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■出生前検査のこと

2002.9.6 10:19    1 12

質問者: カホさん(25歳)

昨日病院で、選択性の検査についての案内がありました。
「次の診察までに、ご主人と相談してどれを受けるのか考えてきて」
と言われました。

実は、私は従兄弟や叔父に遺伝性の障害を持つ人が複数います。
ですから、漠然と不安がありました。
主人は、かなり合理的な人ですので、きっと「受けた方がいい」と
言うと思っていたんです。
そしたら、昨日「例え障害をもって産まれて来たとしても、それは
運命だ。産まれる前に障害のあるなしを判断するのは、人間がすべき
ことではない」と言われてしまったのです。
私は、とても意外で、言われたときは、とても感動しました。
そんなことを言う人だとは、夢にも思わなかったのです。

ただ…私自身は眠れないほど悩んでいます。
私は障害のある身内が多いので、どれだけ大変か分かっているからです。
分からないことに立ち向かうことはまだできるかもしれない。
でも、私は重度障害の従兄弟の苦しみ、そしてその家族の地獄を見て育ってきました。
とても…私には耐えられそうにないのです。
私は弱い人間です。

昨日の主人の言葉…素敵な言葉だったけど、どこか奇麗事にも感じてしまいました。
あなたは、知らないから。
どんなにか大変だということを…。
そして、もし障害児が産まれたら…きっとそれは私の家系のせい。
私の家系に先天性障害が多い事実に気づいたとき、あなたは私を恨まないだろうか…。

何て卑怯な、ひどい人間かと、自分でも思います。
でも…怖くて怖くて仕方ないのです。
ずっと欲しかった子供が授かったというのに、次から次へと欲深くずるいと思います。
今からお腹の赤ちゃんに恥ずかしく思います。
こんなことを考えるお母さんのところにきてしまったこの子は、すでに不幸だと…申し訳なくて仕方ありません。

私としては、検査を受けたいのです。
勿論、全ての異常が検知できるわけでないことは分かっています。
それでも、受ける人と受けない人がいる検査の、受けない方へ回る勇気が、私にはないです。
もう、母になる自信もかけらもありません。
主人の言葉を聞いて…私は自分が消えてしまいたいです。

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回答一覧

こんにちは。お辛い心情、お察しします。
この問題に関しては、賛否両論さまざまあると思います。
私も染色体異常の末、2度も小さな命を失っています。
私自身少しなりとも遺伝性のある持病がありますので
次に妊娠することが出来たら、今度は検査を受けようと
主人と相談して決めました。

ご主人の言葉、感動的だったでしょうね。
でも素直に喜べないカホさんの気持ちもわかります。
だけど・・・妊娠する以前に、カホさんの家系に遺伝性の病気があるという
事実を、ご主人には話されてなかったのですか?
それはちょっと問題だと思います。
カホさん自身自分の子供に遺伝するのでは、という自覚があるのに
ご主人はその事実を知らないのはおかしいと思います。
その上、その事実を知らせないまま検査におよぶのは・・・というか
妊娠する前の時点で話し合っておくべきことだったのでは
ないでしょうか。
事実を知らないご主人の言葉は立派だと思います。
だけどそのことを知ったら、大抵はショックを受けてしまうのでは・・・?
自分の子への影響は勿論のこと、カホさんがその事実を隠していたと
言うことに。
すぐにご主人と話し合ってください。

2002.9.6 11:13 16

あちこ(28歳)

カホさんこんにちわ。
絶対受けた方がいいと思います。このまま不安を引きずって生活を続けるのはこの先、妊婦には耐えられない事です。

結果をどう受け止めるかはカホさん夫婦で話あって決める事かなぁとは思いますが。。
実際にカホさんは障害については余りある程、御存じのようですし‥
私達には知り得ない位のご苦労もされた事だと思います。

親としては、やっぱり健康で産まれて欲しい‥って思うのが自然な事と思うのですが。
カホさんの率直な気持ちを旦那様にぶつけてみて下さい。
きっと解って下さいますよ。

カホさんにかわいい赤ちゃんが産まれてきますように。。。

2002.9.6 11:18 13

キッコ(33歳)

カホさん、今、すごく悩まれているここと思います。
きつい言い方かもしれませんが、許してください。

どうして、妊娠する前に、ご主人といろいろ相談しなかったのでしょうか?明らかに自分の身内になんらかの障害を持つ人がいるのに。
でも、妊娠したってことは、子どもが欲しい気持ちがあって、現在に至っているんですよね。なのに、妊娠が順調なのに、命を選別しようとしているのは、どうしてなのでしょう。どんな子であろうと、カホさんの子どもに間違いないですよね。それこそ親の身勝手ではないでしょうか。

検査を受けるかどうか、この問題は難しい問題だと思います。
検査の結果がどうでようと、出産する気持ちがあるのであれば、リスクを背負ってまで検査する意味がないと思います。

わたしも障害を持って産まれてきた子供を持つ母です。とても他人ごととは思えず、レスしています。カホさんのお腹にいる子は、あなたを選んできているんですよ。もうちょっと勇気を持って!
あなたには、すてきなだんなさまがいるじゃないですか。大丈夫です。

わたしは現在2児の母です。2人目の妊娠の時には、検査は受けませんでした。(一人目の子に障害がありました)不安がないといったらうそになるかもしれません。でも、妊娠している時は、うれしかったです。自分の子が、またお腹にいるんだ、という幸福感。一人目も二人目も、同じようにかわいいです。

とにかく時間があまりないと思います。もう一度よくご主人と話し合ってください。ご夫婦の意見が合っていなければ、これからも、何かあるたびに心が揺れてしまうと思うので、今後のこと、考えてくださいね。

カホさんに幸せが届きますよう、心から願っています。

2002.9.6 15:39 12

匿名(秘密)

私も匿名さんと同じく、障害を持つ子の母です。
そして現在第二子を妊娠しています。

この話題には賛否両論あることは十分承知しています。
匿名さんの言い分も良くわかります。
ただ、私にはカホさんの不安も痛いほど良くわかります。

障害児を持って一番大変なのは、母親です。
私は企業の総合職で、一生仕事を続けるつもりでしたが、子供の障害のために今は退社して主婦しています(このまま終わるつもりはありませんけどね)。子供は可愛いけれど、自分の人生設計は正直狂いっぱなしです。

生まれた子供が障害を持っていたとして、どんなに未熟な、弱い両親でもちゃんと育てていくことはできると思います。私だって何とか母親をやれています。環境に(母親が)育てられる、ということもありますしね。
でも、身近に障害児がいて、その周囲の大変さを知っていればいるほど、健常な子供を望む気持ちが強いのは仕方ないのではないでしょうか。

匿名さんは「親の身勝手」と言いますけど、そんな風にはバッサリと割り切れない大きな大きなものがこの問題には横たわっていると思います。

障害を持つ上の子には、染色体異常はありません。前回もし受けたとしても出生前診断ではわからなかったわけです。
でも、私は今回は羊水検査を受けます。
出生前にわかるリスクは極力抑えて、それでも万が一次の子に障害があったら、それはそれで運命なんだときちんと受け入れるつもりです(ま、受け入れざるを得ないんですけどね)。
カホさんも、不安な気持ちがあるならだんな様とよく話し合って、検査を受けた方がいいと思います。「あの時受けておけば・・・」っていう後悔は絶対したくないですよね。

現在の日本の障害児・者政策はなかなか厳しいです。社会で障害者を支える仕組みは脆弱で家族の介護が当たり前です。
例えば私が第二子を出産前後、障害を持つ上の子のために自治体のサポートを受けようと思っても、なかなか安心して任せられる仕組みはありません。通っている幼稚園の送迎を頼もうと思っても「区外はダメ」、上の子の世話を頼もうと思っても「障害を持った方の援助者は見つけにくい」、出産時入院するときに緊急保護を頼もうと思っても「幼児さんは宿泊保護はできません(日中保護のみ)」・・・使えないんです。
一見整備されているように見える自治体のシステムって、使おうとすると穴だらけ。結局家族や親戚を頼らざるを得ないんです。

>妊娠が順調なのに、命を選別しようとしている
>どんな子であろうと、カホさんの子ども
>それこそ親の身勝手
正論ではあるんですけどね。
でも障害児を持ったことで家族が背負う現実の大変さを考えると、正論では済まされないと感じる人がいても決して不思議ではないと思うんですよ。

2002.9.6 17:52 14

風船(秘密)

お返事ありがとうございます。
内容が不十分だったので付け足します。

私の親族の先天異常は、現在の医療では出生前診断は不可能なのです。
自閉症(正確には脆弱X染色体症)とか、鬱病なのです。
どれも必ず遺伝するわけではありません。

それに、ダウン症などとは全く関係がありません。
だから、もしこの子がダウン症だったとしても、直接的にうちの家系の影響ではないのです。
でも、そんなことみんながみんな理解してくれるでしょうか?
よく知らない人は、あそこの家系は異常がでやすいとか、そんな風に思ってしまわないでしょうか?

主人は、うちの家系に障害者がいることを知っています。
ですが、詳しくは知らないと思います。
例えば、自閉症は遺伝します。
しかし、脆弱X染色体は700人に一人くらいの女性は普通に保有している(もしくは突然変異を起こす)遺伝子で、それが発病するかどうかは誰にもわからないのです。
それに、鬱病も遺伝傾向があります。
が、それを言い出したら癌も何もかもが遺伝傾向があります。
うちの親族には癌で亡くなる人が全くいません。
癌の傾向はないのでしょう。

私は親族に特異な障害者がいるから、ここまでの知識を持っています。
が、私はここまで主人に説明すべきでしょうか?
結局、「私の家系と、出生前診断はリンクしない」というのがすでに出ている結果ではあるのです。
ただ、私の中で理屈でわかっているけれど、感情面でどうしようもない怖れが
あるのです。
この理屈を説明しても、全ての人が理解してくれるわけがないです。
それが怖いのです。
はじめの投稿の書き方が悪かったです。
ダウン症だったら、うちの家系のせい「だと思われる」と書くべきでした。

私が一番恐れているのは、実はダウン症ではありません。
ダウン症の子は愛情が伝わるじゃないですか。
それさえ伝わらない、大変な障害を知っているからです。
だから、出生前診断が、根本的に私の悩みを取り去るわけではないのですが…

何だか支離滅裂ですいません。

2002.9.6 18:00 14

カホ(25歳)

>この理屈を説明しても、全ての人が理解してくれるわけがないです。
>それが怖いのです。
>私は親族に特異な障害者がいるから、ここまでの知識を持っています。
>が、私はここまで主人に説明すべきでしょうか?

私はすべきだと思います。
だけど全ての人に理解を求めるのはやはり困難です。
やはり病気や障害に関する偏見などは思った以上にあるし、
事情をよく知らない人はいろいろと勝手に解釈してしまうものですよね。
私自身、自分の難病のせいで辛い思いをたくさんしました。
だけどそれはしょうがないといえばしょうがないことなんです。

でも事情を知らない他人がどう思おうと関係ないと思います。
ご主人さえ理解してくれれば、それでいいと思えませんか?
きちんと病気のことも説明して、そしてカホさん自身の矛盾した気持ち、
葛藤して辛い気持ちをそのまま正直に話されてみては?
ご主人とカホさんのお子さんなんですから・・なんでもお二人で
包み隠さずありのままを話し合うべきだと私は思います。
それでもご主人は理解してくれませんか?
あんまりお一人で思いつめないでくださいね。


2002.9.6 19:58 6

あちこ(28歳)

カホさん、自閉症が「遺伝によるもの」とはまだきちんとした定説になっていません。
確かに自閉症の兄弟とか、自閉っぽい資質を持った親と自閉症の子供とかがいることは事実です。
でも医学的にも学会的にも「遺伝だ」とは一切言われていません。

ネットはメディアです。
特にジネコさんのように多くの方が観る掲示板は、ものすごい影響力を持ちます。
カホさんのこの投稿を見て「自閉は遺伝によるものだ」という現時点では立証されていない事を真実と信じ込んでしまう人もいっぱいいるかもしれないのですよ?
その誤解が世間に広まっていったら、自閉症の兄弟を持つ子供は将来結婚を反対されるようになるかもしれません。
あなたがダンナさんの親戚から「ダウンの子が産まれたのは障害を持った人のいる家系のカホさんのせいだ」と言われるのが怖いというなら、あなたのこの発言はもっともっともっと恐ろしい影響を色々な人に与えると思います。
私の子供は自閉症ではありませんが、自閉症のたくさんの子供を間近にみている一人の親として、あなたの軽はずみな発言は許せません。
自閉症の子供に親の手がかかるために、日頃淋しく、我慢をさせられがちな健常の兄弟に、さらに余計な苦しみと負担を与えないよう、どうか謝罪と訂正をあなたの手でお願いします。
それが出来ずに、あなたが「自閉は遺伝だ」という言うなら、学会論文でも文献でもあるならば、どうかそれをここに示してください。見つからないと思いますけど。

また、自閉症の子は愛情が伝わらない、みたいな書き方も訂正していただきたいです。私の周りにはお母さん大好きでお母さんから離れられない自閉症児や、いつもニコニコ笑顔を絶やさない穏やかな自閉症児もいっぱいいますよ。
自閉と鬱も一緒にしないで欲しいです。自閉は精神疾患じゃないですよ。生まれつきの脳機能障害です。
「親戚にいる」と書かれているから、実はあなた自身が自閉症についてよくご存じでなく、偏見だらけなんじゃないでしょうか。

厳しいことをまず書いた上で、カホさんの気持ちはわかりますよ。
世の中は障害なんて全て一緒ですからね。
でもそういう偏見には胸を張って生きていればいいんじゃないでしょうか?
幸い、私の両親もダンナの両親も「家系が・・・」などとは言い出さない人間ですが、万が一そんなことをいう人がいたとしても、「それは違いまーす」と胸を張っていればいいのでは?
自分に後ろめたいところがなければ、やなヤツは無視して、心の中で軽蔑していればいい、というのが今の私の姿勢です。

2002.9.6 20:59 6

風船(秘密)

脆弱X染色体による障害について少し調べました。

脆弱X染色体症候群は、症状が自閉症と似ていることが多いけれど、自閉症ではありません。

カホさんのおっしゃるとおり、脆弱X染色体症候群は遺伝します。
ですが、脆弱X染色体症候群は自閉症ではないので、カホさんが書かれている、「自閉症は遺伝します」という文章は誤りです。

これはカホさんとは関係ないですが、この場を借りてこれを読んでくださっている方にだけは正しい知識を持っていただきたいです。
自閉症=引きこもり、とか鬱病のような精神疾患と誤解している方は本当に多いです。「私、自閉症になっちゃう」とか良く冗談で言っている方が多いですが、それは全くの誤解です。

自閉症は、先天性(後天性はあり得ません)の脳機能障害であり、親の育て方や遺伝とは関係ありません。
どうか、そこのところはきちんと理解してください。

カホさん、それと脆弱X染色体症候群の保因者は検査で特定できるそうですよ。胎児ではなく親の受ける検査だと思いますが。

2002.9.6 21:43 7

風船(秘密)

私の書き方が悪かったようで本当にごめんなさい。

脆弱X染色体症は、日本では「自閉症」扱いとなっていることが多いのです。
私の親戚は、ずっと自閉症だと診断されていましたが、ここ数年でこの病気であることが判明したのです。
日本で自閉症と診断されている子のいくらかは、これが主な原因です。
脆弱X染色体は、その名の通りX染色体上にあり、遺伝します。
ただし、この染色体を持っていても必ずしも発病しないことからも、この遺伝子と複数の遺伝子が発病に関係していることがわかります。
実は、この脆弱X染色体症については、遠くない未来には、出生前診断が可能になるそうです。

一般論でなく、私の親戚の子は、親の愛が理解できません。
彼女の親は、それが何より辛いといつも泣いていました。
どんな障害の中でも…それが一番辛くて哀しいと思うのです。
見返りを求めて愛するなんて、それこそが間違っているのかもしれません。
親は無償の愛を注げばいいのです。
でも、奇麗事では割り切れない哀しさが、壮絶さがあるのです。
産まれてすぐ、脳性マヒになって、寝たきりのお子さんもたくさんいますね。
その子を愛する自信が、今の私にはないのです。
だからこそ、自分がそんな立場になったとき、恐ろしいです。
弱い私が、ともに生きていけるでしょうか。
きっと現実から逃げたくて死んでしまいたくなると思うのです。
そして、それ以前にこんな情けのない人間の元に生まれてくる赤ちゃんが、すでにあまりに不幸な気がしてたまらないのです。
皆さんの仰るとおり、こんな勇気のない私は、子供を持つ資格がないのだと思います。

私も脆弱X染色体を保有している可能性があります。
可能性だけで言えば、人間全てがあるのですが(特にこれは突然変異でも出現するので)、私は身内にいる分、それを意識せざるを得ないのです。
もし、遺伝して発病したらどうしようと、怖くて怖くて仕方がないのです。

変ですが、書きながら、だんだん心の整理ができてきました。
結局私の心配は、そのことがほとんどなのです。
あまりに怖くて、少しでも何でもいいから安心材料が欲しくて、それで出生前診断を受けようと思っているのです。
全く、何て勝手なんでしょうね…。

まず、自分が変わらなくてはと強く思います。
怯えるだけで、逃げるだけでは、お母さんになれませんよね。
今、宿ってくれたこの子のために、勇気が欲しいです。
もう一度、主人の言葉をかみ締めて、赤ちゃんのこと考えてみます。
皆さん、うじうじしたことばかり言ってしまってごめんなさい。
でも、とっても胸にしみました。
ありがとうございました。

追伸;

自閉症や脆弱X染色体症は脳障害、欝は精神障害です。
全く違うものです。
並列して書いてしまって誤解を与えたようでしたら、すみません。
ただ、鬱病も遺伝傾向があります。
必ずしも遺伝するわけでは決してありません。あくまでも傾向です。
それは、肥満などと同じようなもので、遺伝子レベルの傾向もあるでしょうが、生活習慣や親の性格、環境などにも大きく影響されます。
実際、うちの家系は鬱病患者が複数います。
私は「遺伝病」ではないと思っていますので、主人に「遺伝」するとは言っていません。
ただ、そういう人がいることを告げているのみです。

風船さんにお伺いしたいのですが、私はよく「結婚する前に(障害のある親戚のことについて)言っておくべきだ」と言うご意見をよくいただきますが、どこまでを言うべきなのでしょうか?
例えばガンの家系であるとか、皆さんどこまでを旦那様に告知されていらっしゃるのでしょうか…。
私は欝の家系だ、遺伝の影響が0とは言い切れないと、言うべきだったのでしょうか?
でも、それっておかしいと思いませんか…?
風船さんが仰るように、無知な人は無知ゆえに偏見を持ちます。
偏見をもたれないためにはしっかり説明しなければなりません。
でも、いったいどこまでをするべきなのでしょうね…。

2002.9.7 01:51 6

カホ(25歳)

 天使の会議は空の上で毎日開かれているらしい・・・


  天国の特別な子ども

 会議が開かれました。
 地球からはるか遠くで
 『また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ』
 天においでになる神様に向かって 天使たちは言いました。
 『この子は特別の赤ちゃんで たくさんの愛情が必要でしょう。
 この子の成長は とてもゆっくりに見えるかもしれません。
 もしかして 一人前になれないかもしれません。
 だから この子は下界で出会う人々に
 とくに気をつけてもらわなければならないのです。
 もしかして この子の思うことは
 なかなか分かってもらえないかもしれません。
 何をやっても うまくいかないかもしれません。
 ですから私たちは この子がどこに生まれるか
 注意深く選ばなければならないのです。
 この子の生涯が しあわせなものとなるように
 どうぞ神様 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげてください。
 神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。
 その二人は すぐには気がつかないかもしれません。
 彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。
 けれども 天から授けられたこの子によって
 ますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになることでしょう。
 やがて二人は 自分たちに与えられた特別の
 神の思召しをさとるようになるでしょう。
 神からおくられたこの子を育てることによって。
 柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ
 天から授かった特別な子どもなのです』


     Edna Massimilla作
        (大江 祐子訳)

2002.9.7 08:41 6

エンジェル(秘密)

カホさん
〆られたのにスミマセン。
子供を出産するって、その子供の色々なこと(病気・性格・トラブル・・・諸々全て)を
受け入れることだと思うんです。

出生前検査をして、何も異常がなく安心しても、出産のトラブルで
肢体不自由になってしまうかも、突然の高熱やインフルエンザで脳炎の
ようになり脳に障害が残るかも、事故で障害を持ってしまうかも・・・・
と、挙げればキリがありません。

それらがイヤで、怖くてたまらず、そんな子供の母親になるのがイヤなのなら母親になる資格なんてないんじゃないでしょうか。
何よりも、そんな母親の元に産まれた子供は可愛そうです。

五体満足で、健康で完璧な子供しか、いらない。
そうじゃないなら自信がない、イヤだ・・
私は読んでいて、こう感じてしまいました。

2002.9.7 15:43 7

匿名希望(秘密)

カホさん、説明ありがとうございます。
脆弱X染色体症候群の症状は自閉症と似ているので、幼児期には自閉症として診断を受ける方も多いようですね。
ただ、やはりそれは「誤診」であって、あくまで脆弱X染色体症候群と自閉症は違う障害なのだと、ここでもう一度言わせてくださいね。

上のスレッドにも書きましたが、お金はかかるけど、カホさんが脆弱X染色体の保因者かどうかは検査できるようですよ。
まだ25歳だからダウン症の子供が産まれる確率はものすごく低いでしょうし、同じお金だったら羊水検査よりも脆弱X染色体の保因者かどうかの検査をする方が不安は軽減されるような気がしますね。

>私はよく「結婚する前に(障害のある親戚のことについて)
>言っておくべきだ」と言うご意見をよくいただきますが、
>どこまでを言うべきなのでしょうか?
難しいし、あくまで私なりの意見ですけど、「同居の家族」のことについては私は話す義務があると思います。でもカホさんのように同居してもいない親族のことについて話す「義務」はないと思いますよ。
鬱病は最近は100人に1人以上かかっている「心の風邪」のようなものと聞いてますし、私も鬱が遺伝するとは聞いたことがありませんでした。
同居していない親戚まで含めたら、“何か問題のある”人がいないお家の方が珍しいくらいなんじゃないかしら。
同居の親族の場合は、やっぱり影響が大きいですよね。例えばボケたおばあちゃんがいるというだけでも、入院したから週一度付き添いやって、とかお母さんが旅行だからその間面倒見て、とか実際にかなり影響が及んで来るから・・・。
兄弟に障害児がいる場合も、親は決して兄弟にその子を背負ってくれなんて思っていないでしょうけど、やっぱり色々な面で面倒をみる必要が生じますよね。それはきちんと言わなければならないですよね。
でも、カホさんの場合は、ご親戚、でしょう?ダンナ様に「障害を持った子がいることは一応知ってるけど、詳しくは知らない」くらいには言っているのでしょう?結婚の時点ではそれで私だったら十分だと思うけど。。。
ただ、現在は状況が違いますね。実際問題、カホさんが脆弱X染色体の保因者である確率は普通の人よりは高いわけで、それが不安なのだということと、検査ができるようなので検査を受けたいということをダンナ様に話してみたらどうなんでしょう?きっとダンナ様も深く話せば理解して下さると思うんだけど。

障害児を持ってると、障害児の母親のネットワークがありますから、たくさんの障害児を知ってます。知的障害児だけでなく、肢体不自由児もね。
中にはとっても重度で、身体も全く動かせないし、表情もほとんどないという子もいます。
でもね、どの子のお母さんもみんな我が子のことを愛していますよ。傍目から見ている方が「大変だ、こんな子をもし授かったら自分にはとても愛せない」と思っちゃうのかもしれませんね。
私がカホさんの発言を読んでいて???と思うのは、
>私の親戚の子は、親の愛が理解できません。
>彼女の親は、それが何より辛いといつも泣いていました。
という部分です。
最重度の知的障害児でも、最重度の肢体不自由児でも、親の愛情は必ず理解できるし、実際にしていますよ。そしてそれを必ず彼らなりの表現して返してくれているはず。健常児よりははるかに少なくてもね。
障害児の子育てだって、辛いばかりじゃないんですよ。喜びもあれば苦しみもあるのは健常児の子育てと一緒。ただ健常児はどんどん自立していくけど、障害児はずっと手がかかるしずっと面倒を見て行かなきゃいけないから負担が多いというだけで。

「天国の特別な子供」、障害児の母親仲間には大変有名な詩です。
ただ、私も含めて、この詩を嫌いな人のが実際は多いんじゃないかなぁ(笑)。
私は神様から選ばれるような立派な人間じゃないですし、選んでなんか欲しくなかったですよ。本当に天国で会議してるんだったら、少なくとも我が家は間違いでしたね。
でもね、上にも書いたけど、いざ子供が障害を持っていたら、どんなに弱くて脆い両親でも、ちゃんと「障害児の親」をやっていけるものなんですよ。やっていかざるを得ないしね。
障害児ってそんなに少なくないですよね。1000人妊婦さんがいたら、その中で必ず数人は障害児が生まれてしまう。それは生命を生み出すという作業の中で必ず避けては通れないリスクなんだと思います。
そして、羊水検査でわかるのはそのなかのごくごく一部の障害ですね。
例えば転職するときにメリットばかりではなくて必ずリスクが伴うように、人生のイベントには100%の成功ってまずなくて、必ずリスクがあると思うんです。
確率は低くてもやはりリスクは完全には避けられないわけで、当たってしまった場合の覚悟はしておかないと・・・ね。
もちろん健常で元気な赤ちゃんを授かることを神様にお祈りしながら!

長くなってごめんなさい。

2002.9.7 16:19 7

風船(秘密)

2042

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