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腹腔鏡手術すべき?

専門医Q&A 女性の健康

腹腔鏡手術すべき?

「ここ2年くらい生理の前に必ず茶色いおりものが出るようになったのですが、これはホルモンバランスが崩れているのでしょうか?」

2010.9.14

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ねこはちさん(32歳)


◎主治医からチョコレートのう腫除去の腹腔鏡手術を勧められていますが、以前検査したCA125の数値が31と基準内だったので必要なのかな?と思ってしまい躊躇しています。
先生が言うには卵巣が腫れている時点で症状は軽くはないとのことでした。卵管造影もしましたが全くの無痛で先生も正常とおっしゃってくれました。
◎TSHの検査で数値が9.8でちょっと高いと言われましたがこれといって何も処置なしなのが気になります。
◎ここ1年で約10キロ太りました。急な体重増加も不妊の原因になるのでしょうか
◎ここ2年くらい生理の前に必ず茶色いおりものが出るようになったのですが、これはホルモンバランスが崩れているのでしょうか?
宜しくお願い致します。




お話を伺った先生のご紹介

波多野久昭 先生 (ノア・ウィメンズクリニック)


女性の悩み・疾患は、単に肉体的な病気だけではありません。例えば、女性の特権である妊娠に関して考えれば、子宝に授からなければ不妊を悩み、妊娠に至れば児の無事を心配し、出産されれば育児に戸惑う…まさに女性の一生は波乱に満ちたものです。
 クリニックが大学病院(日本医大第二病院)の目の前という利便性を生かし、病院と綿密な連携をとることによって、多くの女性の方の悩みや疾患に対応できると確信しています。とくに大学病院では行っていない体外受精に力を入れています。
 皆様の健康で幸せな生活に、このクリニックが少しでも貢献できることを心から願っています。
 
昭和54年
 日本医科大学卒業日本医科大学付属病院婦人科学教室入局
(悪性腫瘍の免疫療法・胎児発育不全の研究や治療)
昭和61年
 ハンブルグ大学婦人科学教室留学
 (胎盤の生理学の研究)
平成2年
 日本医科大学婦人科学教室講師
平成3年
 飯田市立病院産婦人科長
 平成8年から体外受精を開始。
 胚移植あたりの妊娠率22.1%
 総症例あたりの妊娠率27.4%
 個別症例あたりの妊娠率39.6%
平成17年
 ノア・ウィメンズクリニックを開院
日本産科婦人科学会専門医
日本不妊カウンセリング学会~
不妊カウンセラー


≫ ノア・ウィメンズクリニック




TSHが高値でも、他の甲状腺ホルモンが正常であれば、今の所は問題ありません。
しかし、徐々に甲状腺機能に異常の出てくる場合もありますので、時々検査しておいた方がいいと思います。
内膜症以外に大きな問題が見られなければ、不妊の原因は内膜症の可能性が高いと思います。
他の治療で結果が出なければ、腹腔鏡手術か、体外受精を選択することになります。
腹腔鏡手術で十分な処置ができれば、術後に妊娠しやすくなることは分かっていますので、どちらの治療を選択するかは受持の先生とよく相談されると良いと思います。
体重の急激な増加、減少はホルモン環境の変化をおこしますので、多少妊娠に影響する可能性はあります。治療で使用したホルモン剤の影響もあるかと思いますが、これ以上の体重増加とならないように食事コントロールに心がけて下さい。
月経2-3日前の茶色の帯下は月経の予兆と考えていいかと思いますが、月桂開始の4-5日以上前から出血したり、まだ高温期なのに多く出血する場合にはホルモンバランスが悪いと考えられます。その場合にはホルモン検査やホルモン補充療法をお勧めします。





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