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肩こりがひどいのですが、妊娠中の湿布の使用はダメ?

コラム 妊娠・出産

肩こりがひどいのですが、妊娠中の湿布の使用はダメ?

肩こりがひどいのですが、妊娠中の湿布の使用はダメ?

2015.6.9

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辛い肩こりに悩む人は少なくないようですが、妊娠すると更に症状が悪化することがあります。日頃から肩こりがひどく湿布を使用しているが、妊娠中でも湿布を使うことに問題はないかという質問に、看護師さんたちは何と回答しているのでしょうか。


 


妊婦の湿布使用についての相談:「ひどい肩こり。妊娠中でも湿布を使って大丈夫?」



肩こりがひどくて妊娠前から湿布をよく使っていました。今妊娠8週で、妊婦が湿布を使ってよいのかなと思いパッケージを見ると、妊娠中は使ってはいけないと書いてあるものと書いてないものがありましたが、この違いは何でしょうか。「妊娠中は使用不可」と書いてないものなら、使っても大丈夫なのでしょうか。(30代・女性)



湿布に含まれる成分によっては、胎児に影響があるものも


湿布は、炎症を抑えるため血管を収縮させて冷やす作用があるのですが、湿布に含まれる成分によっては、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすものもあるようです。



湿布には、筋肉の炎症を広げないため血管を収縮させ冷却する効果があるのですが、湿布に含まれるケトプロフェンという成分が胎児動脈管収縮をおこし、胎児が肺高血圧症になった事例があります。市販の湿布は成分にケトプロフェンが入っていないものを選び、妊婦は注意が必要といった表示がされているものは避け、薬剤師と相談の上購入した方がよいでしょう。(産科看護師)




湿布は成分によって、妊婦でも使用可能なものと使用に注意が必要なものにわけられます。インドメタシンやボルタレンなどの血管を収縮させる作用が強い成分は、赤ちゃんに流れる血液量を減少させ、実際に胎児が亡くなったというケースもあります。(内科看護師)




一般的に内服薬(口から飲むお薬)ではなく外用薬(塗ったり貼ったりする薬)は、妊娠中でもさほど支障がないと言われており、産婦人科の先生方は湿布はどんなものを使っても大丈夫とおっしゃっていました。しかし安全性を考えるなら、血管収縮作用が強い成分を含む湿布を避けるという意味でも、産婦人科医に処方してもらったものを使う方がよいと思います。(看護師)



ただでさえ辛い肩こりですが、身体の自由がだんだん効かなくなる妊娠中は、更に症状が進んでしまいそうです。健診の際などに担当医に相談してみるのもよいですし、市販の湿布を使用する際は、薬剤師さんに相談してから購入するとよいでしょう。






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