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温経湯と当帰芍薬散

専門医Q&A 漢方・鍼灸

温経湯と当帰芍薬散

2012.4.10

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スタスタさん(30歳)

温経湯と当帰芍薬散はどちらも体を温める漢方だと思っているのですが、どう違うのでしょうか?
不妊の場合は、どちらが向いているのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

鈴木康弘 先生 (くすり天龍堂)


営業時間内で、お客様のご都合のよい時間帯にご来店ください。私の顔を見たら、「ご相談なんですが・・・」とおっしゃるだけで結構です。あとは私が対応いたします。

特に予約制はとっておりませんので、ご来店順にご相談へと入ります。子宝相談の場合には、あれば基礎体温表、婦人科での検査結果を持参ください。

当店の目標は、お母さんとなるお客様の体質を高める事です。日頃の不快な症状が消えていくことが良い兆候といえます。

*当店のHP「子宝相談」をよくご覧になってからご来店ください



≫ くすり天龍堂

スタスタさん、こんにちは。

ご質問内容は、温経湯と当帰芍薬散の違いと、どちらが不妊治療向きの漢方薬かですね。
まず、温経湯も当帰芍薬散も温性で、体を回復させるタイプの漢方薬です。簡単に違いを言うと、「血」をサラサラにして体を潤すのが温経湯。「血」を増やして体の余分な水分を排泄するのが当帰芍薬散です。同じような漢方薬にみえますが、「血」と「津液」(体液)のどちらを補うのか、また潤したいのか、乾かしたいのかなどの違いがあります。一般的な当帰芍薬散は白朮という生薬ではなく、蒼朮を使用しているため、排水する力が増強さて使用法がハッキリしています。
 病院では不妊症に当帰芍薬散がよく使われているようですが、瘀血(ドロドロ血)の不妊症患者が多いので、温経湯も使用頻度が高い漢方薬と言えるでしょう。
どちらが不妊症に良いのではなく、どちらの体質であるかが重要なのです。
この見分けは難しいので、専門家にご相談下さい。


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