灸師より腎虚と診断されています。 自然妊娠できたらいうことないのですが、不妊治療の医師から卵巣老化を指摘されていますし卵管の狭窄もあるので、体外受精が第一と考えています。 子宮や卵巣の状態を良くしたいのはもちろんですが、まずは薬や注射に耐えられる体に漢方でなりたいなと思っています。 アドバイスをお願いします。 (気になる症状) ・不妊治療にストレスを感じている 福田優基 先生 (福田漢方薬局) 〜女性の笑顔のために〜 漢方薬の不妊治療では、病院の検査で見つからない歪み、病気に向かっている「未病」の状態を重視し、全体の調和を大切にします。 たとえば「冷えすぎた身体は温め」「火照った身体は冷ます」お一人お一人の体調をお聞きして、体質を検討し、処方を調整します。 漢方薬を服用するうちに、 「冷えていた身体が溶けるように温かくなってきた」 「これまでの動けなくなるような生理痛がなくなった」 と体質の変化を感じる方もおられます。 こうして、からだの土台をしっかりと整えて、患者様と共に願いを叶えれたら。 笑顔で『生まれました!』と報告してもらうこと。 それを楽しみに、がんばっています。 ≫ 福田漢方薬局 体外受精を予定している方には「卵巣機能を良くする、治療を継続できる体力をつける」を重視した処方をします。 まず腎の陽気を補充します。腎は生殖機能に関係しているので、漢方の不妊治療では重視するのです。なかでも腎の陽気が不足する腎陽虚は、体を温めるエネルギー、生命エネルギー(腎の陽気)が不足していると考えられます。 陽気はガスコンロのガスに例えられます。ガスが少なくなってくると、火の勢いがなくなりなかなか鍋が沸騰しないのと同じです。腎陽虚は病気とは違って、徐々に進行するため「いつから冷え始めましたか?」と尋ねると「昔から」と答える方がほとんどです。腎の陽気は補充もゆっくりなので、補腎薬を加減するなど、気長に改善していきます。 腎陽虚の方は体が疲れやすい、やる気が出ない、食欲がないという気虚や脾の陽虚(エネルギー不足)をおこしている場合が多々あります。脾は飲食物の消化と同時に「エネルギーの吸収や生産」にも関係するので、治療を継続できる体力をつくるためと処方効果を十分に発揮させるという双方の意味を持ちます。 不妊治療が長期にわたると、ストレスを感じることが多くなります。とくに体外受精などは、毎日受診し通院期間も長期にわたります。強いストレスはホルモンバランスを失調させ、不妊治療の効果が上がらない一因となります。 漢方ではストレスによって「気の流れが停滞する」と考えます。停滞した気は行き場を無くして「胸の張り」「腹部の張りを伴う月経痛」を引き起こし、表に出ると「げっぷ」「オナラ」「ため息」が頻発します。首がこったり、月経前のイライラがひどくなるのも気が滞るためです。これらを改善する処方は疎肝薬といわれ、加味逍遥散(かみしょうようさん)や香蘇散(こうそさん)などの処方があります。 ホルモン剤による副作用や体調不良で治療を断念する方もいます。西洋薬と漢方薬を併用し、体調を整えることで、良い卵子が採れたり、治療を最後まで続けることができた例もあります。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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冷え性を解消し、妊娠しやすい体質に改善したいのですが・・・
まーるさん(33歳)月経周期が不安定で早まったり遅れたりします。 また、いつ排卵したかわかりにくいせいか、不妊治療をしていたときに排卵が悪いと先生に言われて人工授精をしました。 しかし、妊娠はしませんでした。 冷え性を治したくて、ウォーキングや食生活に気をつけています。 体質改善に良い漢方や鍼灸があれば教えて下さい。 真鍋立夫 先生 (シマヤ真鍋漢方薬局) 「薬剤師・鍼灸師」真鍋 立夫 (社)日本漢方交流会前理事長 (社)香川県鍼灸師会前会長 古典鍼灸「経絡治療学会」理事・香川県支部長 日本伝統鍼灸学会評議員 日本バイ・デジタルO-Ring学会認定鍼灸師 不妊症の治療においては、現代医学的に考えて問題の見つかるタイプの物で、例えば卵巣機能不全や、卵管の閉塞、卵巣のう腫であったり、子宮筋腫があったり、等の方がいらっしゃいますが、それらの原因と思われるものに対処しても、不妊症が改善しなかったり、あるいは現代医学的にはこれといった原因の見当たらない方が実は大変大勢いらっしゃいます。 漢方医学的には、月経の状態は無論のことですが、現代医学ではあまり不妊の原因として問題視されない、冷え症、軟便または便秘、夜間の排尿、慢性的な起床時の腰痛や食事の好みの偏りなどをむしろ重視いたします。 ≫ シマヤ真鍋漢方薬局 風邪を引きやすくて、手足が冷えやすく、時々めまいや立ちくらみがあるという人は基本的に「血虚・陽虚体質」と考えます。 「血虚」とは簡単にいうと血が足りない人のことですが、それは血をつくる働きをしている「脾」が弱く、うまく機能していないのです。 水分の摂り過ぎで体の水分処理が不十分になる病態を「水毒」といいます。めまいや立ちくらみには水毒症の代表的な症状です。 「脾」は水分の過剰を嫌い、過剰になると働きが停滞し冷えていきます。そうなると体を活発に動かす源の「陽気」が不足し疲れやすくなります。 「脾」を守るには水分を摂りすぎないこと。「脾」が弱ると水分代謝を調整する「腎」も影響を受けて、代謝失調をおこします。これが風邪をひきやすい体質にするのです。 体温より低い温度の飲料物、生野菜、果物、刺身などの生ものや白砂糖の入った甘い物などの過食は控えます。これらは体を冷やす本になり「脾」や「腎」を弱めます。 呼吸も大切です。鼻呼吸ではなく口呼吸だと、外界の冷たい空気の影響が大きくなり、体が冷える原因になります。 「肝」には、血を使って体を動かしたり、体をめぐる「気」によどみが生じないように循環させる働きがあります。 「肝」の働きを保つためには、たくさんの血が必要ですが、その血をつくって提供しているのが「脾」なのです。 「肝」の働きが悪くなると、イライラしやすくなります。「肝」の働きが悪くなくても、いつもイライラしていたら「肝」に異常が生じてきます。 高温期の途中で陥落が見られたり、月経中に体温が上がったり下がったりするのは、ホルモンの働きが良くないから。漢方薬で五臓の働きのバランスをとれば解決します。 鍼灸療法も同じで、経絡を補瀉(ほしゃ)して五臓の調整をします。どの経絡をどう補瀉して何の臓の変調を治すかという診断と治療計画が重傷ですから、脈診や腹診から的確な治療を行える鍼灸師にかかることが肝要です。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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過敏性腸の漢方薬は不妊治療中でも服用できるのでしょうか
Kinaさん(44歳)高齢不妊治療中です。 過敏性腸の持病があり、漢方薬の小建中湯と平胃散を1年近く服用しております。 体に合っていたらしく、効果があるのでこのまま服用を続けたいと思っております。 不妊治療または結果を出せて妊娠した場合、そのまま服用を続けても良いのでしょうか。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方では、妊娠中に気をつけないといけない生薬が、いくつかありますが、小建中湯と平胃散であれば、飲まれていても問題ないと思います。 妊娠中に飲む事をあまりおすすめできない生薬には、桂枝、大黄、麻黄、附子などがあります。 小建中湯には、桂枝が含まれていますが、この処方に使用する場合の桂枝は、血流を積極的によくするための役割のものではないので大丈夫だと思います。(漢方薬は同じ生薬でも組み合わされる生薬で役割が変わったりします。) 平胃散には、こういった注意しないといけない生薬はありません。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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過敏性腸の漢方薬は不妊治療中でも服用できるのでしょうか
Kinaさん(44歳)高齢不妊治療中です。 過敏性腸の持病があり、漢方薬の小建中湯と平胃散を1年近く服用しております。 体に合っていたらしく、効果があるのでこのまま服用を続けたいと思っております。 不妊治療または結果を出せて妊娠した場合、そのまま服用を続けても良いのでしょうか。 深谷幹子 先生 (深谷薬局養心堂) 湖北民族学院客員教授 妊娠授乳サポート薬剤師 妊娠しやすい体作りを全力でサポート 子宝に向って一緒に歩んでいきましょう。 女性特有の悩みについての相談にも乗っています。女性同士、わかりあえる事も多いかと思います。 ちょっとした事でも気になったら、気軽にメール又は電話でご相談下さい。 相談する気になった事で、もう大きな一歩を踏み出しています(^-^)/ ≫ 深谷薬局養心堂 妊娠したら体調と体質を専門家にもう一度相談して、漢方薬の点検をしましょう。 小建中湯や平胃散といった漢方を飲まれて調子が良いということは、脾虚、食滞(胃が弱く食べた物がなかなか消化できない為、お腹に残りやすい)の体質ではないかと考えられます。 小建中湯は、胃腸が弱い、疲れやすい、風邪をひきやすい、さらに子供の体質改善にも使われる漢方です。私自身子供の頃、ずっと飲んでいた馴染み深い漢方薬です。小建中湯には、体の中を温めながら元気にする「温中補虚」やひきつるような腹痛を緩和する「和裏緩急」の働きがあります。 一方、平胃散には胃腸の働きや水はけを良くする「燥湿運脾」や「行気和胃」の働きがあります。 妊娠前に服用して調子の良い漢方はそのまま継続できる場合が多いですが、漢方に詳しい先生に妊娠後の状態を報告し、続けて服用できるか相談しましょう。 漢方薬は病名ではなく、体質で選びます。とくに妊娠中は普段と違い、体も敏感になっています。 妊娠されたら、体調と体質を漢方に詳しい先生にもう一度相談して、漢方薬を点検しましょう。 Kinaさんが毎日の生活で気をつけたいことを挙げておきます。 1)チョコレート、ケーキなどの甘いものは避けて 2)刺身や生野菜などの生ものを食べすぎないように 3)冷たい食べ物、飲み物は避けて 4)脂っぽい食事はほどほどに 5)良く噛んでゆっくり食べることも大切 6)食べ物が停滞しやすいので、食べすぎには注意を 7)ストレスは簡単に避けられるものではありませんが、受け流す、割り切る、発散する等の工夫や、好きな香り、スポーツ、お風呂など、自分の心地よい時間をつくる心がけを 卵巣や卵、子宮も自分の体の一部分です。体長が良いことは卵の状態が良いことにつながります。この調子で体を整えて素敵なお母さんになれますように。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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移植前後の鍼灸
たけるさん(34歳)いつも勉強させてもらっています。 今周期ホルモン補充周期で移植予定です。 本日のホルモン値が悪く(黄体化してるとのこと)中止かと思ったのですが、当日の値みてから決めると今週末移植予定になりました。 移植前後に鍼灸に行くとよいとされていますが、前日行っても大丈夫でしょうか? 鍼灸に行ったからだめになるというような事はないですか? 二週間前より一週間に一度鍼灸に行き、まだ効果もわからず続いていくかも迷っています。(漢方薬やさんがやっている鍼灸です) ちなみに早発閉経気味で卵のストックもありません。 ご意見よろしくお願いします。 湯浅 佳子 先生 (パクス・テルレーナ治療室) ■経歴 フェリス女学院大学文学部国際文化学科(現:国際交流学部)卒業後、医療系団体にて広報誌の編集・制作を担当。 その後、鍼灸専門学校へ入学、鍼灸師となる。東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科卒業。 在宅医療研修、アロママッサージサロンなどで臨床経験を積み、 パクス・テルレーナ治療室を開院。 鍼灸専門、女性・小児専門の治療院として子どもから大人まで様々な症例の臨床に横浜にて数多く取り組む。 パクス・テルレーナ治療室 横浜本院副院長 パクス・テルレーナ治療室 岡山井原分院院長 付属施設アロマ&美容鍼灸ルーム監修・代表 1971年生まれ 一児の母 民間資格 JAA認定アロマコーディネーター JAA認定アロマインストラクター 所属団体 女性鍼灸師フォーラム 日本鍼灸師会 東京スキンタッチ会 日本不妊カウンセリング学会 日本アロマコーディネーター協会など ≫ パクス・テルレーナ治療室たけるさん、はじめまして。 女性のための鍼灸治療、パクス・テルレーナ治療室副院長の湯浅です。 移植前日の鍼灸治療についてですが、可能であればおやりになったほうが良いと思います。移植前の治療では、たけるさんの赤ちゃんを授かるための東洋医学的な体質改善と共に、移植のため(安定した高温期に向けての)身体作りを行っていきます。 ですから、治療はやらないよりはやった方がより良いコンディションで臨めると思います。鍼灸治療をしたから良くなることはあっても、それぞれの患者様に対して適切な施術を行えば“だめになる”ことはありませんから。 ただ、鍼灸治療は魔法ではありません。移植前後に鍼灸治療を行うことはとても良いことではありますが、その大前提として、妊娠に向かう体質改善のための施術は、じっくりと時間をかけて行うことも重要です。ある程度体質改善ができた段階で、移植前後の治療を受けるのがより効果的です。 お子さんを待ち望まれている方にとっては、なるべく早く結果を出したい…と思われる気持ちは痛いほどわかりますが、母子共に「健やかな」な妊娠、出産を迎えるためには、まずはじっくりと身体作りを行うことはとても大切なことでもあります。 また、治療効果についてですが、肩こりで悩まれている方であれば、治療を受けた後に凝りがなくなった、身体が軽くなった、肩こりが起こらなくなったなどという改善点などが出るのでとても分かりやすいのですが、「不妊」で悩まれている方にとっては、なかなかそのような「不妊症」自体の自覚症状はありませんので、何か変わったのかがわからないことも多く、不安になられる方も少なくありません。 私たち鍼灸師は、お身体の状態(脈・舌・ツボの反応など)が改善してきたなどを診て、患者様の身体の変化は実感できますが、患者様はそのような専門的なことは分かりませんから。 ですから、肩こり、冷え、腰痛、むくみ、頭痛などご自身が普段お悩みの症状全般が楽になってきたということを指標にされると良いと思います。一見、不妊に関係ないかと思われるかもしれませんが、東洋医学は身体全体のバランスを整えていく医学です。 心と身体の不調(不妊も含めて)はそのバランスが崩れることによって起こると考えますので、一つひとつのお悩みの症状が改善されていくということは身体の中のバランスが整っている証拠でもあります。 もちろん、月経痛など月経前後の不調が改善された、基礎体温が安定してきたなど、婦人科症状の改善もとても重要なことです。 また、毎回の鍼灸治療の後、身体がぽかぽか暖まって、心も身体もリラックスできたのであれば、治療は良い方向に行っていると思います。 一つひとつの身体の変化を楽しみながら、治療に取り組んでみてください。たけるさんが、鍼灸治療を通して心と身体が楽になり、可愛い赤ちゃんに出逢えることを心より祈っています。
2012.3.26
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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移植前後の鍼灸
たけるさん(34歳)いつも勉強させてもらっています。 今周期ホルモン補充周期で移植予定です。 本日のホルモン値が悪く(黄体化してるとのこと)中止かと思ったのですが、当日の値みてから決めると今週末移植予定になりました。 移植前後に鍼灸に行くとよいとされていますが、前日行っても大丈夫でしょうか? 鍼灸に行ったからだめになるというような事はないですか? 二週間前より一週間に一度鍼灸に行き、まだ効果もわからず続いていくかも迷っています。(漢方薬やさんがやっている鍼灸です) ちなみに早発閉経気味で卵のストックもありません。 ご意見よろしくお願いします。 水野裕章 先生 (北斗鍼灸院) ~不妊治療、ベビ待ちでお悩みの方へ~ 専門病院だけで、なかなか成果が出ない方、専門病院には行ってはいないけど悩んでいる方、立ち止まっていないで当院に来て下さい。 2011年9月14日現在不妊治療の患者様の通因数は、70人を超えています。 西は浜松、東は富士方面からも来院されています。 県内では、おそらく鍼灸院として一番不妊治療の患者様が多いです。 当院の考えは、東洋医学にこだわらず西洋医学と上手に手を組み専門病院で治療を受けられている方は、その成果が十分に引き出せるような治療を提供し又、まだ専門病院へは行かれていない方の場合専門病院での診察、治療の必要性を少しずつ患者様にお伝えし検査だけでもちゃんとした病院でしてもらいその上で、患者様と一緒にどのような治療がベストかを考えながら治療をしていくと言う考えです。 その他、特に日常生活の改善にも力を入れています。 ≫ 北斗鍼灸院たけるさん はじめまして、静岡県焼津市の北斗鍼灸院 院長の水野です。 基本的にはそんな事は無いですよ。 但し、鍼灸治療をやったから必ずうまくいくわけでも無いですし、 失敗したから鍼灸が悪かったわけでも無いので あまり深く考えないで選んで見てください。
2012.3.26
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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移植前後の鍼灸
たけるさん(34歳)いつも勉強させてもらっています。 今周期ホルモン補充周期で移植予定です。 本日のホルモン値が悪く(黄体化してるとのこと)中止かと思ったのですが、当日の値みてから決めると今週末移植予定になりました。 移植前後に鍼灸に行くとよいとされていますが、前日行っても大丈夫でしょうか? 鍼灸に行ったからだめになるというような事はないですか? 二週間前より一週間に一度鍼灸に行き、まだ効果もわからず続いていくかも迷っています。(漢方薬やさんがやっている鍼灸です) ちなみに早発閉経気味で卵のストックもありません。 ご意見よろしくお願いします。 神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館) 当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。 当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。 ≫ 鍼灸治療室 翠明館はじめまして、たけるさん。 翠明館治療室の神薗といいます。 週に一度のペースで鍼灸治療を受けているようですね。 移植の前日に鍼灸治療をしても大丈夫かとのことですが 全く問題はありませんので、安心して受けてくださいね。 着床しやすい子宮にするためには、とにかく血液循環を 良くすることがとても大切です。 子宮内膜は、とても血液循環の悪い部分ですので、 ちょっとしたことで、すぐに滞ってしまいます。 冷えが強いタイプの人は、普段運動不足の人、 便秘がちの人などは、骨盤内の血液循環が悪くなっている 可能性がとても高いので、移植前後に鍼灸をして 血液循環を良くしておくことが、大切でしょう。 たけるさんにとって、良い結果が得られますよう、 お祈りしています。
2012.3.26
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方が合っている見分け方
どっちさん(0歳)不妊治療で漢方を病院から処方してもらっています。 最初は「ケイシブクリョウガン」を2週間飲んでみました。 食欲が少し減ってきて、背中がかゆくなったりするんです。 ・・しかし高温期がとてもキレイになりました。 もしかしたら、合ってないのかなと思ってその後「トウキシャクヤクサン」に変えてもらいました。 そして2週間が経ち、背中のかゆみや他の症状はなくなりましたが基礎体温の高温期がとても低いのです。 36.60ぐらいです。過去は36.80前後はありました。 ケイシブクリョウガンは比較的体力のある方が飲むといいますが、私は体力がそんなにあるとは思えないし、だからと言ってそんな体が弱いわけでもないのでどちらが体に合っているのかわかりません。 背中がかゆくなるって漢方自体があまり体に合っていないからなのでしょうか?そんな方はいらっしゃいますか? 漢方はケイシブクリョウガンを飲み始めたのが初体験でそれまでは全く飲んだ事がありませんでした。体がビックリしてるのでしょうか。 よろしくお願いします。 竹内 聡 先生 (漢方の本陣薬局) 薬剤師 国際中医専門員A級レベル 不妊カウンセラー 日本薬局協励会、日本薬局専門同志会、生態防御研究会などで自然医学を学び、日本中医薬研究会で中医学を中国中医師のもとで9年近く学んだ後、 2004年7月、中国政府認定国際中医専門員A級レベル資格取得。 同時に不妊カウンセラー学会にて、不妊婦人病の西洋医学知識を学び、2007年6月「NPO法人不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー」の資格を取得。 日本中医薬研究会不妊専門部会に所属し、不妊周期調節法の大家夏桂成老中医に師事。年1回中国南京中医薬大学付属病院で研修、日本、中国で不妊周期調節法の剣山を重ねている。 ≫ 漢方の本陣薬局どっちさん、こんにちは! 良くなるつもりで服用された漢方薬で、不快な症状が出ると不安になると思います。どっちさんの不安は当然ですね。 私は今までの経験で、漢方薬に副作用はないと思っております。もし服用された漢方薬で何らかの不快な症状がある場合、身体にあった漢方薬ではないのか、量の加減で反応がきつく出ている結果だと思いますが、確かにきちんと調整する必要があるでしょう。ただ、高温期がきれいになったとしたら、全くあっていないとも言えないですね。 漢方の選定は非常に高度な知識と経験が必要です。漢方薬の服用で副反応が出るとしたら、大変敏感な体質かもしれませんから、きちんとした漢方薬の知識を持った方に選定していただいた方がいいと思います。きっと合う漢方薬と服用量があると思います。 「桂枝茯苓丸」は血液の流れをよくし、どちらかというと体のお掃除に適した漢方薬です。子宮筋腫、子宮内膜症などの病気を持っている方、月経痛がひどい方、月経不順で不正出血や、無月経傾向があるときなどに服用されるような漢方薬で、肩こりや頭痛の時などにも、状況によって効果があります。 当帰芍薬散は、血液を補い胃腸の消化吸収をよくすることによって、体の余分な水分を追い出し新陳代謝を高める漢方薬ですが、冷え症で、むくみやすく、貧血傾向で、肌のつやがなかったり、疲れ気味であったり、身体の弱りが目立つときに服用する漢方薬です。胃腸の弱い方の漢方薬ですが、それ以上に胃腸が弱いとこの処方でも下痢される方がおられます。 当帰芍薬散を服用されている間の高温期が低かったとのこと。体温の周期は気候やストレスによっても変動いたします。 また、その時の周期の卵の質が悪ければ、高温期の体温が低くなることもあります。当帰芍薬散は体を温める働きもありますから、漢方薬のせいだけではないかもしれませんね。ご自分にあった漢方薬だと思えばしばらく続けてみて様子を見てみてください。あまり合わないように思われるなら、漢方の専門家にご相談されるといいと思います。 どっちさんに合った漢方にめぐり会い、どうか少しでも早く子宝に恵まれることを心よりお祈りいたしております
2012.3.26
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼治療
いずみさん(38歳)私は体外受精にチャレンジ中です。でも連続採卵数0という始末。それで良い卵を育てるために鍼治療を始めました。でも、ひとつ、気掛かりが…。鍼を刺すたびに痛みが気になるし、二日くらいは足が筋肉痛をひどくしたようにダルイです。このように鍼って痛いのが普通なのですか? 直永せつ子 先生 (ナオエ夢鍼灸院 近江八幡院) 私自身の体の異常を知ったのは、20歳を過ぎた頃でした。 以前からの生理不順に増して、生理前の激しい腹痛と40度近い発熱が続き生理が来なくなり出したため地元の内科さんで熱だけでも下げてもらおうと診察を受けると、これは婦人科さんに行ったほうがいいよと言われました。悩みましたが、嫌々ながらも仕方なく婦人科を訪ねることにしました。 初診では解らず、幾度か内診や検査、基礎体温表をつけながら受診をしてしばらくした頃に、子宮奇形に伴う卵巣萎縮、無排卵性月経、経血が卵管へ逆流して起きている事がわかりました。 その時先生から『結婚していない若い女性にこんなこと言うのは言いにくいのですが、おそらく今の医学では結婚してもお子さんは望めないことは覚悟しといて下さい』と言われた時は、まさか自分が子供の出来ない体なんて思ってもいなかった事で、なんで?どうして?と半信半疑信じたくない事実に、どのようにして帰宅したかわからないほどショックを受けました。 女性として結婚や出産の体験は夢であったし、どちらも私には望めないと思うと涙が止まりませんでした。思ってもいなかった結果に日々ストレスが積もり、御夫婦連れや赤ちゃんを見るのも辛くおぞましくなっていきました。 でも少しでも何とかしていただけないかとお願いすると、生理前に起こる高熱を下げる治療と無排卵月経の治療を薬と注射でしていただくことになり、定期的に通院する日々となりした、しかし3年余り過ぎても一向に芳しく無いのと、通院中待合室で、見たくなくても目に入る妊婦さんの姿や会話を聞くことの辛さと、焦り、疲れイライラも極限となり精神状態もおかしくなっていきました。 そんな時今の院長と知り合い『どこまでよくなるか解らないけど、東洋医学の治療で自分に出来る限りの治療をして後は神様・仏様におまかせして』と言ってくれて東洋医学の治療と結婚と同時スタートすることになりました。 楽しいはずの新婚時代も、私の頭の中は毎日毎日子供が出来るだろうか?とばかりで、基礎体温表症候群でした。低温期しかないだの、高温期がないだの、月経が来てしまっただのその都度泣いて落ち込む日々の連続でした。そんな私に対して主人は根気よく付き合ってくれました。おかげさまで約2年半余りが過ぎ一人の娘を授かる事できた時は、奇跡としか言えない夢のような事実に涙しました。長く辛い年月でしたが、主人の協力と優しさで救われ事に感謝しています。 そして、神様が私にくださった奇跡に、少しでもお返しが出来たらよいのにといつも思っていました。 そんなある時、主人から女性の鍼灸師として出来ることは、私が体験した同じ悩みを抱える女性に、お子さんが授かるよう不妊治療をさせて頂くことでないかなとアドバイスを受けました。 この様なことから、私の体験も踏まえながら、少しでもより多くの女性にお子さんが授かる事を日々願いながら治療をさせて頂いております。又、来院して頂いている女性の中には、お子さんが授からない事のストレスやプレッシャーに加え、日常生活の疲労、人間関係や環境で悩みを持っている人も多く、体ばかりか精神的にも負担のかかった方がいらっしゃいます。 個人個人の持つ負担を少しでも軽減、改善し解消していただいて、心身共に健康な状態になるようにと願って毎日治療させていただいてます。 治療の結果お子さんがお出来になるたび、あの頃を思い出し夫婦共々涙が出るほど嬉しい思いをさせていただいております。 日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 直永 せつ子 ≫ ナオエ夢鍼灸院 近江八幡院痛みの感じ方は、人によって個人差はありますが、いずみさんが鍼を刺すたびに痛いというのは、体が冷えているせいではないかと思えるのですが。血流が悪い人ほど、痛みを感じやすいとも言われています。また、二日くらい筋肉痛のようにだるくなるのは、よほど筋肉が疲労していたり、凝っているのではないかなと思います。凝りが少しほぐれて、緩む途中に筋肉痛やだるい感じになることはあります。
2012.3.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼治療
いずみさん(38歳)私は体外受精にチャレンジ中です。でも連続採卵数0という始末。それで良い卵を育てるために鍼治療を始めました。でも、ひとつ、気掛かりが…。鍼を刺すたびに痛みが気になるし、二日くらいは足が筋肉痛をひどくしたようにダルイです。このように鍼って痛いのが普通なのですか?いずみ様 はじめまして、 みなみ野治療院代表 山田紘子と申します。 鍼治療のたびに、痛みやだるさが気になるとの事 通われている鍼灸院で使用しているハリの種類は御存じですか? 通常日本の鍼灸院では、和鍼を使用しておりチクチク感じる程度の負担かと思います。 施術後のだるさは瞑眩といい、患者様の感受性に合わせて刺激量を調整しないといけないものです。 いずみ様が受けられている治療が普通かというと、少々配慮が足りない様にも思えます。 治療の感想を率直に伝えても改善されないようでしたら転院も考えられた方が良いのではないかと思います。 いずみ様が適切な治療を受けられて コウノトリが飛んできますように 心よりお祈りしております。
2012.3.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼治療
いずみさん(38歳)私は体外受精にチャレンジ中です。でも連続採卵数0という始末。それで良い卵を育てるために鍼治療を始めました。でも、ひとつ、気掛かりが…。鍼を刺すたびに痛みが気になるし、二日くらいは足が筋肉痛をひどくしたようにダルイです。このように鍼って痛いのが普通なのですか? 水野裕章 先生 (北斗鍼灸院) ~不妊治療、ベビ待ちでお悩みの方へ~ 専門病院だけで、なかなか成果が出ない方、専門病院には行ってはいないけど悩んでいる方、立ち止まっていないで当院に来て下さい。 2011年9月14日現在不妊治療の患者様の通因数は、70人を超えています。 西は浜松、東は富士方面からも来院されています。 県内では、おそらく鍼灸院として一番不妊治療の患者様が多いです。 当院の考えは、東洋医学にこだわらず西洋医学と上手に手を組み専門病院で治療を受けられている方は、その成果が十分に引き出せるような治療を提供し又、まだ専門病院へは行かれていない方の場合専門病院での診察、治療の必要性を少しずつ患者様にお伝えし検査だけでもちゃんとした病院でしてもらいその上で、患者様と一緒にどのような治療がベストかを考えながら治療をしていくと言う考えです。 その他、特に日常生活の改善にも力を入れています。 ≫ 北斗鍼灸院いずみさん はじめまして、静岡県焼津市の北斗鍼灸院 院長の水野です。 鍼を刺すので、少しはちくりとしますがこの内容ほどではないと思われます。 普通の日本での鍼灸治療の場合、細い鍼を使うのが一般的です。 もし不安でしたら、近くで細い鍼でやってくれる所を探して見てはどうでしょう?
2012.3.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼治療
いずみさん(38歳)私は体外受精にチャレンジ中です。でも連続採卵数0という始末。それで良い卵を育てるために鍼治療を始めました。でも、ひとつ、気掛かりが…。鍼を刺すたびに痛みが気になるし、二日くらいは足が筋肉痛をひどくしたようにダルイです。このように鍼って痛いのが普通なのですか? 神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館) 当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。 当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。 ≫ 鍼灸治療室 翠明館はじめまして、いずみさん。 翠明館治療室の神薗といいます。 良い卵を育てるために、鍼灸治療を始められたようですね。 とても良いことだと思います。 ただ、鍼治療を受けるたびに、鍼の痛みが気になり 足が筋肉痛のようにだるくなるようですね。 鍼は、場所によって、刺す時にチクッという痛みを 感じることはありますが、それがとても辛いようですと 考えれるのは2つあります。 一つは、鍼灸師の技術的なもので、太い鍼を使用しているか あるいは、鍼を打つ前に十分に患部を揉んでいないか、それから 粗雑な打ち方をしているか、補助的な手技で強い刺激を 与えているかで、痛みを感じてしまう場合があります。 二つ目は、患者さん自身の痛みに対する感受性がとても高い ということです。どんなに慎重に鍼を打っても、痛がる人は 少なからずいらっしゃいます。そういう患者さんの場合は なるべく細い鍼を使用することで、痛みを軽減することができます。 鍼灸師によっては、鍼の響きを重要視するタイプの治療をする 人もいますので、そういう治療をする人の場合は いずみさんのように筋肉痛のようなだるい症状が残ってしまう 場合があります。 それは、体にとって決して悪いことではありませんが、 患者さんがそれを不快に感じてしまうのは、元も子もありませんので 一度、鍼灸師の相談されてみてはいかがでしょう。 いずみさんにとって、良い結果がえれますよう お祈りしています。
2012.3.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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体外受精の採卵・移植時の鍼灸の時期は
らんさん(38歳)こんにちは 私は今まで体外受精を2回やっています。 鍼灸は去年から週1ペースで通っています。 今月、3回目の体外受精を控えているのですが 体外受精時の採卵、移植時の鍼灸の頻度、タイミングはいつがよいのでしょうか? 採卵時にもしたほうがいいのでしょうか? 教えていただけたたらありがたいです。らん様 こんにちは みなみ野治療院代表 山田紘子と申します。 体外受精時の効果的な鍼灸治療ですね 週に一回鍼灸治療を受けてらっしゃるのは適切なペースだと思います。 採卵時も子宮内膜の状態を高めるために是非お受け下さい。 らん様の妊娠力を高めるために鍼灸治療は大変効果的です。 移植後は安定期に入るまでは鍼灸治療をお休みされた方がよいかと思います。 らん様にコウノトリが飛んできますよう 心よりお祈りしております。
2012.3.6
専門医Q&A 漢方・鍼灸