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知っておきたい!日本の伝統&年末年始 伝統のおせち料理

コラム くらし

知っておきたい!日本の伝統&年末年始 伝統のおせち料理

知っておきたい!日本の伝統&年末年始 伝統のおせち料理

2010.12.8

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年神様に捧げ、家族の繁栄を願う
伝統のおせち料理


普段は日本食を食べることが少ないという人もお正月はやっぱりおせちを食べて過ごしたいもの。おせち料理には一つひとつ意味があり、1年を元気に過ごすための祈りが込められています。


imageおせちは年神様にお供えし、力をいただく節句料理
三が日に食べるおせち料理には、どんな意味があるのか、ご存じでしょうか?「おせち」という言葉は「お節句」が変化したもの。一年の節目となる日を節日といい、一月七日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日を五節句と呼びますが、「おせち」はこの節日に神前にささげる節句料理の総称でした。お正月は節日の中でも、一年の節目にあたる特におめでたい日として別格に扱われており、今では、おせち料理はお正月だけのものをさすようになりました。

おせちは年神様への供え物として作り、年が明けると家族全員でおろしていただきます。お雑煮も同じで、神様に供えた餅を神棚からおろし、それを野菜やお肉、魚などと食べます。みんなで食べることで神様の力をいただき、元気になると考えられてきました。お正月に使うお箸は柳箸で両細箸ですが、それは神様の口と自分の口が使うため。神様も一緒に食べているという考えからです。




一つひとつの意味を確認しながら食べよう
お料理の中身には、縁起の良い意味や願いが込められています。家族が元気に過ごせますように。子孫が繁栄しますように。財産に恵まれますように。「一つひとつに込められた意味を言葉に出すことで、力が生まれてくるのだと思います」(岩下先生)

おせち料理は、四段の重箱の中につめるのが正式な方法。一の重(一番上)には「祝い肴」といい、三種肴と呼ばれる黒豆、数の子、田作りを中心に並べます。二の重は「口取り」で、きんとん、蒲鉾、伊達巻など。三の重は「海の幸」で鯛、昆布巻き、海老など。そして四(与)の重は「山の幸」でれんこん、里芋、こんにゃくなどの煮物を入れます。「忙しくて作れないという人は、おせちを代表する三種肴だけでも用意するといいですね」(岩下先生)
































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黒は道教では邪除けの色。まめに元気で暮らせるようにという願い。


たくさん子どもができるように。数が多くて子孫繁栄に縁起が良い。


昔の田植えの肥料で五万米と書き、豊作を祈願。別名「田作り」。


牛蒡は土の中に生える。しっかりした土台と気持ち作りができるように。

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黄金色の丸い小判を意味し、財産がたまるようにという願いをかけて。


日の出のようで新しい門出におめでたい。赤は魔除け、白は清浄を示す。


伊達=粋で人目につく、巻く=むつむで、進歩、教養、文化を表す。


たくさんの穴があることから、将来の見通しがよくなるようにという願い。




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