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気付きにくい赤ちゃんの脱水。水分はどのくらい与えれば良い?

コラム 子育て・教育

気付きにくい赤ちゃんの脱水。水分はどのくらい与えれば良い?

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2015.6.19

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赤ちゃんは、大人よりも水分が必要


赤ちゃんの肌は、大人とは違って、ぷるんとみずみずしく、弾力もあります。それは体内水分量が大人よりも多いため。具体的には、大人の体内水分量が体重の60%程度なのに対して、赤ちゃんは体重の70~80%が水分。

一般的に、体内水分量は年齢とともに減少するので、このような違いが生じるのですが、子どもは体内水分量が多いぶん、たくさんの水分を必要としています。


赤ちゃんは脱水症状になりやすい!


口から摂取した水分は、腸管で吸収されて体内に取り込まれ、腎臓で老廃物を濃縮・濾過し、尿として外へ出て行きますが、赤ちゃんは大人と違って、この腎臓で濃縮・濾過するという働きが未熟。

そのため、老廃物を外へ出すために大量の水分を必要とし、また頻繁に排尿をしないといけません。また、体の新陳代謝が活発なため、冬でもたくさん汗をかきます。その上、1年間で体重は約3倍、身長は約1.5倍にまで成長。一生の中で、最大の成長期を迎えています。

つまり、赤ちゃんはちょっとしたことでとても脱水になりやすい、ということ。そのため、特に汗をかきやすい夏場や、体調を崩して下痢・嘔吐をしているときは十分な水分補給を心がけてください。


排尿回数の減少は要注意


ちなみに、赤ちゃんが脱水に陥っているかどうかは、おしっこの回数・量が目安になります。通常、1日に5~10回ほどおしっこをするのに対して、脱水時には排尿回数が減少。「あれ? いつもよりオムツ換えの回数が少ないかも...」と気づくはずです。

さらに半日以上おしっこが出ていなければ、かなり強い脱水症が起こっている可能性大。赤ちゃんもぐったりしてしまっていることが多いです。


飲めるだけ飲ませることが正解


さて、それでは赤ちゃんの脱水を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?基本はたくさん水分を摂取させることです。母乳育児の場合は、赤ちゃんがほしがるだけ飲ませてあげましょう。

人工乳の場合は、半消化体である母乳と違って消化吸収に時間がかかりますので、規定量や頻度を超えてたくさんあげすぎると、赤ちゃんの腸管に負担がかかってしまうことがあります。そのため、湯冷ましや赤ちゃん用の市販のイオン水などを補給してあげるのもよいでしょう。

また、赤ちゃんは体温調節の働きも未熟ですので、特に暑い夏場は冷房をつけて室温を24~28℃くらいに保ってあげることも重要です。

脱水になりやすく、体温調節が未熟な赤ちゃんは、たっぷり水分を摂取させ、また快適な室温をキープすることが大切です。





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