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自己注射って?本当に効果はあるの?痛くはないの?

コラム 不妊治療

自己注射って?本当に効果はあるの?痛くはないの?

2009夏

2016.10.27

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自己注射って?本当に効果はあるの?痛くはないの?



相談者:みずさん(29歳)

多囊胞性卵巣症候群(PCOS)でクロミッド2錠を5日間飲んだのですが、卵がいっぱいできて強制リセットになってしまい、先生から自己注射をすすめられました。クロミッドで卵が大きくならなかった場合、自己注射でうまくいくのでしょうか?



みずさんは、医師から自己注射用注射器による自己注射をすすめられたそうですが、具体的には、どういう人がどのような効果を期待して使用するものなのですか?


西垣先生:今、市場で使用されている自己注射用注射器は1種類だけですが、処方の目的は二つあります。保険適用の一般不妊治療と、体外受精を目的として、自費で行うものです。投稿者のみずさんの場合は、PCOSの人を対象にした一般不妊治療としての使用ですね。
PCOSは多嚢胞性卵巣症候群ともいい、超音波検査で、卵巣に小さな嚢胞が10個以上見られ、無月経や生理不順などがあり、ホルモンにも異常が認められるというもの。この症状のある人は、もともと卵胞がたくさんあるので、クロミッドなどの排卵誘発剤に過剰に反応して、卵がたくさんできてしまうことがあります。しかし、それらの卵は一つひとつが成熟しにくく、排卵もしないことが多いのです。そんな場合には、卵を育てるために、HMGの注射という選択になるのですが、多発排卵を起こさないためには工夫が必要です。毎日、少量ずつ投与しながら、卵の成長具合をチェックしていきます。そのため、これまでは毎日の通院が必要だったのですが、自宅でできる自己注射が可能になって、週1、2回の通院ですむようになりました。


仕事のある人や病院が遠い人にとっては、とても便利ですね。でも、自分で針を刺すのは怖いという意見も多くあります。


西垣先生:自己注射用注射器で使う針は0.03mmという極細で、人の髪の毛の半分以下。長さも12mmしかない。細くて短いですから、一瞬チクンとするだけです(笑)。病院で打つ針のほうがはるかに太いですよ。うちの病院で、自己注射を試みている患者さんは「すごくラク!」と、みなさんおっしゃいます。


通院して注射してもらうのに比べて、効果はどうですか?


西垣先生:正しく処方する限り、効果はまったく同じなのです。だって、中身の薬剤は同じですから。やり方を具体的に説明したDVDを見て、一度試してみれば、どんなに簡単かわかるはずです。安心してください。





西垣ARTクリニック 西垣 新 先生

島根大学医学部卒業。聖隷浜松病院産婦人科で、体外受精・腹腔鏡などの不妊治療に従事した後、2003年、西垣ARTクリニック開業。




 





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