HOME > 女性の健康 > その他 > 誘発方法
HOME > 女性の健康 > その他 > 誘発方法

誘発方法

専門医Q&A 女性の健康

誘発方法

「次にIVFする場合 その前になにか調整(高刺激の影響を消す)する必要があるのでしょうか? ピルを使うと卵胞が減ってしまうことも考えられるとのことで どのように調整するのがよいのでしょうか?」

2010.10.6

あとで読む




miyuさん(40歳)


AMH9 D3のFSH10 E280 です
先日 300単位×8日+アンタゴニスト→スプレキュアの高刺激でIVFしましたが、採卵数5個すべてが未成熟でした。
連日300単位の注射というのは一般的なのでしょうか? 今回の高刺激で今後良性卵子が取れなくなったてしまうのではないかと不安でなりません。。。
次にIVFする場合 その前になにか調整(高刺激の影響を消す)する必要があるのでしょうか? ピルを使うと卵胞が減ってしまうことも考えられるとのことで どのように調整するのがよいのでしょうか?
どうぞお力をお貸しください




お話を伺った先生のご紹介

宇津宮隆史 先生 (セント・ルカ産婦人科)


【経歴】
1949年 大分県豊後大野市大野町生まれ
1973年 熊本大学医学部卒業
1973年 九州大学温泉治療学研究所産婦人科入局
1981年 医学博士(九州大学)「排卵障害婦人に関する臨床内分泌学的研究」
1988年 九州大学生体防御医学研究所講師
1989年 大分県立病院がんセンター産婦人科部長
1992年 セント・ルカ産婦人科開設
1998年 セント・ルカ生殖医療研究所開設
2010年 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業
「生殖補助医療により生まれた児の長期予後の検証と
生殖補助医療技術の標準化に関する研究」共同研究開始
2013年 第31回日本受精着床学会総会・学術講演会会長
【現在】
・ 日本受精着床学会常務理事
・ 日本生殖心理学会常務理事
・ 日本生殖再生医学会理事
・ NPO法人日本不妊予防協会理事
・ JISART(日本生殖補助医療標準化機関)監事
・ 大分市医師会監事
・ 遺伝性疾患に関する出生前診断研究会幹事
・ 日本産科婦人科学会倫理委員会内PGSに関する小委員会委員
・ Infertility Study Group世話人
・ 社会福祉法人 別府平和園理事長
【資格】
・ 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
・ 日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
・ 日本生殖医学会生殖医療専門医
・ 日本内視鏡外科学会技術認定医
【趣味】
登山
写真
スキューバダイビング
茶道裏千家
ルアーフィッシング


≫ セント・ルカ産婦人科




40歳という年齢で、卵子が5個全て未熟なら卵胞が充分に大きくなっていないことも考えられます。
もう1~2日待つために、その間アンタゴニストは使用せずスプレキュアを使うことも可能だと思います。
その年齢で300単位使用して5個も採卵できるとはうらやましいです。
高刺激することによって卵子がなくなるのではありません。
卵巣年齢からすると40歳は高齢ですので、既に排卵できる卵子が少なくなっているのです。
ですので、高刺激を行い早いうちに多数採卵す努力が必要だと思います。
ピルを使用するよりも、もっと大量の女性ホルモンを使うほうが、良い卵が取れます。
「高刺激の影響を消す」とは「自然周期」信者の間違った考えと思います。
JISARTが行った調査では、自然周期より高刺激が良いとの結論が出ています。





あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top