HOME > 漢方・鍼灸 > 体質改善のアドバイス希望
HOME > 漢方・鍼灸 > 体質改善のアドバイス希望

体質改善のアドバイス希望

専門医Q&A 漢方・鍼灸

体質改善のアドバイス希望

2012.10.2

あとで読む

春薫さん(40歳)

高プロ&抗核抗体値高&筋腫持ちです。
薬を服用して治療に臨んでますが、
良い結果につながりません。
卵子の老化等も気になります。
子宮内環境を良くするために効果的なものはありますか?


お話を伺った先生のご紹介

鈴木康弘 先生 (くすり天龍堂)


営業時間内で、お客様のご都合のよい時間帯にご来店ください。私の顔を見たら、「ご相談なんですが・・・」とおっしゃるだけで結構です。あとは私が対応いたします。

特に予約制はとっておりませんので、ご来店順にご相談へと入ります。子宝相談の場合には、あれば基礎体温表、婦人科での検査結果を持参ください。

当店の目標は、お母さんとなるお客様の体質を高める事です。日頃の不快な症状が消えていくことが良い兆候といえます。

*当店のHP「子宝相談」をよくご覧になってからご来店ください



≫ くすり天龍堂

婦人病・免疫疾患を抱えて不妊治療しているが結果に結びつかない春薫さん。
東洋医学的に子宮環境を良くして幸運を引き寄せたいのですね。
漢方では体内を「気血水」で満たし、スムーズにめぐっているのを健康と考えます。

気のとどこおり(気滞)からおこる症状は、高温期中の下落、PMS(精神不安・食欲不安定・便秘・腹部脹満)、HPRL(高プロラクチン血症)、胸の張りです。
血のとどこおり(血瘀)は、低温期に体温が下がらない・その後上昇、生理痛、婦人病各種、着床障害、のぼせ。
水のとどこおり(痰飲)は、腰がだるい、浮腫みなどです。
免疫疾患と卵巣嚢腫・子宮内ポリープは痰飲の絡むことが多いようです。
「気血水」が体に不足している場合を虚証といいますが、春薫さんは血虚証と腎虚証が見られます。
月経量が少ない、めまい・立ちくらみが血虚証で、基礎体温で温度差が少ない、足腰のだるさや冷えなどが腎虚証です。
これらから気滞と瘀血が原因のようです。
体内の流れが良くないことがわかったのではないでしょうか。

もちろん流れが悪くなるのは、それなりの理由があるのです。
理由はいくつかありますが、春薫さんの場合は体内の虚に乗じて、外因(風・寒・湿)、内因(ストレス)、食毒などの病因が入ってきています。
これは体の弱り、すなわち体のウロに病因が入って、めぐりをとどこおらせ、偏った体質を形成するのです。
体内の過剰な部分、不足している部分が複雑に絡み合った場合の養生法ですが、体内のめぐりの悪さは年齢や体力不足から来ているので、規則正しい生活をした上で無理のない運動を持続していくことが大切です。
よく休みよく動くというメリハリのある生活が求められます。
漢方薬の得意分野は補うことです。春薫さんには栄養をつける補血薬と体をイキイキさせる補腎薬がおすすめ。
その上で血をサラサラにする駆瘀血薬、気のめぐりを良くする理気薬や疏肝薬が効果的だと思います。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top