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【ごま】美と健康を手に入れよう

【ごま】美と健康を手に入れよう

【ごま】美と健康を手に入れよう

2011.3.10

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不老長寿の薬ともいわれる"ごま"で美と健康を手に入れよう
   ごま

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image太古の昔からごまの効用は世界中に知られていた!?

栄養がぎっしり詰まったごまは、昔から「不老長寿の妙薬」「食べる丸薬」として珍重されてきました。医学の父ギリシアのヒポクラテスは、ごまを「活力を生む食品」と称していたとか。また、中国最古の薬物書C神農本草経Dには「ごまを食べれば老化を防げる」との記述もあるそうです。

インドでは、伝承医学によるごま油を使った全身マッサージ「アーユルヴェーダ」が有名。今も病気の治療や健康増進に役立てています。

体内の酸化を抑えて健康で美しい体づくり

もともと体内には酸化を防ぐ機能が備
わっていますが、加齢や不規則な生活習慣によって、その機能は低下します。酸化が進むと体内に過剰な活性酸素がたまり、さまざまな病気や老化の原因に。この活性酸素を除去する働きがあるのが、ごま特有の微量成分ゴマリグナンです。

活性酸素は特に肝臓に多く発生しますが、ゴマリグナンの一種セサミンは、肝機能を高めて体内を活性化。コレステロールの抑制作用もあり、老化防止、動脈硬化予防、高血圧の抑制、がん予防などに効果を発揮します。

ごまには女性に嬉しいパワーもいっぱい。月経時や妊娠中に失われがちな鉄分も豊富に含まれているので、貧血予防に役立ちます。また優れた抗酸化作用により血行を促し、冷え性や肩こりを改善。
さらに美容効果も見逃せません。エジプトでは、クレオパトラが美肌のためにごま油を使っていたとか。ビタミンB2やビタミンEによって、肌荒れを防ぎます。太古の昔から大切にされてきたごまが"秘薬"ともいわれるゆえんです。

ごまの香り、食感、味を存分に楽しむ


imageごまの粒は小さくて皮が固いので、そのまま食べると噛み砕きにくく、消化されずに排泄されてしまうことも。ごまの栄養をしっかり摂るには、"すりごま"や"ねりごま"がおすすめです。硬い皮もすり潰されて、栄養素を体内に吸収しやすくなります。ごまをすり続けると、ペースト状のねりごまになります。市販のものもあるので上手に利用して。

ごまの食感と味わいを生かすには、粗めにするといいでしょう。ぷちぷちとしたごまの食感に加えて、噛んだ時によりごまの香りが引き立ちます。油分が出て野菜などとも絡みやすくなり、料理がグンとおいしくなります。時間が経つと香りがとんでしまうので、食べる分だけするようにしましょう。


食べ合わせで健康パワーが倍増

食べ合わせによって、効果が倍増するものがあります。特にごまと大豆の相性は抜群。ごまと大豆のタンパク質を同時に摂ると、それぞれの必須アミノ酸の不足分を補い合います。

また、ごまの成分ゴマリグナンには、大豆に含まれるビタミンEの効果を増大させる働きも。大豆と一緒に食べると、カルシウムの吸収が高まり骨粗しょう症予防にもなります。カルシウムは妊娠を望む女性に不可欠な栄養素です。大豆の他、牛乳や昆布にもカルシウムが豊富。積極的な摂取を心がけて。

かぼちゃやブロッコリーもおすすめ。これらの野菜に含まれるβカロテンは油に溶けやすく、ごまの油分と混ざると吸収力が高まります。βカロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を保護します。さらに、βカロテンの抗酸化作用により、アンチエイジング対策に最適。マグロやイワシなどの青魚も食べ合わせのよい食材です。青魚に含まれるDHAやEPAは、ごまとの相乗効果で不飽和脂肪酸のバランスをアップさせて、生活習慣病を予防します。

わかめやあずきなども相性がよい食品。食物繊維やカリウムを豊富に含み、ごまと一緒に摂ればさらに吸収できます。便通を整えたり、血液をサラサラにする効果もあります。

栄養たっぷりのごまは毎日食べたいパワフルフード。1日10g(大さじ1杯)を目安に、いろいろな食材と組み合わせて食べましょう。


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ジネコ流豆知識

どのように保存すればいい?
抗酸化成分を含むごまは、酸化しにくいといわれていますが、少しずつ香りが落ちていきます。密閉容器に入れて、日の当たらない涼しい場所に保存しておきましょう。保存期間は1ヵ月以内を目安に。古くなったごまは、フライパンで軽くいると香りが戻ります。

ごま油の栄養は?
ごま油には、ごまを焙煎してから搾った「焙煎ごま油」(茶褐色で香りがよい)と、焙煎せずに生のまま搾った「太白ごま油」(ほとんど無色で香りが弱い)があります。焙煎ごま油は、ごまを焙煎する過程で、ごまに含まれる成分セサモリン、セサモールという抗酸化成分に変化。太白ごま油は、精製過程でセサモリンが抗酸化成分セサミノールに変化します。ごま油は他の植物性油と比べて抗酸化力が強く、栄養も豊富です。

 



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