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数字が表す中医学の不妊治療の効果

コラム 不妊治療

数字が表す中医学の不妊治療の効果

誠心堂コラム

2016.8.31

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数字が表す中医学の不妊治療の効果



前回、お話しした「周期調節法」は、受精卵をより確実に着床させるための治療法です。治療に必要な条件は各ホルモンが分泌される性腺軸の流れが正常に働いていることです。当然、受精や受精卵の分割が正常でなければなりません。
そして、それらの良し悪しを決める鍵のひとつが血流です。血液はよく使う場所に多く流れる特徴があります。食事をした後には胃や腸などの消化器官に血液が集まるといったように……。
問題となるのは、現代ではIT機器の発達からパソコン、スマートフォンなどを長時間使用している人が少なくないことです。常に使っているのは脳や目となり、血液は頭部に集中しがちです。その一方で、卵巣や子宮は日常的に使う場所ではないため、血流の優先順位が低くなるわけです。
こうして現代人は必然的に卵巣(男性なら精巣)、子宮の血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなった部位は萎縮していき機能も低下しやすくなっていきます。加えて女性は35歳以降、卵巣や子宮への血流が悪くなっていきます。つまり卵巣や子宮の老化とは血流が減ることなんです。解決法はよく使うことですが、卵巣や子宮は自分ではどうすることもできません。
そこで鍼灸による「三焦調整法」で子宮や卵巣の血流をあげることをおすすめしたいのです。
三焦とは、上焦(脳や視床下部)、中焦(肝・脾・胃腸)、下焦(卵巣・子宮・精巣)のことで、この治療で自律神経の調整、ホルモン分泌の調整、卵巣(精巣)・子宮の血流量を高めることができます。結果、性腺軸の流れがよくなり、卵巣に残っている大切な卵子を守ることができるのです。
しかし西洋医学ではホルモンの分泌が悪い場合、ホルモン剤を投与し血液中のホルモンの濃度を補います。当然、即効的に血中濃度は変化します。中医学では自分の機能を改善してホルモンを分泌させるのですから、どうしても時間はかかります。もちろん、卵を元気にするのにも時間が必要です。卵の数が少ないとなれば、あせって採卵をする人は多いのですが、元気のない卵巣では採卵のリスクや卵子の質にも注意が必要です。
特に40歳代になっても不妊が続けば、時間がないとあせるでしょう。しかし、そういう人ほど、残っている卵を傷つけないようにしながら、元気にするために6カ月くらいは時間をかけて欲しいのです。
最後に誠心堂で周期調節法と三焦調整法などを併用した場合と西洋医学の不妊治療の違いを数字で見ていきましょう。
2015年は、誠心堂にご相談された1600人のうち452名の方がご妊娠されました。相談された方の平均年齢は35.8歳、総平均妊娠率は28%でした。年代別では30歳~35歳未満の方で42%、35歳~40歳未満の方42%、40歳~45歳未満の方18%、45歳以上の方4%です。各年代別の漢方・鍼灸による自然妊娠の方の占める割合は、30歳~35歳未満の方で55%、35歳~40歳未満で38%、40歳~45歳未満で24%、45歳以上で16%です。
さらに注目してほしいのは流産の確率です(右の数字が誠心堂で左は日本産婦人科学会の発表)。
30〜34歳 6.8%→約20%
35〜39歳 14.1%→約25%
40〜44歳 23.7%→約45%
45〜50歳 50.0%→約65%


周期調節法で問われるのは基礎体温のリズムと卵子の質






株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生

株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。

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