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妊娠したのに喜べない(長文)

2006.3.5 15:19    1 5

質問者: もこさん(31歳)

現在妊娠5ヶ月(19週)の者です。先日妊婦健診を受診し、血液検査をしたところ、HBe抗原(B型肝炎になる可能性がある)が陽性と出てしまいました。
これまで会社の健康診断などで、肝臓に関係のある数値も(GOT、GPT、γーGTP等)すべて正常範囲内だったのにここへ来てこの様な事実が分かり、とてもショックです。

しかし実は、私の母もB型肝炎のキャリア(血液がウイルスに感染してしまっていても肝炎の自覚症状がない状態)だったのです。そして現在は慢性肝炎になりました。

私が中学生ごろのときに、母は体調が急激に変化し、その後、体力的に無理をするとすぐに疲労し、ただ家事をしただけでも横にならないと体力が復活しない、というような生活になってしまい、病院に定期的に検査入院しなければならない状態になりました。

私はこうした母を目の当たりにしてきましたので、20歳位の頃、自分自身も近くの病院で、肝臓の血液検査をしました。その頃言われたことは、「抗体」が出来ているので今後肝炎に感染することはない、と言われたので安心しておりました。
ちなみに肝炎のキャリアの人は一度感染したとしてもウイルスを持つと90%の人が「抗体」を持ち始め、この「抗体」がウイルスと戦って勝利するとウイルスが殆ど消滅するそうです。
ところが残りの10%の人は「抗体」がウイルスと戦い続けている状態で抗体の力が弱いとそのまま肝炎を発症してしまうそうです。
私の場合、現在キャリアの状態で「戦い続けて」いるのでしょう、しかし私の持っている「抗体」が当時いわれた医者のように現在もきちんと機能しているのかどうか調べなければならないと思いますが・・

妊娠が分かって色々調べていくうちにそのHBe抗”原”が陽性だった場合、将来やはり感染する可能性は否めないそうです。(HBe抗原が陰性で、抗体が陽性だった場合は殆ど心配ないようですが。)

現在日本にB型肝炎のキャリアは200万人程いるといわれ、その多くが母子感染によるものだとも言われています。昔は注射針の乱用などでこういう感染のルートが出来たともいわれていますが、母子感染により、新生児のころに免疫注射などの処置を行わない場合、キャリアとなってしまい、将来急性肝炎や慢性肝炎、悪化すると肝硬変や肝臓ガンになってしまうそうです。

現在、肝炎になった場合、インターフェロンなどの注射による治療が主だそうですが、これも、一度治療を始めると一生治療を続けなければならないそうです。ちなみにC型肝炎は最近投薬と注射で病気が小康になる症例をある新聞記者が自らの体験を元にした手記が新聞に掲載されていましたが、B型に関しては未だそのような情報はないようです。

長々と病気の説明になりましたが、私がショックを受けたのは、結婚後、しかも現在妊娠中でこのような事実が分かったことです。もっと早く分かっていれば子供は作らなかったのに、それどころか主人と結婚しなかったかもしれないのに・・・

出産後、現在なら子供に免疫グロブリンなどの注射の投与を生後2ヶ月だか3ヶ月だかに処置すれば子供は対処できるそうです。しかし母親となる私自身は、今後肝炎になる可能性は否定できず、自分の母親が病気になって行くのを目の当たりにしてきた自分としては十分母親を務め上げることができるのかものすごく不安になってくるのです。

考えて見ると、確かに私自身も、学生の頃からあまり体が丈夫なほうではありませんでした。何か事を始めるとたちまち疲れてしまい、家の中にいることが多かったように思います。学校も休みがちで、それに引き換え周りの子は学校生活はおろか、アルバイトもし、サークルや部活動、彼氏までいる・・なんて健康で羨ましいのだろう、と悲観することばかりだった気がします。その上私はアトピーとぜんそく持ちだったため、手や顔にできた湿疹を人に見られることを極度におそれ、余計に人前に出ることを恐れました。過去のことを愚痴ろうと思えばいくらでも出て来る気がしますが、問題はこれから子供をきちんと育てられるのかということでしょうね。

母のようになってしまったら私は母を恨み、自分を責めるでしょう、そして折角子供を授けてくれた主人に非常に申し訳ない気持ちで一杯で情けなくなってきます。本当に弱いと思われるでしょうが今は気持ちを上手に整理することが出来ません・・・。

何だか愚痴ばかりになってしまって申し訳ありません。みなさんの中で、もし肝炎に感染してもお子さんを育てている方がいましたらアドバイスをいただけたら幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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回答一覧


こんにちは。
私もB型肝炎のキャリアです。母子感染です。
私も妊娠した時の血液検査で分かりました。
私も場合抗体がまだなく2人子供を産みましたが、
娘の時(8年前)は産まれた時24時間以内に
グロブリンを打ってもらいました。
その後注射打ってもらわなくて心配だったので
3歳ごろ検査してもらったら感染してなかったので安心しました。
そして去年12月男の子を出産しました。
やはりグロブリンを打ってもらい、先月もまた打ってもらいました。
半年ぐらいの内何回か打ってもらえます。もちろん無料です。
なので赤ちゃんは安心です。でも私も自分の方が心配です。
兄が2人いますが、私がキャリアと分かった頃に2人共慢性肝炎(ちょっと分かりませんが)
になり入院したので私も将来なるのか心配です。
キャリアの大半は自分がキャリアと知らずに過ごしてるみたいなので
このままウイルスが活発にならないように祈ったます。

2006.3.5 16:22 5

匿名(33歳)


こんにちは。産科で看護師をしていましたリンです。
産まれた子どもが何らかの病気や奇形、感染症を持っていると、必ずといっていいほど母親は自分を責めます。
私は肝炎ではありませんが、おそらく母親からの遺伝だろうと思う疾病を持っています。そして一生通院しながら経過をみていく必要があります。しかし母親を恨んではいません。なぜならば母がいなければ私はこの世には存在しなかったから。その病気がいつ悪化するか不安はないと言ったら嘘にはなりますが、病気を持っていても私の人生は不幸ではなかったから。
病気の遺伝、感染症の母子感染は決して母親が悪いわけではありません。誰も悪くないのです。ある意味、仕方がないことです。
もこさんはもしB型肝炎のキャリアだともっと早く知っていたら結婚・妊娠はしなかったと言いますが、もし結婚・妊娠しなかったら、もこさんが今まで体験してきた幸せをこれから産まれてくるであろうあなたの子どもは体験できないのです。病気である事が不幸な事でしょうか?病気を持ってきても、障害があっても幸せな人はたくさんいます。それでもみんな一生懸命生きているのです。
もこさんが言う通り、赤ちゃんには生後48時間以内および生後2か月に免疫グロブリンの筋肉注射、さらに生後2・3・5か月にB型ワクチンを皮下注射し、母子感染を予防します。
そしてあなたも発症しないように定期的にきちんと通院をして下さい。母親が慢性肝炎になったからと言って必ずあなたがそうなるわけではありません。きちんと育てられるかと不安に思うのなら、病院に受診しきちんと肝炎をコントロールすることが何よりも大切だと思います。
もこさんはこれから産まれる赤ちゃんの心配をすることができており、すでにお母さんになってますね。すごいと思います。
旦那さんに申し訳ないという気持ちがあるみたいですが、それであなたの事をもし責めるようなら夫として、赤ちゃんの父親としては失格です。きっと旦那さんならあなたの事を受け止めてくれるでしょう。
肝炎のキャリアだったことに受け止めるのにしばらく時間かかると思いますが、心配せず赤ちゃんを産んで下さい。

2006.3.5 17:13 6

リン(26歳)


私は、これといった病気もなく、健康に過ごしてきましたので、私の言うことに腹が立つかもしれませんが…。
もこさんはお母様が病気で不幸でしたか?うらみましたか?
産まれてこなければよかったですか??
でも産まれてこなければ、ご主人と結婚した喜び、赤ちゃんが出来た喜びも知らなかったのです。
ご主人と結婚しない方が幸せでしたか??
今、お腹の中にいる赤ちゃんはいないほうが幸せでしたか??
結婚しなかった、なんてご主人が聞いたら悲しまれると思います。
赤ちゃんも、ママにそんな風に思われたら、ママに会いたくてやってきたのに、悲しいと思います。
病気で、辛い人もいますし、この先の命が限られている方もいます。
健康な私も明日、事故で死ぬかも知れません。
今日、一日一日を楽しんで過ごしてみませんか??

2006.3.5 21:14 10

匿名(秘密)


匿名(主婦)さん、リンさん、匿名(通りすがり)さん早速のお返事ありがとうございました。 みなさんのお返事を何度も読んで、しばらく涙が止まりませんでした。私はこれから母親になろうとする人間なのに自覚が足りませんね。

匿名(主婦)さんはご自身がキャリアなのですね。しかしお子様を2人も育てていらっしゃる。とても励まされました。お互いにこれから自身の病気が心配ですが、私ももっと病気について調べたり病院でも検査したいと思います。

 
リンさんもご病気を患っておられるようで、この先も通院しながら生活されるのは大変ですね。けれどリンさんは、お母様を恨んではいない。私は母を恨むと書き込みましたが、一度でもそう思った自分が恥ずかしくなりました。
それから看護師としての貴重なご意見ありがとうございます。子供に対して免疫グロブリンの注射を打つことは調べましたが、B型肝炎の皮下注射のことは知りませんでした。(それが生後2ヶ月とか3ヶ月に注射するものだったのでしょうか)今通っている産院にも、今後指導されるでしょうが、勉強になりました。私自身も体調に気を配りたいと思います。


匿名(通りすがり)さん、あなたのおっしゃるように、私は病気の母であっても、母がいなければ私はこの世に存在しなかったのです。そして主人にも会えず子供を授かることもできませんでした。もっとその事に目を向けなくてはいけませんよね。


みなさんの貴重なコメントで、まだ少し複雑な気持ちが残りますが、徐々に前向きになれる気がします。そして頑張って子供を産みたいと思います。

本当にありがとうございました。

2006.3.6 16:40 6

もこ(31歳)


こんにちは、
私は1歳7ヶ月になる娘がいます。とっても元気にスクスク育ってます。
私の妊娠中はとっても順調で楽しい毎日でした。
が、娘の出産2日目に奇形が発覚。
授乳、呼吸困難な状態で一時は産後の疲れと娘の将来を考えて涙が止まらない毎日でした。
とにかく、何かから逃げ出したかったんです。
産むんじゃなかったーーと病院ですすり泣きもしました。
それからも、山あり谷ありで、検査をするたびにいろいろなところに問題が出てきました。
最近になって分かったことですが、これらは全て主人→主人の父親からの遺伝病と分かりました。
これから先、娘に治療は山のようにありますし、どの問題が出てくるかまだ分からない状態です。
今1歳7ヶ月なんですが、娘の姿を見たらそんな問題はウソのようですよ。
毎日、大笑いで、走り回って、賑やかな子なんです。
産んでよかったって思います。
娘が私を目がけて走って抱きついてくる時には本当に何もかも幸せな気持ちになりますよ。
出産後の半年くらいはいろいろ悩むこともあると思います、でも子供が自分で動き出す時期には、もっと視野も広くなると思います。
子供に助けられる日はすぐですよ。
ちなみに、主人の遺伝病は2分の1の確立で子供が受け継ぎます。
でも、私達は2人目計画実行中です。
頑張ってください。

2006.3.9 23:50 5

よも(30歳)

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