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臨月でコンジローム

専門医Q&A 女性の健康

臨月でコンジローム

2012.8.16

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しずくさん(22歳)

私事ですが質問させて下さい。
8ヶ月の検診でコンジローム発覚しました。
今日までベセルナクリーム塗り続けてますがよくなってません。

帝王切開覚悟でしたが、病院の先生は帝王切開しなくて普通に産めると言ってます。

産道感染が心配で仕方ありません。

セカンドオピニオンしようかとも思いましたが、癖のある先生なのでセカンドオピニオンなんてしたら嫌な顔されそうな気がして、悩みに悩んでこちらで質問させていただきました。


どうかアドバイスや意見などよろしくお願いいたします。


お話を伺った先生のご紹介

操 良 先生 (操レディスホスピタル)


大学で約8年間不妊専門外来を担当し、平成4年に岐阜県下初の体外受精の成功以来、500症例以上の体外受精・顕微授精に携わり、子宮筋腫・子宮内膜症の新薬の臨床治験の担当として多くの症例を手がける。

そこで女性ホルモンに関する研究成果が認められ、平成9年度に岐阜県医学研究奨励賞を、平成11年度の日本内分泌学会では産婦人科としてただ一人、研究奨励賞を受賞。平成26年 操レディスホスピタル 院長に就任。現在もなお高度不妊治療施設間の交流に尽力し、研究・治療の向上を図る。


昭和63年
 岐阜大学医学部 卒業

昭和63年~平成13年
 岐阜大学附属病院 産婦人科講師
 体外受精を担当
 不妊・内分泌外来を担当

平成13年
 操レディスホスピタル 副院長に就任

平成26年 
 操レディスホスピタル 院長に就任




≫ 操レディスホスピタル

「臨月でコンジローム」

尖圭コンジローマは胎児期に感染がおこることはなく、赤ちゃんが産まれる際に通過する膣や外陰部に病変が存在するため、分娩の際に赤ちゃんに感染する可能性があります。
感染がおこると赤ちゃんののどに病変(喉頭乳頭腫)ができます。

尖圭コンジローマを合併した妊婦さんの分娩様式についてはまだはっきりとしたガイドラインは出ていません。

分娩前に治療を終えた場合の乳頭腫の発症はほぼ0%であること、分娩時に病変が存在していても子に感染する確率が低いこと、帝王切開でも感染する可能性はあることから帝王切開しなくても大丈夫という意見もある一方、喉頭乳頭腫は良性ですが難治性のため、病変が分娩時に存在する場合、経腟分娩と比較して帝王切開の方が感染のリスクが低いことより帝王切開を選択するという意見もあります。

ガイドラインが明確でない以上、しっかりとリスク説明をしてもらった上で患者さん側が分娩様式を選択すべきだと思います。


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