HOME > 質問広場 > 不妊治療 > その他 > 抗精子抗体ICSIで妊娠

抗精子抗体ICSIで妊娠

2003.12.29 03:15    0 0

質問者: もりこさん(秘密)

といっても、すでに妊娠6ヶ月、ずいぶん遅くなってからの
報告でごめんなさい。とってもひさしぶりにこちらへ来ました。
今さらとも思ったのですが、2年間の不妊治療中、こちらで
は大変、勉強させてもらったので、同じ境遇の方に何かしら
役に立てばと、出てきちゃいました。

一昨年9月に大病院の産婦人科で治療を開始、昨年の5月に
初めてAHIをし、この病院で計4回AHIした後、11月
に個人の不妊専門医院へ転院、2回AIHしても妊娠しな
かったので血液検査したところ、抗精子抗体と分かったのが
今年3月。すぐ体外受精を勧められ、6月に1度目を行うも
妊娠に至らず、8月末に行った2回目で妊娠できました。
一度目の体外受精の際、8個を採卵し、IVFとICSI
をそれぞれ半々ずつ試してもらったところ、IVFの半分は
仮死状態だったため、不妊の最大の理由は抗精子抗体なの
ではという結論に至りました。

ジネコでも不妊治療の病院選択の話題がよく出ていますが、
いちばんの基本はドクターの治療法や見解が自分にも納得できる
こと、ドクターと話しやすい関係にあることだと思います。
その点で私はいずれの病院も恵まれたとは思うものの、
やはり結果から言って、大病院は1年以上通うも待ち時間が長く
遅々として治療が先に進まなかったのに対し、不妊専門医はどんど
ん次の手を考えてくれました。やはり不妊治療は高度になると、
他の医者とは少し領域の違う職人技的なものも必要になる、
といった印象です。実際、私の病院では、採卵まで医師の仕事、
受精・培養は女性の技師さんの仕事で、卵を育てる間も
医師はたびたび技師に見解を求めていました。

不妊治療中、そして妊娠中の今もそうですが、仕事は終始続け
ています。というより、とくにICSIは我が家にとって
とても高額なので、仕事あってこその治療、という考えです。
怒られるかもしれませんが、ウチにとっては冗談抜きで
金の切れ目が子供との縁の切れ目。幸い、病院側も私と同じ
考えのようで、最大限に協力してくれました。ちなみにコストは、
卵胞育成〜ETまでで、妊娠できなかった1回目が45万円ぐらい、
2回目が35万円かからなかったぐらいです。

1回目と2回目のコストの違いの大きな理由は、1回目が8個
採卵して3個ETしたのに対し、2回目はたった1個が見事、
妊娠に成功したからです。誘発は当初から、スプレキュア+
hMGではなく、自然周期(普通の周期と同じく自分のホル
モンで卵を育てる)を選択したものの、1回目は最終的に
hMGと育つ前の排卵を抑制するホルモン剤(ごめんなさい、
名前忘れた)を使い、意向に反して大量投与になってしまい
ました。これに体が疲れたのではなく、やはりお財布のほう
が疲れてしまったので、2回目は「消極的にやりましょう」
ということで医師と合意、クロミッドのみでの誘発としました。
1個だけ育った卵は、判定が「良」(1回目は「普通」)、
また1個だけなので採卵・培養・ET費用も安くつき、これが今
のお腹の中の子となってくれました。生まれる前からホント
親孝行な子です(といっても今まで100万近く使ってくれ
ましたけど^^;)。

ちなみに私の年齢での体外受精による妊娠率は20〜25%
ということですが、抗精子抗体が原因による不妊だとICSI
で妊娠率が80%に上がり、これが効果的な治療法といえる
そうです。

それでは何故、これだけ高率なのに1回目が失敗したのか。
やはり卵の受精状態なんでしょうね、ホントのところは。
しかし私個人的には、“自転車”ではないかと勘ぐっている
のです。1回目のET直後、なんと2時間ぐらい自転車を
乗りまわしてしまいました。2回目の採卵の日に夫婦で
自転車で通院したのを看護婦さんがたまたま発見、ドクター
に“ちくって”くれたおかげで、その日の帰り以降、妊娠
3ヶ月まで自転車は一切乗りませんでした。自転車はあまり
よくないとは思ってましたけど、ドクターストップがかかる
ほど良くないとは、、恥ずかしながら知りませんでした(^^ゞ

その他、妊娠前に気をつけたこと、やってみたこと。
ここでも何度も出てると思いますが、ウォーキングが
やはりいちばん効果があったと思います。妊娠半年前の
3月から週に1〜2回、1回1時間やりました。
子宮の回りの血液循環がよくなったようで、どす黒かった
生理の血の色が赤くなり、そのうえ「歩いて景色を見る」
という趣味が1つ増え、精神的に健康になった気分です。

また1回目の体外受精の前、5月末に禁煙しました。
これによってさらに子宮の回りの血液循環がよくなった
かんじで、生理前の太ももの付け根のあたりの重さが
軽減されました。さらに1回目が失敗し、2回目の
ICSIに挑む際、下半身浴を行い、そしてそれまで
日に缶ビール平均2〜3缶は飲んでたお酒を、1日多くて
1本、またはノンアルコールビール(多少のアルコール
は仕方なし)とし、ET後はノンアルコールビールのみ許可
というふうにしました。アルコールは子宮内膜を不安定
にし、着床をしにくくすると聞いたからです。

他に健康食品の類いは一応、コンビニで売ってるマカ
とかビタミンEとか、イソフラボンとか飲みましたけど、
それほど根気強く毎日はやってません。
納豆は好きなので、朝食に週3回ほど食べましたかね。
グレープフルーツジュースも、気が向いたとき飲んだ
ぐらいです。あとは・・・木村さんも不妊治療を始めた
当初、2年前からデスクトップに置いてます。ご利益が
あったと確信します。

妊娠の兆候ですが、私の場合はまったくありませんでした。
着床出血も、胸の張りも、熱っぽさも、下腹部の違和感
も、まったくなし。ただ普通の生理前と同じく鈍痛はあり
ましたけど。
それまでとの違いをあえて言えば、基礎体温ですかね。
といっても妊娠判定日当日に計ったところ体温が下がってて
布団の中で今回もダメかと、涙したのですが、布団を出て
みると夫が先に起きてクーラーをがんがんかけているでは
ありませんか。体温が下がってたのはそのせいで、翌日
以降も高温期を維持しててくれました。

だらだら長くなってゴメンナサイ。あと二言。
現在妊娠期間も半分を過ぎたところですが、
せっかく授かった命なので、気を許さず大事に
し、必ずこの子と逢ってこれからの人生一緒に
生きていきたいと思います。

また今年ももう終わりですが、不妊に悩む多くの人が
その人にあった有効な治療を受け、来年の年末には
幸せをGETしていることを願って止みません。

応援する あとで読む

この投稿について通報する

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

相談
する

Page
top