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日焼け止めのSPF値は高ければいいってもんじゃない?!

コラム くらし

日焼け止めのSPF値は高ければいいってもんじゃない?!

プロテア・ジャパン用コラム

2015.9.11

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 日焼け止めのSPF値は高ければいいってもんじゃない?!


アウトドア&スポーツのシーズン到来ですね!
紫外線は1年中降り注いでいるので、夏が過ぎても、UV対策は手を抜けません。
ところで、今お使いの日焼け止めに満足していますか?ものによってはかゆくなったり赤くなったり、塗っているのに日焼けしてしまった...なんていう経験を持つ人も多いはず。

まず、紫外線をカットする成分には2つがありますが、それぞれの特徴を整理しておきましょう。

紫外線吸収剤:紫外線を吸収して熱エネルギーに変える成分
●伸びがよい。●白浮きしにくい。●肌へ負担がやや大きい。

紫外線散乱剤:紫外線を鏡のように反射する成分
●白浮きするものが多い。●低刺激で肌に優しい。

「ノンケミカル」と表示されている製品は紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤だけを使用しているもの。かゆみが出るなどの敏感肌ならこちらをオススメします。

次に日焼け止めの強さを表すSPFとPAについて再確認を。現在、日本では「SPF50 PA++++」が最高値ですが、普段使うのに適しているのはどれくらいでしょう?

まず、「SPF」とは「サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)」の略で、紫外線B派(UV-B)をカットする力を表します。紫外線を浴びたとき、素肌の状態と比べて「この製品を塗ると、日焼けが始まる(赤い斑点ができてしまう)までの時間を何倍に長く伸ばすことができるか」を表したもの。日焼けが始まる時間は人によっても違いますが、約20分。つまり、SPF30は20分×30倍=600分にも伸ばせるということですね。

一方、「PA」は「プロテクション・グレイド・オブUVA(Protection Grade of UVA)」の略。紫外線A波(UV-A)の防止効果を表す目安の数値。SPFが肌が赤くなるのを防ぐのに対して、PAは皮膚の黒化が起こる原因を防ぐという違いがあります。+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示し、++++、+++、++、+の4段階で表しています。

じゃあ、最高値の「SPF50 PA++++」を塗っておいたら万全なのね!と早合点してはダメ。この数値は実験の環境での話。日常で肌に塗った場合は、汗をかいたり手で触れたりこすったりして、いつのまにか日焼け止め自体が取れてしまいます。塗っている間、100%紫外線が防げているわけではないのです!

大抵のメーカーが、2時間を目安に塗り直すことを推奨しているのはそのため。逆に言えば、こまめに塗り直せるならSPFが低めのもので大丈夫。SPF値は高くなるほど、肌への負担が大きくなる傾向にあるので、日常的に使うならSPF30程度で充分です。

さらに、きちんと塗り直しても日焼けしてしまう…という人は、塗る量をもう一度チェックしてみましょう。意外に少なくないですか?製品の使い方に表示してある通りの量を塗ることも、正しい使い方のひとつと言えますね。

文/蓮見 則子






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