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高温期の時期の発熱

専門医Q&A 女性の健康

高温期の時期の発熱

2011.12.2

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チョコさん(29歳)

生理予定日の1週間くらい前から、38度近い発熱があります。

以前は妊娠初期症状かとワクワクしていましたが、先月主人の体調不良でタイミングが取れず、生理も周期が遅れる事なくきましたが、いつも通り38度近い発熱がありました。

不妊専門の病院に通院していた頃、発熱の相談をしたら「風邪でしょう。」と言われましたが、毎月生理前に発熱し、生理がきたら平熱に戻ります。

PMSかとも思いますが、毎月なので身体もキツイですし、妊娠に影響がないか不安です。

排卵誘発剤は副作用が酷かったし、通院をやめたら(流産になりましたが)妊娠できたので、なるべく薬に頼りたくありませんが、また病院に行って治療した方がいいでしょうか?

妊娠に影響がなく治療をしなくてもいい場合は、PMSの症状を抑える事はできますか?

宜しくお願いします。


お話を伺った先生のご紹介

操 良 先生 (操レディスホスピタル)


大学で約8年間不妊専門外来を担当し、平成4年に岐阜県下初の体外受精の成功以来、500症例以上の体外受精・顕微授精に携わり、子宮筋腫・子宮内膜症の新薬の臨床治験の担当として多くの症例を手がける。

そこで女性ホルモンに関する研究成果が認められ、平成9年度に岐阜県医学研究奨励賞を、平成11年度の日本内分泌学会では産婦人科としてただ一人、研究奨励賞を受賞。平成26年 操レディスホスピタル 院長に就任。現在もなお高度不妊治療施設間の交流に尽力し、研究・治療の向上を図る。


昭和63年
 岐阜大学医学部 卒業

昭和63年~平成13年
 岐阜大学附属病院 産婦人科講師
 体外受精を担当
 不妊・内分泌外来を担当

平成13年
 操レディスホスピタル 副院長に就任

平成26年 
 操レディスホスピタル 院長に就任




≫ 操レディスホスピタル

月経前症候群(PMS)の症状には頭痛、肩こり、乳房の張り、イライラ、むくみなどが多く、発熱は稀ですが「月経前3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経の発来とともに減退ないし消失するもの」「2周期に再現性」のあるため定義上はPMSと考えられます。妊娠に直接影響するとは考えられませんし、不妊治療を現時点で望まないなら、流産に至ったとはいえ自然妊娠した経緯があるので、通院せず自分でしばらくタイミングをとられてもいいと思います。薬に頼らないPMSの治療としては有酸素運動やカフェイン、塩分、アルコール摂取の減量や炭水化物の増量といった栄養療法、カルシウムやマグネシウムなどのサプリメントの摂取があります。またマイルドに治療薬を選択するなら漢方療法が薦められます。


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