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補腎薬と鍼が更年期の治療に相乗効果をもたらす

コラム 女性の健康

補腎薬と鍼が更年期の治療に相乗効果をもたらす

2017 誠心堂コラム37

2017.5.22

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補腎薬と鍼が更年期の治療に相乗効果をもたらす



前回のコラムでお伝えした、誠心堂の更年期の予防・治療法は、腎精の衰えに漢方の補腎薬を用いるのに加えて、血液の巡りをよくすること。「虚すれば補す」という考えに「巡らす」ことをプラスした、誠心堂オリジナルの治療法は大きな成果をあげています。

では、なぜ血液を巡らせることが大切なのでしょう。それは加齢によって腎(女性の場合、卵巣や子宮)の機能が低下すると腎が萎縮することに注目したからです。これは不妊治療にも関係していますが、原始卵胞は35歳から急速に減っていきます。これは、卵巣は使わない器官ということで血流が低下するためにおこるのです。

身体の血液量は決まっていますから、どこを優先して血液を送るかといえば、脳や心臓、肝臓など、命に直接関係する器官です。命に直接関係しない腎(卵巣や子宮)などは二の次となり、血流量が下がって器官は退化、つまり萎縮していきます。

筋トレなどで鍛えられる骨格筋は運動で血流を増やせますが、子宮や卵巣は平滑筋であり、自分の意志では鍛えられないので血流も増やせません。

薬は効かせたいところに届くことで、はじめて効果がでます。すでに更年期で補腎薬を服用している人が、あまり効果を感じないのは血流量の低下が原因かもしれません。

では、どのように腎の血流量をあげたらいいのでしょうか。

鍼には血流を調整する効果があります。例えば肩こりには肩のこっている部分に鍼を打つと肩の血流がよくなり肩こりが楽になります。腎の場合、直接鍼は打てないので、腎に効く経絡(つぼ)を使って間接的に血流を調整します。また、更年期によく効くツボもありますから、そこにも鍼を打ちます。例えば頭皮鍼は鎮静効果があるので、更年期の不眠症が改善されます。

誠心堂の更年期治療は漢方の補腎薬で腎の急激な衰えを緩和し鍼治療で漢方薬を腎に届きやすくします。このダブル治療がより高い効果をもたらすのです。

更年期は誰もが通過する人生の節目です。だからこそ、その過ごし方が老後に大きく影響すると言っても過言ではないでしょう。とは言っても、更年期障害は全ての人におこるわけではありません。神経質になりすぎず、自分の体に合ったケアを行えば、その後も元気に歳を重ねることができるのです。もちろんそれは更年期障害がある方も同じです。




中医学の素晴らしさ



皆さんは中医学をご存知ですか?
漢方薬や鍼灸治療・薬膳・気功など様々なコンテンツがありますね。特に治療に関わる場合、漢方薬と鍼灸のことを指します。日本では別々に治療するケースが多いのですが、本来の治療では組み合わせることがとても重要です。
1+1は2ではありません。中医学では漢方薬と鍼灸治療の組み合わせることで、とても素晴らしい効果を発揮しています。
漢方薬は患部に届いて初めて効果が出ます。だから、弱った臓器の血流を鍼灸で回復させる。
ぜひ、あなたに合った組み合わせ方法を中医学の誠心堂へご相談ください。








株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生

株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。

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