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鍼灸で本来の治癒力をアップしよう

鍼灸で本来の治癒力をアップしよう

鍼灸で本来の治癒力をアップしよう

2011.9.22

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chapter4 循環調整


鍼灸で本来の治癒力をアップしよう
個々の全身状態を診ながら治療を行なう鍼灸で、自分自身の体を調整していく。自ら健康になろうとする
力を高めながら、周期調節法も視野に入れた鍼灸の不妊治療を行えば、妊娠しやすい体に改善できます。

中医学の鍼灸で自然治癒力向上妊娠の確率が65%高くなる
鍼灸治療も漢方薬と同じように、病名にだけ目を向けるのでなく、個々の全身状態を診ながら治療を行います。
鍼灸治療は、鍼灸を通じて外部からの刺激により体の内部に働きかけ、体を調整し、体の治癒力アップのサポートをします。

鍼灸での不妊治療は古くから行われており、高い効果があることが実証されています。また、2002年にドイツと中国の合同研究チームが、鍼灸治療が不妊症の改善に効果があると、アメリカの生殖医療学会誌で報告しています。

調査は人工授精を受ける160人の女性を対象に行われました。あらかじめ2つのグループに分け、一方に鍼灸治療を行ったところ、鍼灸治療をしていないグループの妊娠率が26.3%。それに対して治療を行ったグループは42.5%でした。人工授精の妊娠率は、よくて3割といわれますから、これはかなり高い数字といえるでしょう。

2009年2月7日付けの英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」のオンライン版に、体外受精を受ける女性が、同時に鍼治療を受けると、妊娠の確率が65%高くなることが掲載されるなど、鍼灸の不妊治療は世界中で注目されています。


気の流れが悪い「気滞」と血流が悪い「瘀血(おけつ)」に効果的
漢方薬と鍼灸を併用すると相乗効果があるのですが、西洋医学の治療に鍼灸を加えてみたいと考える方もいるでしょう。

鍼灸にもさまざまな効能があるのですが、気や血の滞りを改善し、循環を良くすることを得意とします。鍼の長さや太さは、症状によって使い分けられ、冷えの症状がある人などにはお灸も併用します。

必ずとはいえませんが、排卵着床がうまくいかない方は、骨盤内循環を良くすることで、排卵や着床の手助けをすることができるのです。


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漢方薬と併用することで相乗効果が得られる
中医学の周期調節法も視野に入れ、漢方薬に鍼灸治療を組み合わせることで相乗効果を得ることができます。鍼灸の刺激は、自らの力でホルモン分泌を促し、月経の安定、ひいては妊娠力をアップする手助けとなるのです。

鍼灸は以下のような効果がありますので、西洋医学の不妊治療と併用するのもいいでしょう。

1.女性ホルモンのバランスをとる
女性ホルモンの分泌を促すため、卵子の発育もよくなり、着床しやすいふっくらと厚い子宮内膜にします。ホルモンバランスがとれることで、基礎体温が整い低温層と高温層の2層をしっかりとつくることができます。

2.排卵をスムーズにする
排卵障害による不妊症の場合は、排卵期に鍼灸治療を施すことにより排卵を促します。

3.月経期の子宮内膜の排出を促す
子宮内膜の厚みはあるにもかかわらず、月経の出血が少ないのは、子宮内膜がしっかり排出されていない場合があります。月経前や月経期に鍼灸治療をすることで、子宮内の不要な血液を充分排泄させ子宮内膜を掃除することで、新たな子宮内膜による、着床しやすい環境が整います。


男性不妊にも効果が期待できる
鍼灸治療は、男性不妊の治療でも、原因や患者の体質に合わせた治療を行っていきます。腎のツボはもちろん、女性不妊と同様に自律神経のバランス、ひいてはホルモンバランスを整えることで、生殖機能の力を高め、精力・精子の数・精子の質のアップを促すことが期待できます。また、治療により、心身のストレスや疲労を解消させたり、体力回復を促す手助けとなります。精子の質はストレスに大きく左右されることがわかっていますが、職場のストレスや疲労を解消し、体力をつけることも鍼灸治療で可能になります。

治療を受けた日はお風呂も飲酒も2時間は控えます。お風呂やお酒は全身刺激になってしまい、目的のツボへの刺激・効果が薄れてしまうからです。


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・ 漢方・鍼灸をもっとよく知って体の調子を整えよう!
・ 漢方で着床しやすい子宮内膜を
・ 自然な月経リズムをサポートする「周期調節法」とは?


監修:誠心堂薬局


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