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高年齢ですが、着床しやすくなる方法はありますか?

専門医Q&A 漢方・鍼灸

高年齢ですが、着床しやすくなる方法はありますか?

2013.12.19

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JINEKO事務局さん(13歳)

アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。

【ひまわりさん(43歳)】
高年齢で受精卵の問題だとは思いますが、漢方や鍼灸によって着床しやすくなる方法はありますか?

主な症状
・高プロラクチン血症である
・卵や子宮内膜の条件が良くても着床しにくい
・肌は脂性で吹き出物がでやすい
・寝不足の日が多い
・めまいや立ちくらみをおこしやすい
・足腰のだるさや冷えを感じる
・稽留流産したことがある


お話を伺った先生のご紹介

河村拓躬 先生 (鍼灸 たくみ堂)


不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。

・卵巣機能回復処置法
卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。
・免疫機能強化処置法
自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。
・血流促進処置法
腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。
・内分泌系調整処置法
各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。
・自律神経調整処置法
交感神経と、副交感神経の働きを調整する。

以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。



≫ 鍼灸 たくみ堂

妊娠が継続し、出産へと導くためには子宮、卵巣がしっかりと働いていることが第一条件です。
しかし子宮も卵巣も単独で働くわけではありません。
そのほかの内臓や自律神経などもしっかり働くことで、子宮や卵巣はともに活性化し、妊娠、出産という安定した母体が作られるのです。
鍼灸治療は表面的な症状だけにとらわれることなく、体全体を整えていく治療なので、結果として子宮、卵巣を含む内臓全体の働きを強化できるのです。

ひまわりさんの場合、不眠や寝不足・冷えが高プロラクチン血症などのホルモン分泌の障害の一因になってしまっているように思います。
冷えをとり自律神経を整えれば上手にリラックスできるようになり、不眠や寝不足も改善するでしょう。
そうなれば内臓も活性化し肌荒れやだるさなどの症状も改善していくと思われます。
子宮内膜や卵の条件が良いのに着床しにくいことがあるとのこと。
それも冷えや寝不足・体のだるさなどを解決して根本的に体調を良くすることが、着床を安定させるためには大切なのです。

当院では体質改善、母体の体調管理には週に1回の鍼治療をおすすめしています。
また、家庭でできる簡単な手当や食事のアドバイスも行い、これらを、併用していただくことで鍼の効果を持続させます。
受精卵はご夫婦二人の共同作業ですので、奥様だけでなく旦那様も鍼治療を行うことで、ストレスに左右されやすい精子の改善も期待できますし、受精卵の質が良くなる方もいます。
奥様は月経痛や月経の状態が良くなったり、AMH値が改善さる方もいます。
とくに体外受精をされている方の場合、移植日を含めた3日以内の鍼治療をおすすめしています。
移植前はホルモンや内膜を調整して受精卵の受け入れ態勢の準備をし、移植後には子宮への血流をより活発にすることで着床をうながします。
不妊治療中は、悩みを一人で抱え込んでしまったり、なかなか前に進まない状況にストレスを感じてしまうこともあるかと思います。
病院での治療内容などを含めた相談が、安心してできる鍼灸院を選びましょう。


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