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高齢での不妊治療

専門医Q&A 女性の健康

高齢での不妊治療

2013.6.16

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匿名さん(45歳)

現在、45歳(10月に46になります)です。42歳から治療を始め、2年前に、クロミッドで卵胞を育て、凍結胚盤胞をホルモン補充周期で移植→9週目で流産しました。それ以後は、完全自然周期で、タイミング・IVFをしてきました。
昨年度は、5日目桑実胚を完全自然周期で移植を2回、どちらも判定日前に生理がきました。
採卵した時は、受精→桑実杯まで順調にいくことが多いのですが、胚盤胞まで育つことがほとんどありません。
先日、6月1日に1年ぶりに採卵、5日目のAMに初期胚盤胞を移植。今朝、生理がはじまってしまいました。
3点、お聞きしたいことがあります。

①5日目のAMの時点で初期胚盤胞だったものを移植するより、もう少し培養していただいて、完全に胚盤胞になるまで待ったほうがよかったのでしょうか?
②移植の次の日、仕事でかなりのストレスを感じる出来事がありました。移植後の受精卵の成長と、ストレスは関係がありますか?
③今回は、卵胞の状態がよかったので、採卵してみようということにはなりましたが、胚盤胞になる確率も低いので、今後の治療を続けるかどうか悩んでいます。主治医からは、年齢的に、タイミングでもIVFでも、結果は同じだろう…と言われています。(左卵管が詰まっている可能性がありますが)いろいろなサイトを見ていると、45歳以上だと、IVFよりも自然妊娠の人が多いような気もしますが、どうなのでしょう?



お話を伺った先生のご紹介

高橋克彦 先生 (広島HARTクリニック)


不妊でのお悩み、不妊治療、体外受精などで、来院される患者さんのために、広島HARTクリニックは世界のトップレベルの不妊症治療医療技術を提供することはもちろんのこと、患者さんの満足をさらに高めるためにISO9001:2008を取得して、スタッフ全員が継続的改善を目指して努力しています。

1947年1月2日広島県呉市生まれ
1971年慶應大学医学部卒業

■略歴■
現職
医療法人ハート理事長、広島HARTクリニック理事長

役職
JISART理事長、日本受精着床学会理事、Aspire(アジア太平洋生殖内分泌学会)理事、日本生殖心理カウンセリング学会理事 、日本生殖学会評議員

所属学会
日本産婦人科学会、日本生殖学会、日本受精着床学会、日本哺乳卵子学会、ESHRE(ヨーロッパ生殖学会)、ASRM(アメリカ生殖医学会)、Aspire(アジア太平洋生殖学会)、日本生殖医療心理カウンセリング学会



≫ 広島HARTクリニック

①5日目に初期胚盤胞を移植することは基本です。ただ凍結胚盤胞移植で妊娠されているので、再度凍結胚移植を試みる考えもあります。しかし流産されたように、40台半ばの女性では、赤ちゃんとなるような良質胚がなかなかできないのが実情です。
③ 自然妊娠する女性はしています。自然妊娠しない女性を治療し、体外受精をしてみると、良質卵ができない女性が多く、それが原因で自然妊娠しないし、体外受精でもなかなか出産までいたりません。
② 不妊治療をしている女性はみなストレスを抱えています。結果とは関係ありません。


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