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排卵について

専門医Q&A 女性の健康

排卵について

2015.2.5

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あやさん(24歳)

不妊についてです。
一年半前から旦那と子作りをしていて出来ないので12月から病院に通っています。
検査結果は多嚢胞巣と高プロでした。
前回生理が来なかったので注射をして生理を起こして から(1月20日)クロミッドを二錠、五日間飲み、11日目に病院に行きホルモン検査をしたら数値が良いので明日排卵させます。と言われ、周期12日目にHCG5000を打ちました。
二日後に行くと、超音波検査をして、採血をし、排卵していないと言われました。
また二日後に行くと、超音波検査をして、採血をして、プロベラを渡されました。飲んで良いのか分からなかったのですが、1錠飲んでしまいました。
やはり排卵していないようで、また土曜日に行く予定です。
どうして排卵しないのか分からないような感じで病院からは何も説明がありません。
(元々そういう病院で、検査をして、数時間後に電話で検査結果と次回来院日を伝えるシステムです。なので先生とは超音波検査の時に会うだけです)
なので、何もわかってないのでお聞きしたいのですが、HCGを打っても排卵しないものなんでしょうか?
説明はなかったのですが、超音波検査を見たときに、一回目が卵胞が17mmで二回目が卵胞が24mmでした。二つあってもうひとつが9mm。内膜?の厚さが4mmでした。これはどういう事を示してるのでしょうか?
プロベラを間違って一錠飲んでしまったのですがなにか影響があるのでしょうか?
HCGを打つ前日に、電話をくれる看護婦が、まさかこんなすぐ数値がよくなると思わなかった!よかった!みたいなことを言っていたのでかなり期待していた分、ショックです。もう排卵しないでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

向田哲規 先生 (広島HARTクリニック)


院長 向田哲規

1960年6月25 広島県広島市中区生まれ
昭和35年生まれで修道高校卒業まで広島で育ち、太平洋の青い海にあこがれ高知医科大学に入学し、学業よりテニス部とヨット部の活動が中心であった健康的な学生生活を送り卒業の後、同医科大学産婦人科医局にて一般産婦人科のトレーニングを受けました。

不妊症治療に携わって得られる生き甲斐は、より良い治療法を習得しそれを難しい症例に用いて、赤ちゃん誕生という目標に到達する手助けができた瞬間であり、その経験が臨床医としての糧になっていると思います。
不妊症の原因および治療法は千差万別であるため最終的には御夫婦が納得した治療法にて組むべきであり、その為の説明を充分行うよう心がけておりますので、いつでも御相談ください。



≫ 広島HARTクリニック

24歳ですが多嚢胞性卵巣状態で排卵しにくいのは決してまれなことではなくよく見受 けられることと思います。
しかし、適切な管理を受けている症例は意外と少ないのが現状です。hCG5000単位を投与されても排卵しにくいのは、PCOの病態のためと思われます。

またプロベラを内服するとプロゲステロン様物質が含まれているので、それで卵胞発育排卵というステップが止まる可能性がありますが、1錠ではあまり影響 がないとも考えられます。適切な排卵誘発管理と適切なタイミングでのhCGその他の薬剤での排卵誘導が必要ですし、それとは違い腹腔鏡で、卵巣表面を排卵しやすいように処置をする方法もあります。

色々なアプローチの説明を丁寧に行い、納得する治療が受けられる医療機関に行くのが適切と思われます。
不適切な治療はより深刻な状態に至ることも有りえます。
(どのような質問でも丁寧に回答してくれるドクターがいる施設が好ましいです。)


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