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コラム   >   子育ての広場   >   0~6ヶ月   >   母乳育児がつらい時、どうやって乗り越えるの? いつまで続けるべき?

母乳育児がつらい時、どうやって乗り越えるの? いつまで続けるべき?

母乳育児がつらい時、どうやって乗り越えるの? いつまで続けるべき?

布施政庭 先生(綾瀬産婦人科・綾瀬産後ケア)

母乳育児で気になる食事、服薬・・・生活面で気をつける点は?



赤ちゃんに母乳を与えるお母さんにとって、食事はとても大切です。

とはいえ、特別な食材やメニューは必要なく、野菜や肉、魚などをバランスよく、できるだけ多くの品数を食べるだけで十分です。

しかし、なかには赤ちゃんを産むまでほとんど料理をしたことがなく、菓子パンとジュースでお腹を満たすような生活をしていた人もいるでしょう。

もともと食生活にこだわらずに過ごしていたのに、お母さんになった途端に母乳のためのレシピをいろいろ調べ、アレルギーやダメなものを気にして献立作りを頑張り過ぎてしまうと、食事自体がストレスになってしまいます。

そこで料理が苦手なお母さんには、「ごはんと具だくさんの汁物」をおすすめしています。

簡単に作れて、これだけで必要な栄養をバランスよくとれるからです。

 

 

急に完璧にやろうと思わず、頭を柔らかくして、無理なくできる方法を見つけて、気持ちも体も楽になるよう心がけましょう。

また、母乳をあげているからと、自己判断で治療の薬を飲まない人がいます。

また具合が悪くても、薬を飲まずに頑張っている方もいます。頭痛薬などの鎮痛薬を服用しても通常は問題ありません。

しかし、ステロイド剤など、飲んではいけない薬もあるので、薬を飲むときは、産科や内科の医師に相談して処方してもらったほうがよいでしょう。

 

思い込みや自己判断でたくさん制限を作って、母乳育児がストレスにならないようにしたいものです。

 


いつまで母乳を続けるの? 断乳と卒乳の違いは?



母乳をやめる方法には、断乳と卒乳があります。

断乳は、お母さんの職場復帰、または病気で治療しなければいけない時など、お母さんの都合で母乳育児をやめることです。

一方、卒乳というのは、赤ちゃんが固形食を食べられるようになって自然と母乳を飲まなくなり、それにともないお母さんの母乳も出なくなっていき、文字通り母乳を卒業することです。

そのため、母乳をやめる時期はいつまでと一概には言えず、それぞれの家庭環境や考え方によって変わってきます。

お母さんがすぐに勤めなくてはいけない場合や、何らかの理由でやめようと決めたのなら、それに合わせて断乳しなければいけません。

一方、卒乳の時期は子どもにもよるので、2歳~3歳になる場合もあります。

 

母乳育児の終わりは1人ひとり違い、マニュアルはないということです。


母乳育児がつらく、ストレスを感じる理由は


産後ケアをしていて感じるのは、今のお母さんは数字でしか納得できない人が多いということです。

特に、出産まである程度仕事をしてきて、きちんとスケジュールを立てて物事を進めてきた人に多いようです。

病院での母乳測定での数字をすごく気にしたり、授乳中にスマホのタイマーで授乳時間を測って、育児アプリに記録している人もいます。

しかし、そういった細かい数字に一喜一憂せずに、赤ちゃんやお母さん自身のおっぱいの様子をまるごと見てください。

 

 

それよりも、お母さんが毎日の授乳を通じて、「このぐらい飲んで自分のおっぱいが軽くなった」とか、「このぐらいで赤ちゃんは満腹そうな顔をしている」という身体感覚を育てることが大切です。

そして子供の成長には波がありますから、生後1か月以内は1週間くらいの単位で、ゆっくり見守ってほしいところです。

 

 

また、インターネットの情報に振り回され過ぎないでください。

「おっぱい 飲まない」などという言葉で検索すると情報ページが何万件も出てきますから、真面目なお母さんほど全部真に受けて混乱し、育児の迷子になってしまいます。インターネットにあるのは一般的な話やほかの親子の事例ですから、そこに自分の正解はないと思ってください。

不安に思うことがあったら、病院の母乳外来や母乳育児相談室、産後ケア施設など、専門家に相談するのが早道です。

母乳の出が悪い時などは、早いほどおっぱいマッサージが有効ですし、改善する可能性が高くなります。

 

●●●まとめ

 

以前、おっぱいがトラブルを起こしているのに、タオルをかんで痛みに耐えながら授乳しているお母さんがいました。

そこまでして母乳をあげたいと思うお母さんがいる反面、ストレスや疲れで母乳育児がつらく、やめたくなるお母さんもいるでしょう。

また、母乳育児をしたくても、だんだん母乳が出なくなることもあります。

しかし、赤ちゃんにとって一番大切なのは、お母さんが笑顔で栄養を与えてあげることです。

完全母乳ではなく、母乳とミルクの混合でも完全ミルクでもよいでしょう。

ぜひ肩の力を抜いて無理をせずに、体を休ませながら乳児期の育児を楽しんでほしいと思います。


お話を伺った先生のご紹介

左から 丹波主任、布施院長、渡邊マネージャー

当施設は、産婦人科と、都内では珍しい 子育て支援 産後ケア専門施設を併設しております。 特に、産後ケア施設では、医師とケア専門助産師・看護師がお母さんと赤ちゃんを24時間サポートいたします。お母さんとその家族が一緒に、自分達らしい育児ができるようにサポートいたしますので、お任せください。 悩みを抱え込まずに、お気軽にご相談ください。

≫ 綾瀬産婦人科・綾瀬産後ケア



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