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体外受精の選び方

専門医Q&A 女性の健康

体外受精の選び方

2011.9.14

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かくさん(37歳)

顕微受精にステップアップ予定です。
スタートにあたって、自然、または刺激のどちらか検討中です。

最初、刺激を試して、駄目だったら自然に変えたほうが良いのか、はじめは数ヶ月~半年、自然でスタートして結果がでなければ刺激に変えたほうが良いか、どちらが良いのでしょう?
また刺激だとしても、ショート、ロング、アンダコなど、私の状況ですと、どこからスタートするのが良いでしょう?

自分の卵、卵巣を大切にしたいので、刺激により卵巣トラブルが起こってしまったとか、不妊治療はつらくないを読んでしまったことで、自然のほうが体には負担なく続けられるメリットを感じた反面、刺激のほうが、多少のリスクはあっても、結果がでやすいこと。世界基準では刺激が一般的であることなどを知り、自分の卵巣年齢を考えると早く結果がでる可能性のある刺激のほうが良いのか、考えてしまいます。

私の今の状況は以下の通りです。

人工授精が成功せず、下記の理由で顕微授精へのステップアップを主治医に進められました。

一つ目の理由:
主人の精子の状態が悪いこと。
4回の人工授精時の精液検査はWho基準ギリギリ、または基準以下であること。

二つ目の理由:
卵管造影の結果、若干の癒着が片方にみられること。

三つ目の理由:
卵巣年齢が実年齢より高く、約半年前の検査結果数値が15.4だったこと。
今調べると、たぶん13くらいだと思う、と主治医は言っていました。

排卵について:
排卵に問題ありません。
血液検査による数値からいくと、卵子は良い状態だったと言われています。
人口授精では、確実にタイミングを合わせるために、人工授精後にhcgを一度だけ打っています。

主治医とはまだ、どの方法かなど話し合っていません。次回話し合う予定で色々自分なりに調べたところ、疑問、自分には何が良いのか考え初めて質問させていただいております。

よろしくお願いします。


お話を伺った先生のご紹介

浅田義正 先生 (浅田レディース名古屋駅前クリニック)


医学博士
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会認定生殖医療専門医


1982年 名古屋大学医学部卒業

1988年 名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」および、「健康外来(更年期障害・ホルモン補充医療法)」の専門外来を担当

1992年 医学博士

1993年~1994年 米国最初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事
The Jones Institute For Reproductive Medicine, Eastern Virginia Medical School, Norfolk, Vairginia

1995年 名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療開始。以後、辞職まで名古屋大学の顕微授精症例の全症例を自ら担当同年5月、精巣精子を用いたICSIによる妊娠例の日本初の報告

1998年 ナカジマクリニック不妊センター開設

2004年 浅田レディースクリニック(現浅田レディース勝川クリニック)開院

2010年 浅田レディース名古屋駅前クリニック開院

2018年 浅田レディース品川クリニック開院


【著作本】
「浅田レディースクリニック パーフェクトガイドブック」
初めての不妊治療クリニック選びに迷っている方や
当院の治療方針に興味をお持ちの方にお読み頂きたい本です。




≫ 浅田レディース名古屋駅前クリニック

卵巣の予備能を考慮して、成熟卵を多く取った方が、一回の採卵で妊娠できる率は高くなります。
どの方法が良いのではなく、あなたの卵巣予備能に合った方法で偶然3ヶ月前から育ってきた卵を取り、その中で良い卵に巡りあう確率が高いほど妊娠率は上がります。方法から決めるのではなく、あなたの状態で方法を選んでいただける先生を探しましょう。
最も体に良い不妊治療は妊娠しない不妊治療です。妊娠が最も体に負担がかかり、体に悪い事です。
自然に近いということは、妊娠率も何もしないに近いというエビデンスを承知してご自身で選択してください。


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