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日本人の「ビタミンD」不足が深刻化している、もっともな理由

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日本人の「ビタミンD」不足が深刻化している、もっともな理由

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2015.9.17

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過去の病気と言われていた子供の「くる病」が、日本で再び増えていると話題になっています。くる病は主にビタミンD欠乏によってO脚や背中が曲がるなど、発育不良を起こす病気。どうして今、増えているのでしょう?

ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで、カルシウムの吸収を手伝い、骨や歯の健康を保つのに役立つとても大切な栄養素。子供のくる病はもちろん、大人も骨軟化症、骨粗鬆症の予防に不可欠です。

最近ビタミンDの働きが新たに見直されてきていて、カルシウムバランスを整えるだけでなく、脳や神経、血管なども含む全身の器官に及び、免疫力アップ効果、ガンや糖尿病などに有効かもしれないという報告もあるほど。「長寿ホルモン」とまで呼ばれてもいるのだから驚きですね!

そんなビタミンDですが、私達がよく食べる野菜や穀物、豆、イモ類にはほとんど含まれていないのが難点。多く含まれているのは一部の魚やキノコ類。意識して摂らなければ摂りにくい栄養素なのです。

しかもビタミンDは日光に当たることで体内でつくられる特徴があるため、栄養状態が悪かった1960年代頃までは子供に日光浴をさせることが推奨されていました。たとえ食品から摂ることができなくても、十分な量のビタミンDが体内で合成されるには、週に2回、10〜15分間、日焼け止めなしで日光に当たるだけでもいいからです。

ところが、1980年代以降、紫外線は肌を老化させたり皮膚がんを招く悪者であるとされ、防ぐことが当然になりました。特に日本人のUV対策はヒートアップするばかり。赤ちゃんの時から日焼け止めを塗られて育ち、女性は若いうちからUV対策を教育されるので、1年中日焼け止めを塗り、ツバの広い帽子に日傘、アームカバーでガッチリ全身をガード!

これでは、ビタミンDがつくられるはずはありませんね。皮肉なことに、皮膚の美と健康を保つために紫外線をカットすればするほど、健康効果は薄れてしまうというわけです。

紫外線を避けることに必死になりすぎず、子供はある程度、紫外線に当たったほうが骨が強くなる、大人はさまざまな病気のリスクが減る、と覚えておきましょう。ただ、紫外線の量や強さは地域や季節、天気によって異なり、肌タイプも考慮すると一概に「週に○分浴びればOK」というものではありません。 時々は日焼け止めを塗らずに10〜15分くらい過ごす意識を持ちましょう。

「いまさら紫外線を浴びろと言われてもね…」と思ったあなた!そりゃそうですよね。そんな方にはビタミンDのサプリメントをオススメ。市販品の数は他の栄養素に比べて少なめですが、確実に増えつつあります。紫外線ガードを頑張る人こそ、ぜひビタミンDに注目を!

文/蓮見 則子






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