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月経周期に関わる苦痛に解決方法はありますか

専門医Q&A 漢方・鍼灸

月経周期に関わる苦痛に解決方法はありますか

2012.4.5

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チャンネルさん(0歳)

良く頭痛になります。
仕事でパソコン作業をしているし、車の運転を長時間することもあります。
それが原因と思っていたのですが、頭痛が始まると翌日月経になり排卵日頃にも頭痛になります。

現在、子どもが1人いるのですが、出産前はこんなことは無かったような気がします。
こういう方は他にもいますか?

(気になる症状)
・生理前日や排卵日頃におこる頭痛
・二人目不妊

2人目の妊娠を希望しているので、漢方で改善したいのです。


お話を伺った先生のご紹介

鈴木康弘 先生 (くすり天龍堂)


営業時間内で、お客様のご都合のよい時間帯にご来店ください。私の顔を見たら、「ご相談なんですが・・・」とおっしゃるだけで結構です。あとは私が対応いたします。

特に予約制はとっておりませんので、ご来店順にご相談へと入ります。子宝相談の場合には、あれば基礎体温表、婦人科での検査結果を持参ください。

当店の目標は、お母さんとなるお客様の体質を高める事です。日頃の不快な症状が消えていくことが良い兆候といえます。

*当店のHP「子宝相談」をよくご覧になってからご来店ください



≫ くすり天龍堂

 産後の肥立ちが悪く「気血」の回復が十分でないことが頭痛の原因と考えられます。
 排卵期と月経前に頭痛をおこすとのこと。育児をしながらの頭痛は大変ですね。
 頭痛は体内からの信号です。
 当店でも頭痛をともなう子宝相談はよくあるケースです。懐妊された方々の大半は、頭痛が消失して陽性反応が出ています。このことから不妊症と月経周期に絡んだ頭痛は別問題ではないと考えます。

 頭痛の発症は第一子を出産されてからとのこと。産後の肥立ちはどうでしたか。
 中国では一般に産後は100日間無理をせず養成をします。女性は出産で大きく体力が奪われます。この100日間を使って子宮のリセットを行うわけです。このときの漢方薬は「気血」を補う生薬や、やさしく血流促進する「駆?血剤(おけつざい)」などを配合して回復を助けます。
 現代の女性は、早く元のスタイルに戻りたいと産後すぐにダイエットをする方が少なくありません。
 体が丈夫であればいいのですが、弱い部分がある方は子宮のリセットができません。これは第二子不妊の大きな原因にもなるのです。

 頭痛の原因としてパソコンや車の運転も挙げられます。
 もしも、こめかみを含めた側頭部が痛むのなら目の疲れが関係していいます。漢方では目の疲れは「肝」の疲れと考えます。
 その頭痛が排卵期や月経前に発症するのであれば、さらに気血の流れに問題があることも考えなければいけません。第一子出産前に頭痛は無かったことから、産後の肥立ちが悪く「気血」が十分に回復できなかった。そこに仕事や運転で目を酷使したことで「肝」を疲れさせたと考えられます。
 以上が考えられる原因です。生活養生では、鉄分・カルシウムをはじめとするバランスの良い食事、睡眠は早めの就寝を心がけてください。神経を使いすぎることも「血」の消耗を促進します。心穏やかな生活も心がけましょう。
 漢方薬の専門家に相談すると、一人ひとりの症状に合わせた処方をしますから、副作用や回り道が回避


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