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自然周期の移植

専門医Q&A 女性の健康

自然周期の移植

2013.11.30

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こまめさん(38歳)

初めての顕微授精でホルモン補充療法で妊娠、出来たんですけど、9週で稽留流産で、2か月目に自然周期で5日目の凍結杯で戻して、判定日まで、薬も、注射もなく、胚戻す前に、ホルモン検査して、ホルモン以上ないから、何もしなくていいから、判定日にいくだけで、結果だめでした。すぐ、また同じ方法で、胚戻してから、何もしてなくて、結果待ちなんですけど、胚戻してから、薬も、注射もなく、妊娠、できるか心配で、この治療法で大丈夫ですか?教えて下さい。


お話を伺った先生のご紹介

福井敬介 先生 (福井ウィメンズクリニック)


1965年1月
山羊座/A型

1989年
愛媛大学産科婦人科入局

1995年
愛媛大学大学院医学専攻科卒

2000年
愛媛大学産科婦人科学 助教授

2001年
福井ウィメンズクリニック院長 現在に至る

日本生殖医学会生殖医療指導医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
母体保護法指定医
日本産科婦人科学会認定医

◆専門分野:
体外受精、内視鏡手術、流産、生殖免疫学、子宮内膜症、環境ホルモン

1995年
精子の黄体ホルモン膜レセプターの機能解明

1996年
四国初の卵細胞質内精子注入法(顕微受精法)による出産に成功

1997年
精巣内精子活性化法を開発し無精子症患者の出産に成功(本邦初)

1998年 腹腔鏡下の卵管吻合による妊娠に成功(本邦初)

1999年
女性の腹水中にダイオキシンの存在を証明(内膜症と関連か?)

2000年
子宮内に着床・流産に関連する特殊リンパ球の存在と機能の解明(英国雑誌 mol Human Reproductionに掲載)



≫ 福井ウィメンズクリニック

結論から言いますと、基本的にはその治療法で大丈夫だと思いますよ。
自然周期で行っているので、薬も、注射も現状では必要ないかと思います。
体外受精の融解胚移植周期には、ホルモン補充周期、自然周期、排卵誘発周期があります。自然周期は、その人の排卵に合わせて受精卵を移植する方法で、月経周期が整っている方におすすめできます。

もしホルモン検査をして異常があれば、移植をキャンセルする場合があります。しかし、異常がなかったそうですので、基本的には注射などの必要はないかと思います。ただ1回目がホルモン補充でうまく妊娠し,2回目は自然周期でダメだったので,3回目はホルモン補充周期でもよいのかと思いますが,何か補充周期の薬が体に合わなかったとかのトラブルがあったのでしょうか?その点は上記だけでは詳細がわかりません。主治医の先生ともう一度相談され納得いく方法で治療を受けられたらいかがでしょうか?


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