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向き癖のある赤ちゃん、頭の形はドーナツ枕を使わないと治らない?

コラム 子育て・教育

向き癖のある赤ちゃん、頭の形はドーナツ枕を使わないと治らない?

向き癖のある赤ちゃん、頭の形はドーナツ枕を使わないと治らない?

2015.6.9

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将来の頭の形に影響するのではないかと、赤ちゃんの頭の形を気にするママは多いようです。向き癖のせいか、いびつになってしまった我が子の頭の形に悩むママに産婦人科の看護師さんはどう答えているでしょうか。


 


4カ月の赤ちゃんのママからの相談:「向き癖があるせいか、頭の形がいびつに。ドーナツ枕を使わないと治らないですか?」



4カ月の娘がいます。いつも同じ方向ばかり向いて寝ているせいか、下にしている部分の頭の形が平らになってしまいました。ドーナツ枕を使ってみましたが、ちょっと動くと枕から頭が落ちてしまい、ひどいときには、枕が顔の上にのっていました。危ないので、ドーナツ枕は使いたくないのですが、なにもしないと頭の形はいびつなままになってしまうのでしょうか?それとも使っているドーナツ枕が悪いのでしょうか?(20代、女性)



ドーナツ枕は無理に使用しなくてもいいそうです


基本的に赤ちゃんに枕は必要ないとのこと。向き癖の原因が病気の場合もあるので、気になるようなら健診時などに診てもらいましょう。



乳児の場合は、基本的に枕を必要としません。私の子も向き癖があり、ドーナツ枕を購入しましたが、顔の向きが変わることで、口や鼻をふさぐと危険なので、結局外してしまいました。(産婦人科看護師)




寝返りしにくくなるという点もあるので、ドーナツ枕は無理に使用しなくて良いと思います。赤ちゃんは6カ月頃までは頭が軟らかいので、2、3週間でも向き癖が付いてしまうと頭の形が変形してしまいがちですが、脳の本体には医学的な影響は無いので心配ないです。(産婦人科看護師)




気をつけたいのが病的な原因の場合です。「筋性斜頸」といい、首の付け根にある胸鎖乳突筋という筋肉が収縮してしまうとそちらのほうに頭を傾けてしまい、向き癖に似た症状になる病気があります。これは小児科や整形外科の先生の鑑別が必要ですので、気になるようなら健診等の時に診てもらいましょう。(産婦人科看護師)



向き癖を少なくすると改善も。頭の形は成長と共に気ならなくなります


向き癖を少なくすることで頭の形が改善することも。反対側から声をかける等して色々な体勢を取らせてあげましょう。



向き癖の反対側から声をかけたり、添い寝する時は反対側に寝る、音の出るおもちゃを反対側から鳴らす、握らせるなどすると良いと指導しています。その後、癖の左右差を減らすため、右、左と交互に頭の向きを同様の方法で変えるようにします。そうすると、片方が平らになるということの改善を期待できます。(産婦人科看護師)




生後3週間頃からは、起きている時に、マットレスのような固めの布団で腹ばいにもチャレンジしてみましょう。腹ばいや横に向かせたり、色々な方向に身体のポジションを変えている赤ちゃんは、向き癖が少ないようです。行う時は必ず大人が近くで見守りましょう。くれぐれも、無理に首をひねったり、うつ伏せやタオルを沿えた状態で赤ちゃんから離れないでくださいね。(産婦人科看護師)




向き癖で頭の形を気にしていたお子さんも、ほとんど成長と共に頭蓋骨も形成され、安定していくため、気にならなくなっていきます。(産婦人科看護師)



ドーナツ枕を使わなくても、赤ちゃんの頭は柔らかいので向き癖を少なくすることで改善が望めるようです。積極的に腹ばいなどの運動させてあげましょう。






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