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妊活疲れ? 不妊治療中に「うつ」の気配を感じたら

まとめ 妊活

妊活疲れ? 不妊治療中に「うつ」の気配を感じたら

不妊治療が続くと「これってうつ? 」と心配になるような落ち込みを感じることも。そんな場合の対策はあるのでしょうか。

2018.8.22

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現代社会はストレスが多いとよく言われます。そのうえ不妊治療は心身ともに負担を感じる場面も多々あり、妊活に取り組むうちに「気分が沈む日が増えた」「感情の浮き沈みによって体調がすぐれない」と感じる人も珍しくないようです。


 


もしもいつもの自分と違う落ち込みが続いたら、どうすればいいのか知っておくだけで心強いものです。今回は、妊活と「うつ」についての記事をご紹介します。



目次



  1. これって病気? 不妊治療で心が疲れた時の対処法

  2. メンタル治療と不妊治療の両立は可能?

  3. 不妊治療とうつ病を乗り越えた体験談


これって病気? 不妊治療で心が疲れた時の対処法


気分の落ち込みや浮き沈みが激しい時には、「病気かもしれない」と心配になることで余計にストレスがかかるのは避けたいですね。
ジネコで心のつらさを相談されている不妊治療中の方がいます。ドクターの回答を参考にしてみましょう。


 






相談者:ミルクさん(主婦/31歳)



マイナスにならないように、楽しいことをするようにしていて、がんばろ~とその時は思いますが、1日のうちに暗くなる自分と明るくなる自分の2種類が交互に出てきてしまうのです。あまりにも感情が一定ではなく、それが毎日繰り返されるので病気かと思ってしまいます。いつでも涙を流せる状態です。

もともとマイナス思考ではあるのですが、関西出身で旦那の転勤で関東に来ており、結婚2年目くらいまでは環境に馴染めないことに悩み、やっと慣れてきたと思ったら、今は病気、不妊に悩んでいて、本当に毎日辛いです。
結婚、転勤、手術、不妊の環境の変化からのうつ病でしょうか。動悸や、息苦しさも感じます。こういう場合は心療内科に行ったほうが良いのでしょうか。




こんな悩みに対して先生は以下のように答えています。


 


“うつ病まではいかないけれど、大きな悩みを抱えており、それに加えてマイナス思考という性格要因もあってストレスをなかなか上手に裁けない。なんとか自力で気持ちをもちあげようとするのだけど、そこまでエネルギーが続かず、再び落ちていってしまう。落ち込んだり、明るくなったりを繰り返すのは、そういうことだと思います。


 


これまで、このような経験はなかったのですよね。基本的には健常な心をしっかり持っている方なのだと思います。ただ、病気や不妊治療、環境の変化などいろいろなことで手一杯になり、余裕がなくなっている感じがします。落ち込んではまた気持ちを奮い立たせて……と頑張ってはいるけれど、さすがにキャパシティを超えてしまい、心が悲鳴をあげている。心だけでなく、動悸や息切れなど、ストレスは体にも影響を及ぼしているようですね。これは決して特別なことではなく、誰でもこのような状況に置かれれば心身ともに苦しくなると思います。”


 


“辛い時は、その辛い気持ちに浸って、しっかり落ち込んでください。誰にも会いたくなければ会わなくてもいい。「誰かに迷惑をかけてしまう」と思ったら、いずれ元気になったときに恩返しできればいいと思ってください。だって、あなたは本当に大変な状況にいるのだから。自分の辛い気持ちに逆らわないでいれば、ちょっと余裕が出てきて、徐々に心が上向いていきます。その時に楽しめることを見つけていけば、さらに落ち着いてくるはずです。”


 


“現段階では病気とまでは言えないと思いますが、このまま我慢してやっていくと心がどんどん疲弊してきて、結果的にうつ病になってしまうというパターンもあります。気持ちの浮き沈みがなくなって毎日のように落ち込み、マイナス思考が2週間続いたら精神科や心療内科の受診を考えてください。


 


また、不眠や食欲不振など身体症状が強くなってくると、自分ひとりの力で乗り切ることもますます大変になってきます。動悸や息切れが実は鉄分不足からくる貧血の症状だったなどということもありますから、心療内科で身体状態をチェックしてもらいながら心身両面の経過をみていくということも大切です。”
つらい時には思いきり落ち込んでもいいし、動機や息切れは体の不調である可能性もあるということですね。気軽にクリニックを受診するのが大切なポイントのようです。


 


“医師と話をするだけですっきりするというケースも結構ありますし、質問に答えることで自分が今どのような心の状態にあるのか気づくこともあります。どうしても受診に抵抗があり、もし通院されている施設に不妊カウンセリングがあるようなら、まずそこで相談されてみるのもいいかと思います。”



"医師と話をするだけですっきりするというケースも結構ありますし、質問に答えることで自分が今どのような心の状態にあるのか気づくこともあります。どうしても受診に抵抗があり、もし通院されている施設に不妊カウンセリングがあるようなら、まずそこで相談されてみるのもいいかと思います。
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■不妊からのうつ病でしょうか?



メンタル治療と不妊治療の両立は可能?


不妊治療でメンタルが不調になりやすくなることは知られるようになってきましたが、妊活を始める前から心療内科などに通院していた人は、不妊治療のストレスにどう向き合っていけばいいのでしょうか。また、赤ちゃんのために自分のメンタルの治療は我慢しなくてはいけないのかというのも、心配なポイントです。
不妊治療のために心療内科の服薬を中止して不調に悩む方のご相談がありました。


 






相談者: おこちゃんさん(会社員/33歳)



不妊治療中、うつ病持ちの妊娠希望者です。数ヵ月前から妊娠希望で心療内科の薬を中断しました。でも飲まないと、地の底を這いずって生きているような気分で、体も重く辛い日々の始まりでした。いつも人は何が楽しくて生きているのか、何が楽しくて働くのかわらず苦しむ毎日です。
それでも結婚し、子供を欲し、不妊治療が始まり、体外受精にステップアップし、辛い採卵後の痛みにも耐えてきました。仕事と治療の両立が困難で辞めたいと話し合い、夫が了承しても、いつ夫がクビになるかを考えると恐ろしくて、退職の決断が出来ずに今に至ります。
最近は一睡も出来ず、思考回路が混乱しています。それでも何か生きる希望のようなものを見つけたい願望があります。良いアドバイスがあれば、叱咤激励でも何でも構いません。よろしくお願いします。




先生の回答は、可能性を感じるものでした。


 


“妊娠を希望してお薬を中止したということですが、病気の種類や症状によっては妊娠中や授乳中でも服薬による治療を続けることがあります。心療内科の先生がどのような考えで中止を判断したか、少し聞いてみたいところです。”


“(現状は)十分に打開できると思います。強いストレスを抱えて行き詰まっている人は、「八方塞がりでどうにもならない」と思いがちです。しかし、おこちゃんさんは同時に「生きる希望を見つけたい」「叱咤激励でも何でも構いません」とも、力強くおっしゃっています。そのような気持ちは、苦境を乗り越えるための心の支えになります。うつ病治療の基本も「必ず回復する」ということを忘れないことです。「絶対良くなるから、それは忘れないで」というメッセージを伝えたいですね。


 


まずは、現状を再認識することだと思います。「うつ病といわれているのに、不妊治療にもチャレンジしている。とても辛い状況にあるのによく頑張ってやっている」と、誰かから声かけてもらえたら、それだけでも心はずいぶん軽くなるはずです。そんなことを言ってくれる人が誰もいないとしても、まずは他の誰でもない、自分自身が自分の頑張りを認めてあげてほしいです。”


“心療内科の先生と、今一度、話し合ってみてはいかがでしょうか。妊娠したら服薬が絶対にダメということはありません。不妊治療を続けていくためにも、また妊娠した後も、メンタルのコントロールはとても大事です。 それから、不妊治療と仕事の両立で心も体も疲弊しているように思えます。自分でも仕事を辞めたいと思い、夫もそれでいいと言っている一方で、辞める決断ができないままでいますね。いろいろ迷いがあるのだと思います。こういう時、きっぱり辞めてしまうとあとで後悔してしまうかもしれないので、後戻りできる形で一度お休みをとるのがよいと思います。”


 


“うつ病の治療法は1つではありません。(中略)様々な方向から解決策を探っていくことになります。信頼できる精神科医のもとで、自分に合った適切な形の治療を行っていけば必ず回復しますので、希望を持っていただきたいですね。”



"うつ病の治療法は1つではありません。(中略)様々な方向から解決策を探っていくことになります。信頼できる精神科医のもとで、自分に合った適切な形の治療を行っていけば必ず回復しますので、希望を持っていただきたいですね。"


■不妊治療のストレスで生きる希望を見失いました。



不妊治療とうつ病を乗り越えた体験談


不妊治療に取り組むなかで、孤独感や無力感を抱くことも少なくありません。そんな時に知りたいのが、同じような状況を克服した方の体験談です。


 


“精神的に疲れたさおりさんはしばらく治療をお休みした後、3軒目となるC病院で不妊治療を再開。初めての人工授精にチャレンジしました。


最初の1~2回は「初めてだからうまくいかなくても仕方ない」と前向きだった治療も徐々にその回数が増え、6回目、7回目となると「ここまでやってもダメなの?」と精神的に追い詰められます。医師から「よい卵が育っていますよ」といわれ、喜んで、そして妊娠できなかった事実にがっかりして――。その繰り返しに、さおりさんの繊細な心を絶望が支配していきました。


そして人工授精10回以上を数え、長くつらい治療に耐えられなくなったさおりさんの心の糸が切れてしまいました。うつ病という診断でした。


しかし、うつ病と診断されても、教員という仕事は天職。さおりさんは休まずに1年半の闘病を続けました。心療内科に通い、抗不安薬を飲む日々。子どもたちの前では笑顔でいても、家に帰れば涙して。今は不妊治療のことは考えられない、考えたくない…そんなふうに過ごしていた時、なんと自然妊娠が発覚。予想していなかったことに驚き、喜ぶさおりさんご夫妻。


「でも、6週目で心音がなくなって…。流産は悲しいことですが、うつ病にもかかわらずその子は私のお腹に来てくれた。『私は妊娠できる、産める』という強い希望をもらいました。その子が命と引き換えに、私に立ち直る強さをくれたんだと思います」
その後、C病院の医師から「もううちでできることはない。この病院を紹介しますからそちらで頑張っては?」と、誰もが知る不妊治療で全国的に有名なE病院への転院をすすめられました。”


 


“夫のDさんも、うつ病からようやく抜け出したばかりのさおりさんを心配し、もう不妊治療のことを考えるのはやめようと言ってくれて、今までできなかった普通の生活を取り戻すかのように遊びに仕事に「人生を楽しむ」ことにしました。


そんな時、飛行機の機内誌で目に止まった漢方サロンの「不妊と漢方」に関する記事。たまたま地元に近いサロンだったこともあり「エステ感覚で行ってみようかな」と足を運んでみました。”


“「整体を受け、漢方を処方してもらい、本当にリラックスできました。病院通いだった時はつらかった通院が、ここで過ごす1時間は楽しみで仕方なかったですね」
半年間、ひたすら楽しんで癒やされて…ただそれだけだったのに、なんとさおりさんは自然妊娠という最高の喜びを手に入れたのです。初めて婦人科を受診し、10年近く経とうとしていました。


「4軒も病院を変え、うつ病にもなった私。今までやってきた治療を全否定するつもりはありませんが、まさか半年のサロン通いで自然妊娠できるなんて」”


 


人によって体質や状況が違えば不妊治療の方法も違ってくるものですが、心と体をすこやかに保ちながら治療に臨む姿勢は参考にできる部分がありそうですね。


 


“「私は E病院で子どもができなければもうおしまいだと自分で思い込んでいました。でも病院じゃないチョイスもあるんだと、私の経験を通じて皆さんにも知っていただきたいんです。もちろん子どものいない人生でもいい。自分の思い込んでいた以外の道が実は回り道であり近道であることもあるんですね」”



"「私は E病院で子どもができなければもうおしまいだと自分で思い込んでいました。でも病院じゃないチョイスもあるんだと、私の経験を通じて皆さんにも知っていただきたいんです。もちろん子どものいない人生でもいい。自分の思い込んでいた以外の道が実は回り道であり近道であることもあるんですね」"


■不妊治療、うつ病を乗り越えて手にした「未来」漢方サロンとの出合いが光をくれた



いかがでしたか? 不妊治療が続いてちょっと元気が出ない時、心身ともにいつもの生活が難しいと感じる時には、ひどくなる前の予防と考えて、気軽に相談できる場所を見つけたいですね。


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