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スプートニクの恋人のラスト

2002.8.7 23:12    0 5

質問者: マイキィさん(18歳)

コンバンワ。開いてくれてありがとうございます。

私事で申し訳ないんですが、わたしは作家の村上春樹さんが大好きです。中学一年の国語の教科書に載っていた村上さんの文章を読んでからファンになりまして、古本屋をめぐってですが少しずつ小説やエッセイ本をそろえています。
先日、やっとスプートニクの恋人を見つけて、読破しました。その中でどうしても読解できないところがあるのです。わたしの国語能力が足りないのかもしれないんで恥ずかしいのですが、最後にスミレが電話をかけてきた電話ボックスはどこのものかってことなんです。スミレは現地で行方不明になって、突然日本に戻ってきて、目に付いた電話に飛びついたのだと思います。でも彼女はここが何処だかわからない、誰かに聞いてから掛けなおすと言った。
飛行機で帰り空港から出たなら、そこは何空港で地名はなんなのか、わかるんじゃないかと・・・ということは、異次元にすうっと消えたときみたいに、日本にすうっと現れたのでしょうか?そうすればいる場所がどこだかわからないというのは理解できますが。
それとも、そこが村上小説の一番おもしろいなぞの部分だから、そこをあれこれ詮索するのはマダマダなのかしら。。。
皆様の解釈を、きかせてください。周りにスプ恋を読んだ人がいないので、おねがいいたします。

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回答一覧

マイキィさん、はじめまして!
私も村上春樹の熱烈なファンです。
まさかジネコでその話題が出てくるとは思いませんでしたが・・(^O^)

さてご質問についてですが、私の解釈としては、すみれはちゃんと飛行機に乗って、日本に帰ってきたんだと思っています。
ただすみれの性格上、電話をかける前に正確な場所の把握ができなかたったんだと思います。
「たぶん(あなたの家の)近くだと思う、もう一度よく調べて電話する」
と言っているので、とにもかくにも電話しちゃったんじゃないでしょうか?
・・・というのが私の考えです。現実的ですが。
参考になればうれしいです。

それと、マイキィさんの読んだ国語の教科書には、どの作品が載っていたのですか?
「沈黙」かな?(これは聞いたことがあるので)
もしよかったら教えてください♪では♪

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みどり(26歳)

マイキィさん、こんばんは。
私もマイキィさんくらいの年齢から春樹さんのファンです。そうか、教科書に春樹さんが載っているのか……と時代の移り変わりと共に自分の年齢を感じてしまいました(笑)。
さて、表題の「スプートニクの恋人」のラストシーンですが、マイキィさんのスレを読んで、私も改めて考えてみました。
これは私見です(もちろん著者じゃないので、私見でしかありえないのです)が、すみれは「あちら側」の世界に行っていたわけですよね。もちろん、象徴的な意味で。ミュウと一つになりたくて。
けれど、それはあくまでも「恋」(=打ち上げ花火のような、平原の竜巻のようなもの)であって、決して恒久的なものではなかった。つまり、あちら側にすみれが求めていたものは無かった、あるいはあちら側に失望してしまった。
そして、すみれは「こちら側」=「ぼくのいる世界」に戻ってきたわけです。あちら側からこちら側に「何とか戻ってきて」、「ぼく」に電話をかけてくる。これもとても象徴的な意味で。
この「電話」というのは、すみれがこちら側に戻ってきて、「ぼく」に接触を求めてきたという行為の象徴だと思うのです。が、どうでしょうか。
分かりにくい文章でごめんなさい。
じゃあ、あちら側とこちら側って何?って思われるかもしれませんが、その面白さを感じさせてくれるのが、春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」と「世界の終わりとハードボイルド」です。また、良かったら読んでみてくださいね。

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リリカ(秘密)

みどりさん、リリカさん、お返事どうもありがとうございます!!

もう一度最初から読み直してみて、次にお二人の解釈を読ませていただいて、ふむふむ・・・とうなづいてしまいました。
みどりさんのお話を聞いて「なるほど、そうだ!」と納得し、リリカさんのお話を聞いて「なるほど、そうか!」と納得し、やはりここで相談してよかったと思いました。視野が広がるといいますか・・・物語のこまかな部分が鮮明になっていく思いです。村上さん風に言うと「暗闇のなかに照明弾が打ちあがったように、ありありとわかる」という感じです。余談になりますが、わたしは村上さんの考える「比喩」がすごくすごくすきなのです。

みどりさんへ。中学の教科書に載っていたのは「ジャックロンドンの入れ歯」というエッセイ(随筆?)です。どちらかというと随筆がきらいなわたしも、夢中で文字を追いました。あの教科書以来、「ジャックロンドンの入れ歯」は見かけませんので、もしかしたらエッセイ集にも載っていないのかと思って・・・もう一度、あの文章をよみたいです。教科書を捨ててしまったのは、いまだに悔やまれます。

リリカさんへ。「世界の終わり・・・」はまだですが、「ねじまき鳥クロニクル」は一部を最近発見し、勉強もそっちのけで読みました。すでにとりこです。早く二部が見つかって欲しいです。(買えば早いのですが、求めて求めて求めてやっと出会えた・・・という気持ちを持ちながら読みたくて、こんな遠回りなことをしてます。汗。)

最後に、返事がおくれてしまってすみませんでした。
ありがとうございます。今夜もスプ恋、(にこにこしながら)読み返します。

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マイキィ(18歳)

こんにちは。
私の勝手な解釈ですが、異次元的な世界から戻ってきたんじゃないかなと思って読みました。
たしか「ノルウェーの森」のラストも、主人公が駅かどこかで電話をかけて、相手からの「あなた今どこにいるの?」という問いに突然、自分が今どこにいるのか分からなくなってしまう…という終わり方だったと思います。
自分の原型を見失ってしまったというメッセージだと、私は妄想しちゃってました。
「スプートニク〜」のラストは「見失う」というより「ニュートラルから始める」というような、すごく前向きな感じがして好きです。
村上春樹の作品って、そうやって読み手によっていろんなイメージが膨らむ余地があるところが魅力ですよね。
ときどき思うのは、「ねじまき鳥クロニクル」の井戸の底が村上春樹ワールドの異次元空間に繋がっていて、そこには他の作品の中で不意に姿を消してしまった人々(キキや島本さんや羊男や加納クレタや、そしてすみれも)がいるんじゃないかなぁって。ちょっと覗いてみたい気もしますよね☆

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夏芽(32歳)

マイキィさん、レス読みました。こちらこそ、マイキィさんのスレのおかげで、再読→再考の機会を与えられて、また、いろんな人の意見が聞けて良かったです。マイキィさんの「比喩」、素敵でした。私も春樹さんの「例え」がすごく好きなのです。これからもたくさんいい作品に出会ってくださいね。
また、良かったら、ここ(ジネコ)で感想を聞かせてください。

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リリカ(秘密)

1975

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