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流産は黄体機能不全が原因?

専門医Q&A 女性の健康

流産は黄体機能不全が原因?

2010.9.14

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mimingさん(34歳)

結婚して9年になります。結婚3年目と5年目に自然妊娠で初期流産しました。それからは一度も妊娠していません。
去年の年末から一通りの不妊の検査をし始めて、黄体機能不全だといわれました。

今は注射をしながらタイミング法で頑張っています。34歳という歳のことも考えて、人工授精にステップアップしようかと考えていますが、先生はどうお思いになられますか?
ちなみに夫はもともと淡白なほうで、私はいつももっと回数があればいいのにと思っていましたが、不妊治療を始めてから、セックスが義務になってしまっていて、私も心からしたい気持ちになれません。
でもぼやぼやしていたら、どんどん妊娠する確率が下がると思うので焦ってしまいます。


あと、過去二回の流産は黄体機能不全が原因なのでしょうか?





お話を伺った先生のご紹介

見尾保幸 先生 (ミオ・ファティリティ・クリニック)






≫ ミオ・ファティリティ・クリニック

自然妊娠、流産が2回も成立しており、小生の第一印象としては、ご夫婦にクラミジア感染があるのではないかと思います。

IgG抗体検査が必要です。もし仮に、感染がないのであれば、2回の流産は赤ちゃんの生命力、つまり、短い寿命の命であり、天寿を全うして先に逝ってしまったと考えるべきでしょう。これは、胎盤絨毛の検査を行えば高い確率で見つかったはずです。

従って、生命力豊かな健康な赤ちゃんが宿ってくれれば、必ずその赤ちゃんは立派に育ってくれるはずです。

「黄体機能不全」が流産の原因になるとは到底考えられません。しかし、教科書、マニュアルにはその様な記載がありますので、その様な説明も致し方ないと思いますが。精液検査の結果は今一解釈しづらい点もありますが、自然妊娠が成立している状況でステップアップという発想で人工授精を行うことには小生は賛成しかねます。

人工授精も精子調整液中に細菌が含まれる可能性が十分に考えられ、子宮内感染のリスクも当然考慮すべきです。明らかに精子数が足りないことが原因で、リスクよりもメリットが大きいと判断される場合に限定すべきです。

その場合も、女性の骨盤内精査のために腹腔鏡検査を行い、クラミジア感染や子宮内膜症などによる骨盤内癒着のない状況を確認した上での実施にすべきです。ステップアップの発想ではなく、ご夫婦がお子さんの夢をどのようにお考えになるかで方針が決まっていくべきと思います。

治療手段を問わず、妊娠できることを最優先でお考えなら、何よりも確率の高い、効率的な対応として、体外受精を選択されることも立派な考えですし、そうでないなら、妊娠を妨げる原因がどこにいくつあるのかを、腹腔鏡検査を含めてきちんとした検査を行い、原因に応じた対応が必要です。

心理的に夫婦生活が負担であるなら、なおさら、精神的負担を軽減するためにも、効率的、かつ安全性の高い体外受精を、しかるべき、安心と信頼のおける、質の高い治療の行える施設で進めて行かれるべきではないでしょうか!

きちんとした対応を行えば、これまでも妊娠できているわけですし、妊娠できないはずがありません。
肝心なことは、赤ちゃんの夢の実現のために、「ワクワクドキドキ」しながら、アドレナリンを一杯分泌し、前向きに治療を楽しむことでしょう!なぜって、夢を叶える取り組みですから、楽しいはずです!

ご参考になさって下さい。


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