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【妊娠】つわりはいつからいつまで? 知っておきたい症状と対策

まとめ 妊娠・出産

【妊娠】つわりはいつからいつまで? 知っておきたい症状と対策

妊娠を考えている女性は必見! 妊娠初期の妊婦さんが気になる「つわり」のさまざまな症状やすぐにできる対策をご紹介します。

2018.8.1

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待ち望んだ妊娠はとてもうれしいものですが、一方で女性にとってはすぐに体の変化が始まり、驚かされることが多くあります。妊娠初期の不安はなんといっても「つわり」ではないでしょうか。


人によって症状や重さはまったく違うといわれるつわりについてきちんと知ることで、体調の波を上手に乗り越えましょう!



目次



  1. あってもなくても心配なつわり、いつから始まる?

  2. つわりがつらい…そんな時の日常生活

  3. 重度のつわりは入院するって本当?

  4. つわりを軽くする方法とは


あってもなくても心配なつわり、いつから始まる?


女性の多くは妊娠がわかると同時に、自分の体調がこれからどう変化するのか、お腹の中で赤ちゃんは順調に育っているのかという心配をするのではないでしょうか。


人によっては食事がとりづらいほどつらい状態が続くとされるつわりですが、体調に変化がない人はかえって「赤ちゃんが育っていないからつわりがないのではないか」と不安になることもあるようです。


では、つわりは一般的にいつごろ出てきて、どのぐらいの期間で収まるものなのでしょうか? 


 


“妊娠が成立すると、妊婦さんの体からは通常の倍量にあたる黄体ホルモンが分泌されます。ふだんの生理予定前に黄体ホルモンの分泌量が増え、吐き気、頭痛、倦怠感、眠気などといった不快な症状を起こすのと同様です。さらに、ホルモンが倍量になるのですから、不快症状も増すわけです。妊娠週数で言うと、早い人は妊娠5週くらいから始まってその後ピークを迎え、だいたい胎盤が完成する9~10週までで解消されていくといった形で、妊娠初期に起こり、中期には終わることがほとんどです。


 


ただし、つわりには個人差があります。何も感じず過ぎてしまう人もまれにいますし、1人目の妊娠と2人目の妊娠でつわりの程度や症状が違ったりとさまざまですが、その原因は特定できてはいません。そして、9~10週を過ぎてもつわりが続くケースがあります。黄体ホルモンが大量に分泌されて胃腸の機能が弱まり、血液の流れが悪くなることで、胃もたれ、胃酸過多、時には逆流性食道炎を起こす人がいたりするなど、消化器系のトラブルも多くなってきます。”


 


もしもまったくつわりを感じないという場合には、あまり心配せずに「つわりがなくてラッキー」という気持ちで過ごしてもいいようですね!



"つわりが長く続いたり、体重が2㎏以上減る場合は、ためらわず担当医に相談をしてください。通常のつわりの時には、血糖値が下がり過ぎないよう、小分けにして食べるようにしましょう。"


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つわりがつらい…そんな時の日常生活


つわりがひどい人がもっとも心配するのは、「ちゃんと食事をとらないと赤ちゃんの栄養が足りなくなってしまう」ということです。また、働いていると「具合が悪くても会社を休めない」というプレッシャーを感じ、無理をしてしまうこともあるようです。


つわりの時期、妊婦さんは日常生活をどう過ごすとよいのかについてご紹介しましょう。


 


“つわりの時に、「お腹の赤ちゃんのためにも食べなきゃ」と、考えると、食べられないことで自分を追いつめてしまい、余計につらくなります。


つわりの時期は本能にまかせ、気楽に過ごしましょう。


 


たとえば、食事の内容についてです。


水分がきちんととれているなら、食べ物は、食べたいものだけで大丈夫です。


また、「朝方が一番気持ち悪い」と、感じる人が多くいるようです。


それは、お腹がすきすぎるとよりいっそう気持ち悪く感じるからです。


そんな時は、夜に小さめのおにぎりを握っておき、寝起きに食べると気持ち悪さが軽減されます。


 


どうしても何も食べられないほど気持ちの悪い状態が続く時には、医師に相談しましょう。


点滴をして栄養を体内に入れるという方法もあります。


 


仕事についても同じです。「つわりがひどくて働けない」と感じたら、妊婦健診を受けている医師に相談の上で、休むようにしてください。”



"妊娠に適した状態を保つのに必要で、つわりの原因ともいわれているプロゲステロンは、腸などの動きを鈍くして体に栄養と水分を蓄積しようとするため、便秘がちになります。(中略)1週間以上排便がない、あるいは排便できずに本人がつらいと感じたら医師に相談しましょう。"


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重度のつわりは入院するって本当?


一般的には一時的な不調として乗りきることができるつわりですが、きわめて重度の状態<妊娠悪阻>に陥ってしまうと、入院して


 


“妊娠悪阻はつわりと違い病気と診断されます。主な症状として、水分をまったく受け付けなくなる、体重が5kg以上(体重の10%以上)減ったり、尿にケトン体が出るようになったり、1日5回以上嘔吐するなどの症状があります。また症状によって第1期から第3期に分けられます。


・第1期の症状はなんども嘔吐し、体重が減少し始めます。嘔吐がひどいため脱水症状を起こしてのどの渇きを訴え、だるさやめまい、便秘などが起こりやすくなります。また尿にたんぱく質がでることがあります。


・第2期は第1期の症状が悪化しケトン体や尿のたんぱくで陽性がでてしまいます。脈拍や血圧が下がってしまい、代謝の異常が原因で中毒症状を起こしてしまい治療のため入院が必要となることがあります。


・第3期はめまいや幻聴、幻覚など脳神経症状が現れます。妊娠状態の継続が難しくなり、お母さんの命を守るため中絶をしなければならないこともあります。


 


入院し治療しなければならないほど重症な状態を「重症妊娠悪阻」といい、妊婦さんの約0.1~1%の方に起こるといわれています。”


 


“妊娠悪阻と診断されても軽度のつわり程度であれば経過観察で治療というほどのものはありません。重症妊娠悪阻で入院した場合、基本的な治療は安静にします。吐き気や嘔吐がひどく水分が摂れない場合には点滴で栄養と水分を補給し脱水症状を防ぎます。様子をみながら少しずつ食事をし、身体を慣らしていきます。 つわりを治療する薬はないので、安静にして食事や点滴で症状が落ち着くのを待つしかありません。 症状や程度は個人差があるので入院期間も軽度なら数日、重症になると数カ月という場合があります。 妊娠悪阻は病気として認定されているので入院治療の場合は保険が適用されます。”



"つわりの症状がひどくなり妊娠悪阻になってしまうと食事をとることが難しくなります。そのため赤ちゃんに栄養がいかなくなるので心配されると思いますが、お母さんの体は優先的に赤ちゃんに栄養を送るようになっているため、赤ちゃんへの影響はあまりないといわれています。"


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つわりを軽くする方法とは


つわりの決定的な治療法は現在ないとされていますが、日常生活のなかでつわりを少しでも軽くする対策があれば、試したいですね。


看護師さんのアドバイスをご紹介しますので、参考にしてみてください。


 


“栄養補正の点滴は身体に悪いものではないので、辛い時は我慢せず受診してください。その際、嘔吐や尿の回数、体重の変化など簡単にメモしておくと便利です。(看護師)


 


水分は少しずつ口に含むようにして飲み、またレモン水を凍らせたものを口に含むと、口がさっぱりして水分補給にもなります。(産科看護師)


 


食事は小分けして少しずつ食べ、ビスケットなど手軽につまめるものを用意しておきましょう。炊き立てのご飯やおかずの臭いは吐き気をもよおすので冷めてから食べ、お酢や生姜などを料理に使うとさっぱりと食べやすいです。(産科看護師)


 


空腹だと症状が強くなるので、ゼリーなどさっぱりしたものをこまめに口にし、食事が通らない時は飴もオススメです。生姜は吐き気止めの効果があるので飲み物に入れるのもよいです。嘔気を感じたら、深呼吸を行うとリフレッシュ効果があります。(消化器科看護師)”


 


“精神的なストレスもつわりに大きく影響します。好きな音楽を聞いたりして、ストレスをためないようにしましょう。(消化器科看護師)”



"精神的なストレスもつわりに大きく影響します。好きな音楽を聞いたりして、ストレスをためないようにしましょう。(消化器科看護師)"


少しでもつわりを楽にしたい。何かよい対策を教えて!



いかがでしたか? つわりの時期、周囲につらさが理解されづらいと孤独感を感じやすくなります。ジネコのみんなの広場では、今まさにつわりを乗り越えようとしている人やママの先輩がつわりについて語り合っています。誰かとおしゃべりして気をまぎらわせたい時には、ぜひのぞいてみてくださいね! 


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