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専門医Q&A 女性の健康

薬について

「現在海外で不妊治療しております。採卵後の張りをなくすために処方された薬なんですが、Bromergonといって調べてみるとパーロデルと同じ効用とのことでした。」

2017.4.6

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ジンロさん(37歳)


現在海外で不妊治療しております。
採卵後の張りをなくすために処方された薬なんですが、Bromergonといって調べてみるとパーロデルと同じ効用とのことでした。
パーロデルとは高プロラクチンの時に飲む薬ですが張りも抑えるんですか??
医者が間違えて処方していないか少し心配になり相談させていただきました。
よろしくお願い致します。





お話を伺った先生のご紹介

松山毅彦 先生 (厚仁病院)


■メッセージ
平成8年に香川県丸亀市にて、厚仁病院産婦人科を開設いたしました。
産科と不妊症の診療を二つの柱として、それぞれの分野の特色を生かしつつ診療を行なって参りました。今後もこの二つの柱を中心にハイレベルの診療を提供できるように努力をしていくつもりです。まだまだ、皆様の御期待に沿った診療ができているとはいえない部分も多々あるかとは思いますが、よろしくお願いいたします。
■県外からの受診の方も増えています
開設当初は地元の方が多かったのですが、現在では県外からも不妊治療に来院する方が増えてきました。不妊症は現代社会の住環境や食生活の変化によるところも多く、現代病とも呼ばれるほど社会的問題になりつつあります。私たちはそのような困難な問題のなかで、家族という心のケアもしながら、少しでも皆様の立場に立った医療を提供できるよう努力してまいります。
また、産科部門ではひとりひとりに合った質の高い診療を行うよう心がけています。妊娠への不安や心配を全面的にサポートし、安全面にも十分な配慮を行っています。
昭和59年東海大学医学部卒業。
同大学病院にて研修医となる。昭和61年同大学医学部大学院(外科系・産婦人科)入学。 その後小田原市立病院産婦人科医長となる。平成5年学位取得、東海大学付属大磯病院産婦人科に勤務、 永遠幸マタニティクリニック副院長を経て、平成8年に厚仁病院産婦人科を開設する。平成20年厚仁病院理事長就任
香川大学医学部臨床准教授
東海大学医学部非常勤講師
日本生殖医学会生殖医療指導医


≫ 厚仁病院




Bromergonやパーロデルは、ドーパミン作動薬で、本来はプロラクチンを低下させるための薬です。他には、カバサールなども使われます。
採卵後の張りというのは、卵巣過剰刺激性症候群(OHSS)のことですが、実は、それを予防する方法として、本来プロラクチンを低下させるためのドーパミン作動薬を処方することは珍しいことではありません。実際に、卵巣過剰刺激性症候群を予防するためにカバサールを使用するという論文もあります。
少し詳しく言いますと、卵巣過剰刺激性症候群の悪化には、血管内皮細胞増殖因子が関与していることが明らかになっていて、それが排卵後の卵巣の腫大や腹水産生に関与すると言われています。簡単に言うと、採卵後の「張り」をもたらす原因ということですね。それを抑制するために、カバサールを使用することがあるのです。
ですから、決して医者が間違えて処方したわけではなく、むしろしっかり勉強されていて状況に応じた判断をされていると思います。心配せず、飲んでいただいてかまわないと思います。





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