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月経周期に合わせたそれぞれの漢方薬を服用する

コラム 不妊治療

月経周期に合わせたそれぞれの漢方薬を服用する

誠心堂コラム

2016.8.18

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月経周期に合わせたそれぞれの漢方薬を服用する



毎月繰り返される月経周期を4期に分けて考えるのが周期調節法です。
周期調節法では月経周期に合わせて異なる漢方薬をそれぞれ服用します。これは月経周期によって女性ホルモンの種類や分泌が異なり、体調も変化するからです。この月経周期に合わせて漢方薬を飲み分けるという方法により、細かな体質改善が可能となり、自然妊娠も望めるのです。
とは言っても、中医学に基づいた漢方薬で体質改善を行い、自然な妊娠、出産へとつなげていきますから、西洋医学のような即効性はありません。周期調節法は最低でも6か月間は続けてくださいね。
では、その4期ある月経周期の特徴をそれぞれ挙げてみましょう。


●月経期


赤ちゃんが宿る子宮をきれいにお掃除する時期
血行を促進する活血薬と、古くなった子宮内膜や月経血を排出できるように子宮の筋肉や血管の運動のリズムを改善する理気薬を使用します。


●低温期


質のいい卵を育てながら、子宮では受精卵を迎える丈夫なベッドをつくる時期
養血滋陰薬を中心に少量の補陽薬を併用して、子宮内膜の増殖と回復を促し、卵胞の成熟も助けます。


●排卵期


赤ちゃんの卵を迎え、子宮を温めて着床の準備をする時期
活血薬と理気薬を用いて、ホルモン分泌の連携をよくし、確実でスムーズな排卵ができるようにします。


●高温期


やわらかで温かく、栄養を豊富に届けられる快適な子宮で赤ちゃんを育てる時期
補陽薬を中心に少量の補陰血薬を併用して、受精卵を子宮内に着床させ、流産を予防します。






株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生

株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。

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