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そもそも冷えの原因は?もしかしたら「みかけの冷え」かも ⁉ 原因を知って正しく対策しよう

そもそも冷えの原因は?もしかしたら「みかけの冷え」かも ⁉ 原因を知って正しく対策しよう

2016冬 p68-69

2016.12.20

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冷えと腸の働きは密接な関係があります。生活習慣や食事を見直して腸を整えましょう


冷えの原因は体質からくるもの、生活習慣からくるものなどいろいろあり、正しく対策しないとかえって悪化させてしまう場合もあるのです。産婦人科の漢方専門医である頼建守先生に詳しくお聞きしました。





頼 建守(らい けんしゅ)先生

漢方医療頼クリニック院長。東京医科歯科大学老人病内科臨床准教授・非常勤講師。藤門会会長。はらメデイカルクリニック漢方外来を担当。治療効果を高めるためには生活習慣の歪みを是正することが大事と考え、指導をあわせて行っている。




 





冷えは一種の表現形原因を探ることが大切


漢方では「肝・心・脾(胃)・肺・腎」という五臓の考え方があります。「腎」は親からもらった先天の気、「脾・肺」は飲食・生活習慣や生活環境からくる後天の気、「心・肝」は調節の気で、自律神経とも考えられています。ここでは冷えのタイプをこの三つに沿って考えましょう。
まず一つ目は先天の腎気が弱い「熱を作る機能が低い」タイプ。エネルギーのレベルが低く、熱を作ることができない、本当の冷え性といえます。このタイプは体を温める食材などを摂って芯を温めると症状が改善します。
二つ目は、食べ過ぎや飲み過ぎのため「腸の中に熱を持っている」のに冷えを感じているタイプ。これは「みかけの冷え」といっていいでしょう。食べてストレス解消しようとしたり、お酒を飲んで発散しようする人、また三食の配分は夕食に比重を大きくおいた人が多いです。本来は、体と同じように夜は内臓も休めないといけません。しかし夜たくさん食べると胃腸は働かなければならなくなり、休めない内臓は熱を作ります。実は腸の中に熱を持たせると、一つの表現形として冷えを感じる場合があるのです。手のひらや足の裏に汗をかく人がいますが、漢方の考えではこの2カ所は自分の胃腸を表している場所です。腸の中の熱を外に逃がしたいため、手のひらや足の裏に汗をかくのです。不妊治療をうけていてもなかなか妊娠できない方は、実はこのタイプが多いです。
三つ目は「熱を運ぶ機能が失調した」タイプ。自律神経の調整がうまくいかなくなっている場合です。二つ目のタイプとも関係してきますが、腸の環境が悪いと自律神経の調整がうまくいかなくなることがあります。このタイプは周囲の人間関係や夜更かし、不摂生など生活習慣と関係している場合が多いです。



不妊治療をする際にも自分の冷えタイプを理解して


冷えていると妊娠しにくいといいますが、それは本当に体の芯が冷えている「熱を作る機能が低い」タイプのこと。体力がなく、食欲もなくてあまり食べられないこのタイプは、生姜や山椒などを多く摂って体を温めれ
ば治療がうまくいくことが多いです。
「腸に熱を持っている」タイプの人は食べ過ぎないで、腸の中に熱を作らないことが大事です。特に甘いもの、果物、揚げ物、炭水化物、乳製品も熱を持っているので、できるだけ夕食には控えるようにしましょう。三食の配分は4:4:2と夕食の比重を減らすのが理想的。生姜や山椒は料理に使う程度は問題ありませんが、摂り過ぎに気をつけて。また夜更かしや、人と衝突して怒ったり悩んだりすると腸に熱がこもりやすくなるので注意を。
「熱を運ぶ機能が失調した」タイプ、つまり自律神経の調整がうまくいっていない人は生活習慣を整えることが一番大事です。腸の環境は免疫機能、自律神経の調整にかなり関わっています。間食や夜食が多いと、腸も仕事が容量オーバーになります。職場や家庭では、些細なことで怒ったり悩みすぎないように。また自律神経の調整には寝る時間が大切。人の体の中には経絡という気の流れみちがあり、夜11時から3時までは寝ないと神経が高ぶってしまうのです。早寝、早起きを心がけ、自律神経を整えましょう。


外から温めるのはどのタイプの人でもOK


お風呂やよもぎ蒸し、腹巻きなど物理的に外から体を温めるのは、どのタイプの人にもいいことです。靴下も5本指ソックスはいいですね。足の指1本1本が全部包まれているから、汗を吸収して冷えてしまうことがありません。表面に熱を与えすぎるサウナや、四季の変化を無視したホットヨーガは考えものです。人間の体も春夏秋冬の自然のリズムに合わせましょう。夏に冷房が利いた部屋にこもったり、冬に暖かい部屋で冷たいビールを飲むというのは控えたいものです。
それからもう一つ大事なのは、水を摂り過ぎないこと。人間は二足歩行だから重力の関係で重いものは下に行きます。水は骨盤や足に溜まりやすくなります。水をたくさん飲むといいという話に医学的根拠はありません。飲み過ぎないでくださいね。




出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.31 2016 Winter
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