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排卵誘発剤について

専門医Q&A 女性の健康

排卵誘発剤について

2014.10.23

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さくらさん(35歳)

自然周期では排卵するのに誘発剤を使用すると卵胞は育つのに排卵しません。医師には誘発剤が排卵を抑制する因子はないと言われました。次回、注射の単位を減らしてみるかと提案されましたが、セキソビットでも排卵しなくなるのに注射で排卵するようになるのか、誘発剤自体、自分の体に良い影響があるのか疑問です。これからどのように治療を進めていけばいいのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

俵史子 先生 (俵IVFクリニック)


当クリニックは不妊治療を専門としております。
開院以来、約3年間で1000組以上のお子様に恵まれないご夫婦に妊娠が成立し、当院を卒業されました。妊娠までの道のりは様々ですが、最後は皆様最高の笑顔で卒業されておられます。その喜びを共感させていただけることが、私達にとってもさらなる糧となり、生きがいとなっております。

当院での不妊治療の特徴は、「納得・理解して進む治療」そして「オーダーメードの治療」です。10年以上不妊症の患者様に携わり、多くの実績を重ねてきた経験から、妊娠に近づく第1歩は患者様と医療側の信頼関係だと確信しております。

妊娠したいという強い気持ちを持ち、私共を信じて治療を受けていただくことが、いい結果に繋がる近道と考えます。そのためには、日々の通院で疑問や不安を残さずに、十分納得しながら進まれる必要があります。当院では医師による診察の他、皆様の理解を深めていただくために十分な知識と経験を持ったスタッフがサポートをしております看護師や培養士等も医師と同じレベルで患者様に治療内容の説明や情報提供が行えるような体制を整えておりますので、ご安心してお気軽に声をかけて下さい。

オーダーメードの治療とは、画一的な治療にとどまらず個々に応じた治療を選択していくということです。原因、年齢、治療歴など、皆様それぞれに不妊治療を受けられる際の条件、背景は異なります。当然のことながら、その方に適した治療も異なるため、多くの治療法を熟知し適切に選択できることが不妊治療に携わる者として必要不可欠と考えます。
心や体への負担を最低限に抑えつつ、最大の効果が得られるようお一人おひとりにあった治療を選択していきたいと思っております。

初めて受診しようとされる方にとっては、不安や緊張の中でお越しいただくことも多いと思います。
前向きな気持ちで妊娠に向けた大きな一歩を踏み出していただくために、そして一人でも多くの方にお子様を授かっていただくために、私たちは全力で皆様をサポートすることをお約束いたします。

浜松医科大学臨床講師
日本産婦人科学会専門医

東海不妊内分泌研究会 世話人
東海ARTカンファレンス 世話人
静岡生殖医療研究会 世話人

■所属学会
・日本産科婦人科学会
・日本生殖医学会
・日本受精着床学会
・日本哺乳動物卵子学会

■経 歴
浜松医科大学医学部卒
平成8年~ 産婦人科・麻酔科研修後、産婦人科医として総合病院に勤務。
平成12年~ 静岡厚生病院 不妊治療担当。
平成15年~ 愛知県豊田市 竹内病院トヨタ不妊センター勤務。
平成16年~ 竹内病院トヨタ不妊センター所長に就任。
年間500~600件の体外受精・顕微授精に携わる。
平成19年9月 俵史子IVFクリニック開院
平成22年4月~ 国立大学法人 浜松医科大学 臨床講師に就任。



≫ 俵IVFクリニック

もともと月経周期がきちんとしている方に、あえて排卵誘発剤を積極的に使う必要はあるのでしょうか。たとえばクロミッドだと、黄体期のホルモン量が少ない場合は黄体機能不全の治療にもなりますので、そのような目的で使うのはいいのかなと思うのですが……。

通常は排卵誘発剤が排卵を抑制するということはほとんどありませんが、さくらさんの場合においては、卵胞発育に必要なホルモンが逆に抑え込まれてしまい、自力でうまく育たなくなってしまった可能性があります。誘発剤の使い過ぎ等は、卵胞が育たないだけでなくそれがうまく破裂しない(排卵しない)ということにつながる事も。
多くの方には問題がない薬でも、たまたまさくらさんにとって良くなかったということだとすると、ここでは無理しないで、自然の状態に戻してみるのはいかがでしょうか?ただし、主治医の先生は他に考えがあってのことかもしれません。しっかり確認されたほうがいいでしょう。

一方、薬の影響ではないということも考えられます。さくらさんはAMHの値が6.44と、年齢の割には少し高いようですから、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)である可能性はどうでしょう。PCOSの人は、年齢とともに排卵障害の程度が進行してしまい、それまで排卵していた人がだんだんしなくなることもありますから、もしかしたら、さくらさんもそのような状態に入ってきてしまった可能性は考えられると思います。一度お薬をやめ、自力排卵するかしないか、現在の卵巣の状態を見極めてみてはいかがでしょうか。


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