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無月経後の妊娠について

専門医Q&A 女性の健康

無月経後の妊娠について

2012.2.17

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kitchinさん(32歳)

私は以前摂食障害で体重減少してから続発性無月経となり、約8年間放置していました。現在は半年前よりカウフマン療法で出血を起こしています。現在は162cm、41kgで、以前より体重自体は5~6kg増加しました。先日採血をしたところ、E2は10以下、FSH6.96、LHは1.66と低値でした。無月経を8年も放置してきたことから、排卵誘発などの不妊治療をしてでも妊娠できるのか、疑問があります。卵巣機能は改善する見込みはあるのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

矢野 直美 先生 (池下レディースクリニック吉祥寺)


昭和60年3月
 女子学院高等学校卒業

平成 3年3月
 東京大学医学部医学科卒業
 東京大学医学部附属病院産科婦人科にて研修開始

平成10年3月
 東京大学大学院医学系研究科博士課程卒業
 武蔵野赤十字病院、帝京大学医学部附属溝口病院、
 東京都老人医療センター、池下レディースチャイルドクリニックなどに勤務

平成18年3月
 池下レディースクリニック広小路 副院長

平成21年3月
 池下レディースクリニック吉祥寺 院長
 医学博士
 日本産科婦人科学会認定専門医
 日本産科婦人科学会、日本生殖医学会、日本受精着床学会に所属





≫ 池下レディースクリニック吉祥寺

体重減少後に起こる排卵障害は、卵巣そのものの機能低下ではなく、脳の視床下部からのコントロールがうまくいっていないことによります。排卵誘発剤の投与で排卵を起こすことができる可能性は十分あります。ただし、内服薬の排卵誘発剤が無効な場合、連日の注射製剤の投与が必要となります。自己注射できるような製剤もありますが、適切な量と投与日数を見極めるために、必要に応じて通院が必要となります。医療関係にお勤めのようですね。仕事のある日は全く受診できないような勤務体系ですと、治療が難しいかもしれません。


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