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流産と血液型

専門医Q&A 女性の健康

流産と血液型

2012.9.20

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サボテンさん(32歳)

はじめまして。

本日、流産の可能性があると医者から告げられました。
(ほぼ流産だと分かってる状態です。)

悲しみと同時に困った事がございまして相談したくポストさせて頂きました。

今日の今日まで自分の血液型がA型RH+だと思っていましたが、
本日医者よりA型RH-と告げられました。

まず始めに血液型は変わるのでしょうか。

医者に血液型が違うと告げたのですが、
RH-とのことでした。

それに伴い流産後に注射を打たなければ、次の妊娠も流産になるとの事で医者より注射を打つように言われておりますが、
万が一、私の血液型がA型RH+だった場合、どのような事が起きますでしょうか。

今現在、海外に在住しており、不安でしかたなく、
又、凄く適当な対応で困っております。

また噂で聞いたのですがRH-の血液型の人は流産しやすいと聞いたことがあるのですが、ただの噂でしょうか。

また今度、私は妊娠出来るのでしょうか。

宜しくお願い致します。


お話を伺った先生のご紹介

藤野祐司 先生 (なかむらレディースクリニック)


1979年
大阪市立大学医学部卒業

1985年
大阪市立大学医学部大学院医学研究科外科系修了
     新千里病院(現済生会千里病院)産婦人科勤務
1988年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室助手

1989~1990年
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)留学

1993年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室講師

1997年
藤野婦人科クリニック院長・大阪市立大学医学部非常勤講師


医学博士 日本産科婦人科学会専門医
     日本生殖医学会生殖医療指導医

日本産科婦人科学会会員・日本生殖医学会評議員・日本受精着床学会評議員
アメリカ生殖医学会会員・ヨーロッパヒト生殖医学会会員



≫ なかむらレディースクリニック

血液型は骨髄移植などを行わない限り変わることはありません。注射と言うのは抗Dイムノグロブリンのことです。Rh(+)の方に注射することがありませんのでどのような影響が出るかは判りません。

Rh(−)の方が流産しやすいのではとご心配でしょうが、胎児血液(赤血球)に対する抗体が出来ていれば、胎盤を通して抗体が胎児へ流れ、胎児の貧血の原因になります。その結果、流産となってしまうことはあり得ます。クームステスト等を実施していただいて胎児血液に対する抗体が出来ていなければ大丈夫かと思います。


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