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クラミジアと卵管機能について

専門医Q&A 女性の健康

クラミジアと卵管機能について

「第2子も考えているのですが、私の場合卵管の機能が障害されている可能性はあるのでしょうか。自然妊娠の可能性はあるのでしょうか。」

2010.10.26

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ぽちさん(35歳)


原因不明で体外受精し3回目の移植で妊娠・出産しました。クラミジア感染歴ありですが、閉塞・水腫は無しです。ただ子宮鏡で卵管の入り口に炎症の跡があるということでした。
第2子も考えているのですが、私の場合卵管の機能が障害されている可能性はあるのでしょうか。自然妊娠の可能性はあるのでしょうか。




お話を伺った先生のご紹介

波多野久昭 先生 (ノア・ウィメンズクリニック)


女性の悩み・疾患は、単に肉体的な病気だけではありません。例えば、女性の特権である妊娠に関して考えれば、子宝に授からなければ不妊を悩み、妊娠に至れば児の無事を心配し、出産されれば育児に戸惑う…まさに女性の一生は波乱に満ちたものです。
 クリニックが大学病院(日本医大第二病院)の目の前という利便性を生かし、病院と綿密な連携をとることによって、多くの女性の方の悩みや疾患に対応できると確信しています。とくに大学病院では行っていない体外受精に力を入れています。
 皆様の健康で幸せな生活に、このクリニックが少しでも貢献できることを心から願っています。
 
昭和54年
 日本医科大学卒業日本医科大学付属病院婦人科学教室入局
(悪性腫瘍の免疫療法・胎児発育不全の研究や治療)
昭和61年
 ハンブルグ大学婦人科学教室留学
 (胎盤の生理学の研究)
平成2年
 日本医科大学婦人科学教室講師
平成3年
 飯田市立病院産婦人科長
 平成8年から体外受精を開始。
 胚移植あたりの妊娠率22.1%
 総症例あたりの妊娠率27.4%
 個別症例あたりの妊娠率39.6%
平成17年
 ノア・ウィメンズクリニックを開院
日本産科婦人科学会専門医
日本不妊カウンセリング学会~
不妊カウンセラー


≫ ノア・ウィメンズクリニック




大変難しい質問です。
クラミジアに感染しても普通に妊娠されている方も沢山いらっしゃいます。クラミジア感染が必ず不妊を起こすわけではありません。
しかし、いったん卵管炎を生じると、卵管上皮の繊毛がダメージを受け受精卵の輸送がうまくできなくなります。卵管の閉塞がなくても、卵管水腫がなくても、妊娠しにくくなる場合もあるのです。
卵管の働き(受精卵の輸送機能など)を調べる検査法がありませんので明確なご返事はできませんが、子宮鏡検査で卵管口に炎症の跡(おそらく炎症による癒着)があるとのことですので、卵管に問題を起こしている可能性は充分考えられると思います。
6ヶ月タイミングで結果が出なければ体外受精を考えられたらどうでしょうか。





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