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野田聖子さんと民主党本部に聞いてみました2

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野田聖子さんと民主党本部に聞いてみました2

2010.12.16

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先ほど、少子化のなかでとおっしゃいましたが、さまざまな少子化対策のなかで、不妊治療はどのような位置にあると考えられますか。


野田●不妊治療というのは、医療や病気という枠の話ではないと考えています。日本という国は天然資源がなく、人的資源によって国の経営が成り立っています。ゆえに良質で、多数の人間の存在が重要になるわけです。不妊治療により生まれる子どもがどんどん増えれば、国が成長できると考えるべきです。ですから先ほどから申し上げてきたように、不妊治療の問題は、少子化対策の一つなのです。


今こそ、見直したい不妊治療への意識を


不妊治療を受けている当事者のみなさんにとって、思いを共有できる政治家がいること、そして精力的に活躍されていることはとても心強いと思います。ご自身の体験をふまえ、不妊治療はどうあるべきか、今後の展望をお聞かせください。


image野田●民主党がマニフェストに不妊治療の問題を明記した時代だからこそ、不妊治療は、“進化”しなければいけないと思います。それは技術の問題だけではなく、治療を受ける当事者や私たちの意識の問題です。

私は不妊治療のゴールは、不妊の人たちがたとえ自分が産めなくても、出会った子どもを実子として育てるというところまでいかれればと考えています。しかし一方でこの国の特徴として、血のつながりや家族制度を重んじるために、厳しい現実に直面している家族もたくさんいます。たとえば代理母を選んだ向井亜紀さんの子どもたちは実子とならず、私がもし卵子提供を受けて子どもを産めば、血のつながりがなくても実子となります。こうした課題も、民主党と協力しながら解決できればと思います。

不妊治療とは血のつながりを残すためだけのものではなく、国の将来を支える人間を作る、大事な社会貢献なのだという意識に社会全体が“進化”すれば、もはや、不妊治療はネガティブなものではありません。今こそ、不妊治療をみんなで支える、明るさと環境が欲しい時代ですね。





民主党マニフェスト「不妊治療医療保険適用」どこまで進んでいるの?

『ジネコ』では民主党のマニフェスト「不妊治療医療保険適用」問題がどこまで進んでいるか、民主党事務局の厚生労働担当者にお聞きしたところ、「現在、不妊治療の保険適用については厚生労働省内で検討を進めており、『ジネコ』2010 年春号(3 月1日配本)で、改めて厚生労働省に確認してください」との返事をいただきました。主に医療改革を担当している厚生労働大臣政務官の足立信也参議院議員は、医学博士でもあります。民主党医療政策は、こちらをご覧下さい(http://www.dpj.or.jp/policy/koseirodou/pdf/090731medic.pdf [PDF])。『ジネコ』2010 年春号では引き続き「不妊治療医療保険適用」問題について取り組みます。乞う、ご期待ください。



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