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どうして運動が必要なのか、あなたは答えられますか?

コラム くらし

どうして運動が必要なのか、あなたは答えられますか?

プロティア・ジャパン用コラム

2015.11.26

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 どうして運動が必要なのか、あなたは答えられますか?


何につけ「運動しましょう」と言われる現代社会。運動というと、つらい、きつい、疲れるといったイメージを持つ人がいるかもしれませんね。

でも、「運動」とは「体を動かすこと」そのもの。スポーツなど特別に体を動かすことだけを指しているのではなく、日常生活の身体活動のすべてを指します。

運動をしたほうがいいということは、なんとなくわかっていはいても「どうして運動をしなくてはいけないのか」と言われると、言葉に詰まることも。今回はそこを考えてみましょう。

そもそも、人間には他の動物と同じように身体が動く仕組みが備わっています。生きていくことは身体活動していること。100年ほど前までは、日常生活を送るだけで運動できていたのですが、機械化が進み、生活が便利になったことで、圧倒的に活動量が減ってしまいました。

反対に食べ物は簡単に手に入るようになり、エネルギーだけはどんどん入って来ます。そこで運動をしなかったらどうなりますか?

食べ物から摂取したエネルギーや栄養が過多となり、それが健康を害する原因に。高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満・メタボリックシンドロームといった生活習慣病にまっしぐらです。

そして動かないでいると筋力、体力、持久力などが衰えていきます。本来持っている機能を使わないと驚くようなスピードでその機能は低下していくのです。

たとえば無意識に行っている「歩く」こと。この活動には、大腿四頭筋、大腿二頭筋、前頸骨筋、下腿三頭筋…脚だけでなく、上半身の筋肉もたくさん使いますね。歩くだけで全身の筋肉を動かしているわけです。

筋肉の付いた身体は基礎代謝量が増え、細胞の生まれ変わりが早くなり、疲労を回復させ、血液の循環が良くなり、病気のリスク軽減にもつながります。

骨も軽い負荷を与えることで骨をつくる細胞が刺激され、丈夫になっていきます。また、歩くことでバランス能力が養われたり、長時間動くことができる心肺機能を鍛えたりもしているため、体力もついていきます。

しかも、体を動かすことは精神面にも良い影響を及ぼすもの。脳の働きが活性化され、記憶力や判断力、集中力などが向上します。思いきり運動した後に爽快感を覚えたり、気分転換になったり、ぐっすり眠れたり…それはストレスに起因した心の病気の予防、改善にも役立っています。最近では、認知症に対する効果も認められているそうです。

そして何より、女性が感じる「美」の衰えも運動不足によるものが否めません。実は、体の老化はもう20代から始まってしまいますが、老化のスピードは人それぞれ。適度な運動で成長ホルモンの分泌を促進させることで、外見の老化を遅らせることだってできるのです。

運動=体を動かすことは、私たち人間にとっては本能的な欲求。心と体を快適に保つためにも必要不可欠なものなのですね!

文/蓮見 則子




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