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HMG注射に切り替えれば 卵胞が複数できることはなくなりますか?

コラム 不妊治療

HMG注射に切り替えれば 卵胞が複数できることはなくなりますか?

「毎日の通院は難しいので自己注射を考えていますが、病院でやる注射と違いはありますか?痛みはどれくらいなのでしょうか。」

2015.5.27

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セカンドオピニオン Part1|一般不妊治療


HMG注射に切り替えれば 卵胞が複数できることはなくなりますか?



相談者:ルルさん(36歳)


HMG注射について
血液検査の結果により、クロミッドⓇ+タイミング療法の治療を行っています。クロミッドⓇが効きすぎるのか、複数卵胞ができてしまい、2周期とも子づくり中止になってしまいました。その前はセキソビットⓇに3周期トライ。もともと治療前から基礎体温は2相に分かれており、自然排卵もしていたと思います。先生からは、「クロミッドⓇで複数卵胞ができてしまうでも、HMG注射に替えると複数できなくなることもあるので、試してみますか?」といわれました。ネットで調べると、クロミッドⓇで効果が出なかった人が注射に切り替えることはあるようですが、私のようなケースで注射に切り替える人はいるのでしょうか。毎日の通院は難しいので自己注射を考えていますが、病院でやる注射と違いはありますか?痛みはどれくらいなのでしょうか。



クロミッドⓇを使って複数卵胞ができてしまう人は多いのですか。


堀川先生:あまり多くはいらっしゃらないでしょうが、量にもよると思いますね。排卵誘発をする際、摂取量が多ければ内服薬でも多胎になってしまうリスクがあるので、複数卵胞ができてしまうということはあると思います。特に卵巣の反応がいい方はそうなってしまうケースがあるようですね。血液検査の結果により排卵誘発をすることを選択されたということですが、生理の周期が順調であれば、お薬を使う必要はないのでは?ただし、排卵までだいぶ時間がかかるようなタイプであればお薬を使うメリットはあると思います。


担当の先生がおっしゃるように、HMG注射に切り替えれば、卵胞がたくさんできてしまうことを避けられるのでしょうか。


堀川先生:ルルさんがインターネットの情報で見たように、クロミッドⓇに抵抗するようなひどい排卵障害の場合はHMG療法に進むのが一般的だと思います。あとは、卵巣の反応が良すぎる人。多嚢胞性卵巣のように卵胞がたくさん育ちすぎてしまう場合は、HMG注射や自己注射できるリコンビナントFSHを低用量使ってコントロールしていく。それならば、卵胞が複数育たないというメリットがあると思います。ルルさんはどのくらいの量のクロミッドⓇで卵胞がたくさんできすぎてしまうのでしょうか。たとえば1日3錠程度の量であれば、確かにHMGに替えたら複数できなくなることもあり得ますね。しかし、1日1錠を5日間など、最低限の量で今のような状態になってしまうのであれば、注射に切り替えたらもっとできてしまうのではないかという心配があります。もし後者の場合なら、あえて排卵誘発をしないほうがいいという気がしますね。クロミッドⓇの量が多いようでしたら、5錠ではなく、3錠に減らしてみるとか。もしくは、フェマーラⓇのような新しいタイプのお薬を使ってみる。このお薬は卵巣過剰刺激症候群のような副作用は少なく、妊娠率もクロミッドⓇより高いという報告もあります。


自己注射を試してみるという選択も?


堀川先生:自己注射で使えるのはリコンビ
ナントFSHという製剤に限られています。HMGにはLH(黄体ホルモン)というホルモンも含まれているので、多嚢胞性卵巣のような卵胞がたくさんできやすい人は避けたほうがいい場合も。ですから、ルルさんの場合、自己注射の選択でいいのではないかと思います。病院で打つHMGは筋肉注射で痛みを伴いますが、自己注射は皮下に打ちますし、針も細く短いので痛みはほとんどありません。効果は病院での注射と変わらず、通院の手間もない。肉体的な負担もかなり軽減されますが、やはり、打ちっ放しではなく、病院で卵胞をきちんとチェックしていくことは大切だと思います。


高崎ART クリニック 堀川 隆先生

出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.26 2015 Summer
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