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【大学生から見た不妊治療2】不妊治療の妊娠率は?その実態について

まとめ 不妊治療

【大学生から見た不妊治療2】不妊治療の妊娠率は?その実態について

大学生から見た不妊治療、第二弾です。今回は不妊治療の妊娠率に関するコラムを女子大生2人が読みました!それぞれの感想をお届けします。

2018.9.10

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ジネコユーザーの意見を伺うと「若いころに知識が欲しかった」という声が多数寄せられます。

ジネコでは、今年から女子大生をインターンに迎え入れています。

そこで、女子大生の皆さんにジネコの不妊治療コラムを読んでもらって感想を伺うことにしました。

第2回は「不妊治療の妊娠率」についてです。


 


1回の排卵あたりの妊娠率はかなり幅がある


今回読んでもらったのは、英ウィメンズクリニックの岡本恵理先生による「不妊治療の妊娠率は?」のコラムです。

読んでもらったコラムはこちら。

タイミング療法については調べるのが難しく、当院にもデータがありません。一般的には不妊症でない方が性交渉をもたれた場合、1回の排卵あたりの妊娠率は10〜25%とかなり幅があります。

ちなみに、2015年1〜3月に当院で初診された865名(不妊症以外の婦人科疾患の方も含む)の方のデータでは、その後2年間で妊娠された症例310名のうち、体外受精で179名(20・7%)、人工授精で38名(4.4%)、タイミング療法で93名(10・8%)です。

また、当院の累積妊娠率は人工授精が22・3%、体外受精が66%、顕微授精が60%。なかには体外受精、顕微授精でも妊娠できない方もいらっしゃいますが、この2つの方法による妊娠率が圧倒的に高いことがわかります。



"日本産科婦人科学会のデータによると、体外受精の妊娠率は26〜33歳で27%、34歳で25%、38歳で20%、40歳で15%と年齢が高くなるにつれ5%ずつ減少する傾向にあります。"


不妊治療の妊娠率は?



早めの決断が大事~おきゅうちゃん(20歳)~


年齢や不妊の原因によって選んでいく治療法が異なることは知っていたけれど、それぞれの実情についてあまり考えたことがありませんでした。そして、治療法によって妊娠率に大きな幅があることを知って驚きました。

不妊治療したからといって必ずしも成功するわけではないこと、「卵子の老化」によって年齢とともに成功率が低くなることは、厳しい現実ですが、しっかりと受け止めて自分に合った治療を選択する必要があるんだと思います。
しかし、妊娠率ばかりを気にして焦りやプレッシャーを感じたり、自分には合わないクリニック選びをしてしまっては良い治療は出来ないと思います。

1カ月でも早く治療を始めるほど成功率は高くなるということなので、少しでも迷った時点ですぐ医師に相談し、早め早めの決断をするべきなんだと感じました。


 


早い段階から自分でアプローチを~まる(20歳)~


このコラムを読んで、今まで耳にしてきた不妊治療の方法や実態をより深く知ることができました。

不妊治療が高額なのは高度な医学に発展することからなのだということもわかりました。

しかし、苦労してその費用を捻出しても治療による妊娠率は決して高くないのだと思うと胸が痛いです。

そして、実際のデータから、こんなにも多くの方々が人工授精や体外受精を行っていることを知り驚くとともに、これだけ多くの人が悩んでいるという実態をより多くの人に知ってほしいと強く思いました。

今までは、不妊治療を行っている人はもっと少ないと思っていましたし、こんなにも高額であること、金銭的な補助をする制度が十分に整っていないことを知りませんでした。

この実態を多くの人に知っていただけたなら、不妊治療に対して目を向けるきっかけになると思いますし、少子化問題解決の糸口にもなるのではないかと思います。

昨今、晩婚化の傾向があることから、高齢出産になるのももはや当然の流れと言えます。そこに周りがどうサポートできるのか、妊娠に対してどれだけ早い段階から自分でアプローチできるのかを考える事が大切だと思いました。


 


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