HOME > 妊娠・出産 > 妊娠3ヶ月 > 妊娠初期からめまいがひどく寝たきりにも…改善できる?
HOME > 妊娠・出産 > 妊娠3ヶ月 > 妊娠初期からめまいがひどく寝たきりにも…改善できる?

妊娠初期からめまいがひどく寝たきりにも…改善できる?

コラム 妊娠・出産

妊娠初期からめまいがひどく寝たきりにも…改善できる?

webマガジン

2016.1.4

あとで読む



妊娠中は、心身に様々な変化が起こります。妊娠初期からめまいが出て困っている妊婦さんから、めまいの改善について相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。



 


プレママからの相談:「妊娠初期から、めまいがひどい。改善方法は?」



妊娠4週目から、めまいなどの症状が現れ、その症状がどんどん強くなっていき妊娠8週目の現在では、台所に立つなどの家事もままなりません。ひどいときでは座っているだけでも頭がボーっとして全身に強い倦怠感が生じるため、横になって寝たきりの状態となってしまいます。家事を行おうとしても、立っていることがつらくなりすぐに四つ這いになってベッドまで移動してしまいます。このめまいは改善できないのでしょうか。(20代・女性)



めまいは、つわりの症状の一つ


めまいも、つわりの症状の一つです。妊娠中の貧血がめまいの原因であると教えてくれました。



妊娠中は、自律神経の働きが鈍くなること、ホルモンの影響や、貧血を起こしていること、また、子宮に血液が集中するため、脳が一過性の貧血状態になって、立ちくらみやめまいが起こります。このめまいや立ちくらみも、つわりの一つです。(産科・婦人科看護師)




妊娠中のめまいは、つわりの症状として起きる場合もあり、安定期に入るとめまいの症状が落ち着くことがほとんどです。しかし、貧血になっている場合は別です。妊娠中、あまりにも貧血がひどいようであれば、鉄剤を産婦人科で処方してもらい、内服する必要があります。貧血はお母さんの身体だけでなく、胎児にも影響を及ぼす危険がありますので、なるべく早くに改善しておく必要があります。(内科看護師)



体調が悪いときは、無理せず休息を


体調が悪いときは、無理をしないで休みましょう。立ち上がるときは倒れないように、ゆっくりと立ち上がるようにしてください。



体調が悪いときは、無理せずに休むことです。安定期に入れば改善されると考えますが、あまりにひどいようでしたら、主治医に相談してください。めまいがしてボーっとするときは、横になって休んでください。少し足を高くして休むと、改善されやすくなります。立ち上がるときは、ゆっくりと倒れないように、壁をつたって立ち上がるようにしてください。(産科・婦人科看護師)



食事で貧血対策を


めまいを改善するための食事や水分補給のポイントを、アドバイスしてくれました。



食事は、鉄分を含むもの、カルシウムやタンパク質、ビタミン、乳製品などを多めに摂るようにしてください。めまいがひどいときは、スポーツドリンクや、お茶に塩を少量入れて、水分と塩分を同時に補給してみてください。(産科・婦人科看護師)




普段の食事から、貧血を改善させるための栄養補給も必要です。鉄分が多く含まれている、ほうれん草や小松菜、大豆製品やごま、ワカメなど植物性の食品を食事に多く摂るように心がけてください。また、鉄分と一緒にビタミンCを一緒に摂ることで効率よく鉄分を摂れるので、おすすめです。(内科看護師)



めまいも、つわりの症状の一つです。体調が悪いときは無理せず横になりましょう。貧血を改善する食事を心がけてください。あまりに貧血がひどい場合は、鉄剤の処方が必要なこともありますので、医師への相談をご検討ください。





あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top