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卵管水腫による人工授精は難しい?

専門医Q&A 女性の健康

卵管水腫による人工授精は難しい?

2010.9.14

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夢子さん(33歳)

左に卵管水腫がみられる。
右の卵管は癒着の可能性もある、または癒着しているというはっきりしない見解。
卵管水腫による人工授精は難しいのでしょうか。
また、卵管水腫を治すことは考えずに体外受精や、人工授精をしていいのでしょうか。
一年前は造影がきれいだったため卵管水腫という結果が信じられず、卵管造影をやり直しも考えています。
どれくらい間を空けて造影したらいいのでしょうか。


お話を伺った先生のご紹介

藤野祐司 先生 (なかむらレディースクリニック)


1979年
大阪市立大学医学部卒業

1985年
大阪市立大学医学部大学院医学研究科外科系修了
     新千里病院(現済生会千里病院)産婦人科勤務
1988年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室助手

1989~1990年
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)留学

1993年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室講師

1997年
藤野婦人科クリニック院長・大阪市立大学医学部非常勤講師


医学博士 日本産科婦人科学会専門医
     日本生殖医学会生殖医療指導医

日本産科婦人科学会会員・日本生殖医学会評議員・日本受精着床学会評議員
アメリカ生殖医学会会員・ヨーロッパヒト生殖医学会会員



≫ なかむらレディースクリニック

卵管水腫は卵管膨大部から卵管采という部分が、手術や炎症による癒着などの原因で、卵管が塞がって腫れてしまう状態をいいます。

この結果、卵管の重要な働きである、排卵された卵子を吸い込む(ピックアップ)機能が
発揮できなくなってしまいます。

対処方法としては、手術で卵管采の癒着を取り除くか、体外受精による治療が適切な治療方法かと考えられます。また、反対側の卵管の状態がどのようになっているかも問題となります。

反対側の卵管が十分に機能していない状態であれば、人工授精による治療は難しいかも知れません。早めにもう一度卵管造影検査をお受けになり、治療方法を選択されることをお勧めします。


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